洋ランとして
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洋ランとして栽培され、四大洋ランには含めないものの、ファレノプシスとともに重要なものとされる。ただし、大柄でしかも年間を通して高温多湿を要求するため、日本本土で栽培する場合は本格的な温室で行うのが望ましく、一部小型種をのぞいては家庭での栽培は難しい。一方でフィリピン等の熱帯湿潤な環境では特に何も世話をしないでも育つ。 本種の特徴として培養土などを一切使わない栽培が行われる。 通常の植物を鉢植えする場合、腐植土などを用いて鉢の中に根を埋め込む。しかしラン科植物の場合、特に着生種を栽培する場合、根が通気を要求し、過剰な肥料分を好まないため、肥料分が少なくて通気のよい素材を培養土として用いる。バンダ類の場合はこれが極端であり、バスケット栽培と呼ばれる特殊な栽培法を用いる。 これは木枠だけの籠状のものにそれ以外は何も入れず直接に植物を入れ、根を籠目に通して固定するだけというものである。この状態で通気のよいところにぶら下げ、適宜水を与える。植え替えの際も籠から出して枯れた根や茎を整理し、新たな籠に入れるだけである。施肥をする場合はゆっくり水に溶けるような肥料を袋に入れ、茎に結びつけておく。
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洋ランとして
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「デンドロビウム・ノビル」の記事における「洋ランとして」の解説
この種は洋ランとして古くから栽培された。牧野は本種を『温室にもっとも普通に栽培する』植物であると記している。耐寒性が強いため、無加温でも室内に囲えば栽培可能であり、また栽培そのものが容易であることから安価に出回り、バルブ付きの挿花としても出回った。開花させるには温室内に取り込む前に野外で冷気に当てる必要がある。 この種自身も栽培されるが、近縁種との交配により非常に多くの交配品種が作られ、それらはまとめてノビル系と呼称される。塚本他(1956)は、十数年前からデンファレ系の存在感が大きくなってはいるが、従来はデンドロビウムの交配種と言えば、この種に関わるものが大半であったと述べている。これについてはノビル系を参照。
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