《手芒豆》の正しい読み方
「手芒豆」の正しい読み方
手芒豆は(てぼうまめ)と読む。ただし手芒(てぼまめ)と読むこともあり、その違いは明確にはされていない。口語で省略された場合や、訛りによって読み方が変わっている可能性がある。また、豆を省略して手芒(てぼう)とだけ書かれることもある。漢字についても表記は二通りあり、手芒豆と手亡豆がある。「手芒豆」の意味解説
手芒豆は真っ白な小粒のいんげん豆である。日常的に料理の材料として使う国もあるが、日本ではその美しい色を活かし主に和菓子の餡子の材料として使われている。主な産地は北海道で、栽培の始まりも明治時代の北海道の十勝である。大正時代以降は生産地が広がり、網走や上川地方でも栽培されるようになった。普及したての頃は粒の大きさにより大手芒、中手芒、小手芒と名付けられ差別化されていたが、今では大粒豆が主流となっている。大粒種の主な品種として「姫手芒」「雪手芒」「絹てぼう」「銀手芒」などが挙げられる。主な成分はタンパク質と炭水化物だが、食物繊維やカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンB2も豊富に含まれており、肌を健康に保ち、腸内環境の改善も期待できる食材である。
なぜ「手芒豆」と読むのか・理由
手芒豆の名称の由来は諸説あるが、栽培時に手竹(てだけ)と呼ばれる竹の支柱を必要としない半蔓性の品種だったから(手が必要ない=手亡(てぼう))と読む説が通説となっている。しかし支柱を必要としない品種は当時から手芒豆以外にも存在し、その多くは「〇〇手無(てなし)」と名付けられていた。つまり、支柱を必要としない品種は「手無」と表現する事例が多くあるにも関わらず、手芒豆はなぜ手無ではなく手芒になったのか。というように、手芒豆の名称は通説である栽培方法以外の理由も考察されている。「手芒豆」の類語・用例・例文
手芒豆の類語として、似た品種である「大福豆」「白金時豆」などの白いインゲン豆がある。これらを総称して「白インゲン豆」とも呼ぶ。例文としては、「手芒豆は食物繊維、ビタミン、鉄などといったミネラルを豊富に含んでいる」「手芒豆を使った白あん」など、食材としての紹介や、和菓子などの材料に含まれた場合に使われる。「手芒豆」の英語用例・例文
手芒豆は英語だと「Tebo Bean」、「White (Kidney) Bean」と呼ばれる。「Tebo Bean」は白インゲン豆という大まかなくくりではなく、品種について説明できるためより正確ではあるが、「White (Kidney) Bean」という総称である白インゲン豆のほうが国際的には通じやすい。英語での例文は“I like Tebo bean paste made with hand-rolled beans.”(私は手芒豆を使った白あんが好きだ。)や“White kidney beans are easy to eat with a light, unctuous taste.”(白インゲン豆はさっぱりとしたクセの無い味で食べやすい。)である。《手芒豆》の正しい読み方
「手芒豆」の正しい読み方
「手芒豆」の正しい読み方は、「てぼうまめ」である。「手芒豆」の意味解説
「手芒豆」は、白いインゲン豆の一種である。ツタを伸ばして成長するインゲン豆は、支柱がなければ成長することができない。しかし、「手芒豆」は支柱を必要とせずに成長できる。そして、インゲン豆を成長させるための支柱は、「手竹(てだけ)」と呼ばれる。その手竹の存在を必要としないという意味で「手亡」の字が当てられ、「亡」の部分に草冠が付いて「芒」に変化する形で「手芒豆」となった。なぜ「てぼうまめ」「てぼまめ」と読むのか・理由
「手芒豆」の「手」を「て」と読むのは、「手竹(てだけ)」が元になっているからである。「手竹」の「手」の部分をそのまま使用している形であるので、読みも変わらず「て」が採用されている。そして、品種を指す場合、「豆」は「まめ」と読むため、「手芒豆」の読み方は「てぼうまめ」となる。「てぼまめ」という読み方は、「てぼうまめ」が訛って短縮されている形である。「手芒豆」の類語・用例・例文
「手芒豆」は主に、インゲン豆の白い品種を指す場合に使用する。例文にすると、「手芒豆を使用した新しい菓子作りに挑戦してみる」「この白い餡にはおそらく手芒豆が使用されている」「大量にもらった手芒豆の使い方を考えている」といった形だ。手芒豆はその白い見た目から、和菓子で使う白餡の材料として用いられることが多い。そして、「手芒豆」の類語としては、「手亡豆」が挙げられる。基本的に手芒豆と手亡豆は、漢字の表記が異なるだけで、同義の言葉である。ただ、場合によっては、「手亡豆」の中の、粒が比較的大きいものを「大福豆」、小さいものを「手芒豆」と区別することがある。また、手芒豆を含めたインゲン豆の別名である「三度豆」や、サイズの大きな手芒豆を指す「大手亡」といった類語もある。
「手芒豆」の英語用例・例文
「手芒豆」は豆の品種であるため、英語だと、「手芒」の部分はローマ字にして「tebo bean」と表現することとなる。また、見た目の特徴から、「white bean」と表現する場合もある。- 《手芒豆》の正しい読み方のページへのリンク