《魔法士》とは? わかりやすく解説

《魔法士》

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 05:03 UTC 版)

ウィザーズ・ブレイン」の記事における「《魔法士》」の解説

《魔法士》とは、脳内に“I-ブレイン”を保有し《情報制御理論》基づいて情報の海》に干渉し魔法》を行使出来る者を指す。正式名称はウィッテン・ザイン型《情報制御能力者I-ブレイン性能にもよるが、1人の《魔法士》がI-ブレイン持たない一般兵数十人から数千人にも匹敵する、貴重で脅威的な戦力である。 《魔法士》たちが使う《魔法》には、“炎や氷の矢投げつける”“常人はるかに上回る身体能力発揮する”“物質生き物のように動き回り襲いかかる”などがあり多種多様である。ただし、《魔法士》の《情報制御》は電磁場乱れ極端に弱いため、対《魔法士》用兵器であるノイズメイカーを使用することで《魔法》の発動阻害できる。 1人の《魔法士》が使える魔法》は、その《魔法士》が持つI-ブレイン左右されるI-ブレイン原則として特定の物理法則物理定数)のみを書き換える”ため、I-ブレインが“どの物理定数書き換えるか”によって使える魔法》は限られており、本質的に決まった系統の《魔法》しか使えない”うえに、これを後天的変更することはできない。すなわち、“炎や氷を生み出す《魔法士》”は超人的な身体能力発揮した物体生き物のように操ったりはできず、“超人的な身体能力発揮する《魔法士》”は炎や氷を生み出した物体生き物のように操ったりはできず、“物体生き物のように操る《魔法士》”は超人的な身体能力発揮したり炎や氷を生み出したりはできない唯一の例外は、あらゆる物理法則物理定数)を書き換えることが可能なI-ブレイン持ち主だが、彼らのI-ブレインにも限界があり、全ての魔法》を無条件使えるわけではない。また重力制御のように、異な系統の《魔法》ながら(原理異なるが)同等効果を持つ場合もある。 なお同じタイプI-ブレインでも(生体コンピュータであり成長偶然に頼る部分も多いため)個々性能には差があり、そのため《魔法士》は性能によってランク分けされている。最高ランクの《魔法士》は第一級ランク1カテゴリーA、A級)と呼ばれ、以下第二級ランク2、カテゴリーBB級)、第三級ランク3、カテゴリーCC級)の存在確認できるランクによる性能差は著しく基本的にB級《魔法士》がA級《魔法士》に勝利することは難しい。しかし、《魔法士》同士戦闘性能優劣よりも経験戦略ブラフ相性物を言う場合多く戦闘経験豊富なA級《魔法士》一人数人のA級《魔法士》を相手にしたり、B級《魔法士》がA級《魔法士》と一対一対抗することも可能。 使える魔法》の系統決まっているため、《魔法士》はいくつかのタイプ分かれている。主なタイプは、それぞれ〈炎使い〉〈騎士〉〈人形使い〉呼ばれる3種で、作成もこの3種多く大戦前に数千単位で、2198年現在でも大戦後作成された《魔法士》を含めて数百程度存在するとされるまた、この3種以外の特殊な魔法系統使える規格外」の《魔法士》も存在しているが、その数は系統ごとに1人から数人程度と、ごく少数である。ただし、作中で「規格外とされる《魔法士》の多くは“意図的に作られたものの、様々な理由稀少存在のため「規格外」とされている”だけであり(〈悪魔使い〉〈龍使い〉〈光使い〉未登場電磁場制御能力者など)、“意図せず偶発的に誕生した真の意味で「規格外」”の《魔法士》は、ヴァーミリオンCDヘイズとウィザーズ・ブレイン・ファクトリー出身者のみと言える。 《魔法士》のタイプによっては、その特性最大限生かすため、特性応じた外部補助デバイス用いる。〈騎士〉騎士剣〈人形使い〉の特殊金属メルクリウス〈龍使い〉黒の水〈光使い〉D3などである。 彼らの使う《魔法》の正体は、I-ブレイン内で動作する情報制御》を行なうコンピュータ・プログラム(=アプリケーションソフトウェア)である。I-ブレイン構造により最適なプログラム異なるうえ、《魔法》を保存するにも動作させるにも膨大なI-ブレイン容量必要なため、原則として複数の《魔法》を同時に使用できない複数の《魔法》を保存し動作させようとしてもI-ブレイン容量追いつかず、無理に動作させても実用に耐えない中途半端な性能の《魔法になってしまう。なお《魔法》はコンピュータ・プログラムであるという性質から、後天的なアップデートコピーも(理論上は)可能。〈悪魔使い〉《基礎領域》持たないことで、通常の《魔法士》の数倍以上のI-ブレイン容量確保している。しかし使える魔法》は簡単にいうと劣化コピーであり、あくまでも仮想的に動かす”エミュレーションであるため、その《魔法系統特化したA級《魔法士》に比べる個々精度威力は劣る。ただしそれを上回る選択肢多さから、戦術組み立てかた次第相手凌駕することもでき、決し総合的に劣る訳ではない。 元々は、大戦前のシティエネルギー源である太陽光核融合のうち、核融合燃料資源の枯渇に伴い、《情報制御》によってエネルギー問題解決すべく西暦2183年実用化された技術である。西暦2180年代後半には様々なタイプの《魔法士》の研究がされたが、エネルギー問題解決を見る前に第三次世界大戦勃発し、《魔法士》研究軍事目的へと傾倒していった。 以下では各規格について紹介する。なお、物語は「規格外の《魔法士》」を中心に展開されている。

※この「《魔法士》」の解説は、「ウィザーズ・ブレイン」の解説の一部です。
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