品種について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 03:22 UTC 版)
この類は洋ランとして古くから栽培されてきたもので、四大洋ランの一つとされてきた。またメリクロン法等の栽培技術も最初はこの属のもので行われたものである。この類は日本での人気が高く、品種改良も欧米をしのぐほどの育種や栽培技術の進歩が行われている。日本では最もポピュラーな洋ランであり、現在では出荷量ではコチョウランが最も多いが、1990年代まではこの類が最も多かった。2010年代現在でも、年末には贈答用に多量の鉢物が出回る。 多くの品種があり、それらを大きく区別するような、明快な類型は少ない。 一つの類型は大型種と呼ばれるものである。これはインドなどを原産とする種の交配で生まれた大輪の種で、花茎は立ち上がり、先端がやや下垂するが、栽培下では直立させる。花弁は厚くてロウ質、花弁は幅広くやや抱えて咲く。色は黄色、白、ピンク系など。 中型種、小型種と呼ばれるのは上記の大型種にキンリョウヘンやシュンランなどを交配したもので、小型で栽培しやすい。 キャスケードタイプと呼ばれるのは、花茎が基部では斜めに出て、次第に曲がって大きく垂れ下がるものである。これは輸送が難しいなどの理由で販路に乗りにくく、普及が進んでいなかったが2010年代現在、次第に広く出回るようになってきた。 原種としては、以下のようなものがよく知られている。 C. insigne:インシグネ
※この「品種について」の解説は、「シンビジウム」の解説の一部です。
「品種について」を含む「シンビジウム」の記事については、「シンビジウム」の概要を参照ください。
品種について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 14:45 UTC 版)
「日本最古のりんごの木」の記事における「品種について」の解説
紅絞(英語名:Fameuse) 原産地は未詳とされるが、フランスリンゴの実生の可能性が高いといわれる。日本への導入は1871年(明治4年)のことで、開拓使がアメリカ合衆国とフランスから導入した。津軽地方では「タマカン」とも呼ばれ、かつては広く栽培されていた。「タマカン」は「玉簪(たまかんざし)」を簡略化した言葉であり、この品種を初めて見た人々が「玉簪の珊瑚玉のように赤く美しい」と感じたことから呼ばれるようになったという。収穫期は10月の上旬から中旬で、切断面の果肉は真っ白である。カナダ・オンタリオ州でジョン・マッキントッシュによって発見され、1870年(明治3年)に品種として発表された「旭」(あさひ、英語名:Macintosh Red)は、紅絞の実生と推定されている。 祝(英語名:American Summer Pearmain) アメリカ合衆国原産。日本への導入は、紅絞と同年のことであった。津軽地方では「ダイナカ」(大中)とも呼ばれるが、これはこの品種の栽培に初成功した元弘前藩士の大道寺繁禎の名に由来し、「大道寺中手」を省略したものである。南部地方では「なるこ」や「なりこ」とも呼ばれていた。この品種は日本各地で広く栽培され、「ダイナカ」や「なるこ」などの他にも栽培地ごとにまちまちな名称で呼んでいたため、1900年(明治33年)に「祝」という名称に統一された。この名は、前年に行われた皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)と九条節子(後の貞明皇后)成婚の慶事にあやかったものだった。津軽地方での本来の旬は8月下旬だが、8月早々から売り出されている。「花祝」(別名、キング祝)の交配親でもある。
※この「品種について」の解説は、「日本最古のりんごの木」の解説の一部です。
「品種について」を含む「日本最古のりんごの木」の記事については、「日本最古のりんごの木」の概要を参照ください。
- 品種についてのページへのリンク