“アメリカ”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 10:19 UTC 版)
ノーマン=ヒューム リカオン10号機のハンドラー。生まれつき足が不自由であるにもかかわらずリカオン隊のエースである。 この世を支配するものに対する憎悪を抱いている。かつて母親を愛人としてキャンピングカーに養っている親爺に面倒を見て貰いながら、活字中毒の母親と二人でルート15沿線に住んでいた。ある日、母親と二人きりの時に何者かに支配され、突然自我を失って気がつくと自分は血塗れのフォークを握っており、母親は死んでいたと話す。その後、何者かに支配され大勢の人間を殺害したらしい。 ファインマンは彼の行動を支配した何者かを「衝動」と呼び、人が人を殺そうとするメカニズムであり、これを克服することで人が死なない戦争が実現すると考え、犯罪者を特殊軍人として運用する部隊を考えたようである。 戦争を終わらせようとする名取の行動をこの世の支配と結びつけ、次第に苛立ちを感じて「衝動」に支配されるようになる。遂には何機ものリカオンを一人でコントロールし、この世を支配する資本家たち「マスクマン」を抹殺しようと行動を起こして自分たち犯罪者の思考を支配して来たマダム・ライラと賢者の静脈を破壊する。 最期は名取によって殺害される。この時、「俺は世界を救った。」と発言している。 ギャリー リカオン11号機のハンドラー。神経質そうな顔の男で、戦いに熱中するきらいがある。アカマツをして騎士道精神が無いと言わしめた。 ブラウン リカオン9号機のハンドラー。ゴリラのような厳つい顔立ちの男で、顔に違わず豪快な一面を見せる。 アカマツ リカオン隊の隊長。日系人。人類が死なない戦争という考えを信奉している。 ジュリエッタ=ビアンキ 未来の出来事を予想できるという超能力を持つヒスパニック系の少女。アンチ=ニュートン社の近未来眺望戦略室の一室で暮らし、超能力を軍事利用に協力している。 日本の横田基地にいたことがあり、その当時に夏目と出会い、互いに微かな恋心を抱いていた。 膨大な情報を処理する「賢者の静脈」と呼ばれるシステムに介入できる。コンタクトレンズのような道具を使って他の登場人物は賢者の静脈にアクセスできるが、この時、閲覧する情報は彼女によって調節されている。これは常人では賢者の静脈の情報量に耐えられないからだと推察できる。ファインマンは、これを賢者の静脈を介して人類の未来を見せてくれると評した。 最期はマダム・ライラの殺害を図ったが、マダム・ライラによって思考汚染された中国兵によって殺害される。この時、夏目と再開しており、次に二人が再開する時に二人は死ぬという未来を予知していたが、夏目は生き残っている。 ファインマン博士 アンチ=ニュートン社の研究室にいる博士で、半重力マシンやリカオンを開発してきた天才。白目になることが多い。 人が死なない戦争を掲げ、その目的として人の頭をいじることを挙げる。これを最初、四方田は彼が兵器を作ったのは人が死ぬ戦争が楽しいものではないと人々に認識させるためと表現した。しかし実は賢者の静脈や思考通信など人間の思考に直接干渉する技術が存在し、本格的に人の思考を変革させるつもりだったことが分かる。このため人を殺そうとする「衝動」を抑えることが彼の目的であり、犯罪者を使った兵器は人権を奪われた犯罪者なら人が死ぬ戦争ではないという詭弁ではなく、「衝動」をコントロールしようという実験だった。 最期は「衝動」に支配されたノーマン=ヒュームによって殺害されたらしい描写がある。 ライラ・ランドール 通称「マダム・ライラ」。10歳の息子を殺して人権を剥奪された犯罪者。アンチ=ニュートン社の「賢者の静脈」と呼ばれるシステムを構成する生体ユニット。 賢者の静脈はライラと3人の生体ユニットからなり、あらゆる端末に侵入でき、膨大な情報を処理できる。また接続する人間の思考をある方向に収束させることができる。千年屋は思考通信は言葉にできない概念さえも相手に伝えることができ、国家という概念さえもなくなると考えた。中国はこれを思考通信と呼び、人間の頭に異常を起こす手段として思考汚染と呼んだ。ファインマンは人が死なない戦争を実現する上でこのシステムを利用してきたが、人が人を殺そうとする「衝動」だけはコントロールできなかったらしい。 実は物語の当初から名取の思考に働きかけていた。その理由は福神が人を傷つけない、人を助ける兵器だと考えていたからであり、生体ユニットとなってからも自分を助けてくれる者を求めていたと名取は推測した。またファインマンが福神隊に興味を持ったのもこのシステムの働きだったことが分かる。 最期は思考通信に使う「マスク」を被った富裕層、通称「マスクマン」たちと共に利権を貪る邪悪な資本家を敵視するノーマン=ヒュームによって彼ら共々殺害された。
※この「“アメリカ”」の解説は、「機動旅団八福神」の解説の一部です。
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