高田寛 (参議院議員) 高田寛 (参議院議員)の概要

高田寛 (参議院議員)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 08:52 UTC 版)

経歴

1922年東京帝国大学法学部政治学科を卒業[4]アメリカ合衆国ドイツに留学[4]。1922年、鉄道省に入省。戦前から戦中にかけて、小郡駅長、鉄道局副参事、名古屋鉄道局運輸旅客掛長、逓信局事務官、鉄道省事務官、東京鉄道局長、国際観光局長などを歴任した[4][2]

1947年第1回参議院議員通常選挙において全国区で当選し、緑風会に所属して1953年まで1期を務めた[2]。在任中には、参議院議院運営委員会委員長も務めた。また、参議院議員当時から日本交通公社理事長を務め[5]、後には会長を務めたが[6]造船疑獄に関わって贈賄で逮捕され[7]1959年9月21日に東京地方裁判所において懲役4か月執行猶予1年の有罪判決を受けた[8]

その後も、1959年大利根カントリークラブの初代社長となるなど[9]、要職を歴任した。

1974年11月に、勲三等旭日中綬章を受章した[3]

脚注

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参考文献

  • 『読売年鑑 昭和28年版』読売新聞社、1952年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』1990年。
議会
先代:
梅原真隆
参議院議院運営委員長
1949年 - 1950年
次代:
竹下豊次

  1. ^ 『読売年鑑 昭和28年版』433頁。
  2. ^ a b c “(訃報)高田 寛 氏”. 朝日新聞・東京朝刊: p. 23. (1979年5月5日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  3. ^ a b “(訃報)高田 寛 氏”. 読売新聞・朝刊: p. 23. (1979年5月5日)  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  4. ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』346頁。
  5. ^ 鈴木忠義人間の「喜び」と「生きがい」を生む観光地づくり (特集 観光地づくりの本質を探る : 観光まちづくりの「心」とは) (PDF) 」 『観光文化』第36巻第5号、日本交通公社、2012年、 2-7頁、2013年9月22日閲覧。:図1 (p.3) =出典は、「東京都総務局観光課「観光の理論と実際」(第1回観光講座全集)昭和24年発行」
  6. ^ 衆議院会議録情報 第016回国会 決算委員会 第23号”. 国立国会図書館. 2013年9月22日閲覧。
  7. ^ 衆議院会議録情報 第019回国会 本会議 第30号”. 国立国会図書館. 2013年9月22日閲覧。
  8. ^ “造船疑獄 山下、名村グループ 判決十一被告に懲役 執行猶予 五年ぶり、四人だけ無罪”. 読売新聞・夕刊: p. 5. (1959年9月21日)  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  9. ^ 田野辺薫. “田野辺薫の名コースめぐり 第33回 大利根カントリークラブ”. 桜ゴルフ. 2013年9月22日閲覧。


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