マーク・ウェバー 経歴年表

マーク・ウェバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 05:19 UTC 版)

経歴年表

  • 1994年 オーストラリアFormula Ford参戦
  • 1995年 イギリスFormula Ford参戦
  • 1996年 イギリスFormula Ford参戦、フェスティバル優勝
  • 1997年 イギリスF3参戦(チーム:Alan Docking Racing)、マルボーロ・マスターズ3位
  • 1998年 FIA-GT参戦(チーム:AMG Mercedes) 5勝、シリーズ3位
  • 1999年 ル・マン24時間レース参戦(チーム:AMG Mercedes)(マシン:メルセデスCLR-GT1)
アクシデントにより決勝出走せず。アロウズF1をテストドライブ
  • 2000年 国際F3000参戦(チーム:European Arrows)(マシン:Lola B99/50) 1勝・21ポイント・総合3位、ベネトンF1をテストドライブ
  • 2001年 国際F3000参戦(チーム:Super Nova)(マシン:Lola B99/50) 3勝・39ポイント・総合2位、ベネトンF1公式テストドライバーを務める

レース戦績

イギリス・フォーミュラ3選手権

チーム エンジン クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 順位 ポイント
1997年 アラン・ドッキング・レーシング 無限 A DON
1

6
SIL
1

6
THR
1
Ret
BRH
1

1
SIL
1

8
CRO
1

4
OUL
1

8
SIL
1

2
PEM
1

4
PEM
2
3
DON
1

4
SNE
1
Ret
SNE
2
6
SPA
1

4
SIL
1

3
THR
1
7
4位 131

FIA GT選手権

チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 順位 ポイント
1998年 AMG-メルセデス メルセデス・ベンツ・CLK-GTR GT1 OSC
3
SIL
1
2位 69
メルセデス・ベンツ・CLK-LM HOC
1
DIJ
11
HUN
1
SUZ
1
DON
1
A1R
2
HMS
4
LAG
2

国際F3000選手権

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 順位 ポイント
2000年 ヨーロピアン・アロウズ F3000 IMO
3
SIL
1
CAT
Ret
NÜR
Ret
MON
Ret
MAG
16
A1R
4
HOC
3
HUN
9
SPA
16
3位 21
2001年 スーパーノヴァ・レーシング INT
7
IMO
1
CAT
Ret
A1R
7
MON
1
NÜR
2
MAG
1
SIL
4
HOC
Ret
HUN
Ret
SPA
Ret
MNZ
Ret
2位 39

F1

チーム  シャシー  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 WDC ポイント
2002年 ミナルディ PS02 AUS
5
MAL
Ret
BRA
11
SMR
11
ESP
DNS
AUT
12
MON
11
CAN
11
EUR
15
GBR
Ret
FRA
8
GER
Ret
HUN
16
BEL
Ret
ITA
Ret
USA
Ret
JPN
10
16位 2
2003年 ジャガー R4 AUS
Ret
MAL
Ret
BRA
9
SMR
Ret
ESP
7
AUT
7
MON
Ret
CAN
7
EUR
6
FRA
6
GBR
14
GER
11
HUN
6
ITA
7
USA
Ret
JPN
11
10位 17
2004年 R5 AUS
Ret
MAL
Ret
BHR
8
SMR
13
ESP
12
MON
Ret
EUR
7
CAN
Ret
USA
Ret
FRA
9
GBR
8
GER
6
HUN
10
BEL
Ret
ITA
9
CHN
10
JPN
Ret
BRA
Ret
13位 7
2005年 ウィリアムズ FW27 AUS
5
MAL
Ret
BHR
6
SMR
7
ESP
6
MON
3
EUR
Ret
CAN
5
USA
DNS
FRA
12
GBR
11
GER
Ret
HUN
7
TUR
Ret
ITA
14
BEL
4
BRA
Ret
JPN
4
CHN
7
10位 36
2006年 FW28 BHR
6
MAL
Ret
AUS
Ret
SMR
6
EUR
Ret
ESP
9
MON
Ret
GBR
Ret
CAN
12
USA
Ret
FRA
Ret
GER
Ret
HUN
Ret
TUR
10
ITA
10
CHN
8
JPN
Ret
BRA
Ret
14位 7
2007年 レッドブル RB3 AUS
13
MAL
10
BHR
Ret
ESP
Ret
MON
Ret
CAN
9
USA
7
FRA
12
GBR
Ret
EUR
3
HUN
9
TUR
Ret
ITA
9
BEL
7
JPN
Ret
CHN
10
BRA
Ret
12位 10
2008年 RB4 AUS
Ret
MAL
7
BHR
7
ESP
5
TUR
7
MON
4
CAN
12
FRA
6
GBR
10
GER
Ret
HUN
9
EUR
12
BEL
8
ITA
8
SIN
Ret
JPN
8
CHN
14
BRA
9
11位 21
2009年 RB5 AUS
12
MAL
6
CHN
2
BHR
11
ESP
3
MON
5
TUR
2
GBR
2
GER
1
HUN
3
EUR
9
BEL
9
ITA
Ret
SIN
Ret
JPN
17
BRA
1
ABU
2
4位 69.5
2010年 RB6 BHR
8
AUS
9
MAL
2
CHN
8
ESP
1
MON
1
TUR
3
CAN
5
EUR
Ret
GBR
1
GER
6
HUN
1
BEL
2
ITA
6
SIN
3
JPN
2
KOR
Ret
BRA
2
ABU
8
3位 242
2011年 RB7 AUS
5
MAL
4
CHN
3
TUR
2
ESP
4
MON
4
CAN
3
EUR
3
GBR
3
GER
3
HUN
5
BEL
2
ITA
Ret
SIN
3
JPN
4
KOR
3
IND
4
ABU
4
BRA
1
3位 258
2012年 RB8 AUS
4
MAL
4
CHN
4
BHR
4
ESP
11
MON
1
CAN
7
EUR
4
GBR
1
GER
8
HUN
8
BEL
6
ITA
Ret
SIN
11
JPN
9
KOR
2
IND
3
ABU
Ret
USA
Ret
BRA
4
6位 179
2013年 RB9 AUS
6
MAL
2
CHN
Ret
BHR
7
ESP
5
MON
3
CAN
4
GBR
2
GER
7
HUN
4
BEL
5
ITA
3
SIN
15†
KOR
Ret
JPN
2
IND
Ret
ABU
2
USA
3
BRA
2
3位 199

FIA 世界耐久選手権

チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
2014年 ポルシェ・チーム ポルシェ・919ハイブリッド LMP1 SIL
3
SPA
12
LMN
NC
COA
5
FSW
3
SHA
6
BHR
3
SÃO
Ret
9位 64.5
2015年 LMP1 SIL
Ret
SPA
3
LMN
2
NÜR
1
COA
1
FSW
1
SHA
1
BHR
5
1位 166
2016年 LMP1 SIL
Ret
SPA
26
LMN
10
NÜR
1
MEX
1
COA
1
FSW
3
SHA
1
BHR
3
4位 134.5

ル・マン24時間レース

チーム コ・ドライバー クラス 周回 総合順位 クラス順位
1998年 AMG-メルセデス ベルント・シュナイダー
クラウス・ルートヴィッヒ
メルセデス・ベンツ・CLK-LM GT1 19 DNF DNF
1999年 ジャン=マルク・グーノン
マルセル・ティーマン
メルセデス・ベンツ・CLR LMGTP 0 DNS DNS
2014年 ポルシェ・チーム ティモ・ベルンハルト
ブレンドン・ハートレイ
ポルシェ・919ハイブリッド LMP1-H 346 NC NC
2015年 ティモ・ベルンハルト
ブレンドン・ハートレイ
LMP1 394 2位 2位
2016年 ティモ・ベルンハルト
ブレンドン・ハートレイ
LMP1 346 13位 5位

人物

  • 身長は185cm[9]。そのためフジテレビF1中継では、ビッグオージーと呼ばれることもある。
  • ウェバーはイギリスのバッキンガムシャーのアストン・クリントンで恋人のアン・ニールと彼女の息子と共に住んでいる。
  • アンがイギリスでオープンしたレストランをサポートする形で、その共同経営に携わっている。
  • レッドブル時代のチーフディレクター、エイドリアン・ニューウェイによれば、チームメイトのベッテルがメカニカル面(タイヤ、サスペンション、エンジンのドライバビリティetc)のフィードバックに優れていたことに対してウェバーは(ニューウェイ自身が得意とする)空力面でのフィードバックに非常に優れたドライバーで、開発面において理想的なコンビネーションだったと評している。そのため、彼の引退は空力面の開発に於いて大きな損失であったと述べている。
  • キャリア132戦目となる2009年ドイツグランプリにて、キャリア初のポールポジション獲得からのポールトゥーウィンという形での初優勝は当時史上最も遅い記録[10][11]であった。そのうち、キャリアで最も遅い初優勝とポールポジション獲得いう記録に関しては、セルジオ・ペレスが前者はキャリア190戦目となる2020年サヒールグランプリにて初優勝を果たし[10]、後者は216戦目となる2022年サウジアラビアグランプリで初ポールポジションを獲得したため、その二つに関してはペレスに移っている。ただし、ポールトゥーウィンに関してはペレスがそのレースで優勝できなかったため、以降もウェバーが保持する形となっていたが、2022年イギリスグランプリにてカルロス・サインツJr.がキャリア150戦目でポールトゥーウィンを達成したため、キャリアで最も遅いポールトゥーウィン達成の記録もウェバーからサインツに移っている。
  • 2007年の日本グランプリの際、直前に食べた寿司に当たって食中毒を起こした中でのレースを強いられたためか、それ以来しばらくは日本に対して苦手意識を持っており、2008年8月、ITV-F1のインタビュー[12]において、「無くなってほしいグランプリは?」との質問に「日本」、さらに「鈴鹿か富士かを問わず、とにかく日本」と答えている。そのため反日家という印象を受けがちだが、実際には山本左近が提案した東日本大震災復興支援のビデオに協力したり、ジェンソン・バトンらとプロ野球観戦を満喫したりするなど、日本という国自体が嫌いという発言・態度を取った事実はない。また2009年の日本グランプリ直前の日本メディアの取材で鈴鹿サーキットについては「男を決めるサーキット」と言っているほか、この年の日本GPでファステストラップを記録して以降は苦手意識を見せなくなり、1年後には「待ち遠しくて仕方がない」と話している。
  • レース中の無線があまりスポットされない。川井一仁の話によれば、レース以外のテレビインタビューで放送禁止用語等を頻繁に発し、VTRを使えないようにするからである。
  • 2008年11月22日、母国オーストラリアで自らが主催するチャリティ・スポーツイベント「マーク・ウェバー・ピュア・タスマニア・チャレンジ」に参加中、自転車に乗っているところを4輪駆動車と接触する事故に遭った。オーストラリアの「ABCラジオ」により、ウェバーは足と腕を複雑骨折していると報道された。また、タスマニア警察のジョン・フォード巡査部長によると、その容態について「重傷だが命の危険はない」とのこと。
  • フジテレビF1中継でのニックネームは「南半球のジェームズ・ボンド」。
  • 前述のとおり、1999年ル・マン24時間プラクティス、2010年F1ヨーロッパGP(バレンシア)決勝で宙を舞う形のクラッシュを3度起こしている。
  • 日本GPではスタート後の2コーナーでロマン・グロージャンに追突され、この追突後もグロージャンはアクセルを踏み続けたためウェバーはスピンしコースアウト。ピットインを余儀なくされた。最終的には9位入賞したものの、グランプリ終了後のインタビューでウェバーはグロージャンを「1周目の頭のいかれたやつ」と強くグロージャンを批判した。1年後の日本GPでは逆に、双方共にトラブルやアクシデントがなくトップ争いをしたことから、「グロージャンは(ドライバーとして良い意味で)変わった」と評した。ただしその後も、グロージャンが原因でトラブルやアクシデントが起こった場合、グロージャンに苦言を呈することもある。

  1. ^ 過去16回(南コース改修後)の開催においてニュルブルクリンクでポール・トゥ・ウィンを達成したのは2004年のミハエル・シューマッハのみ。
  2. ^ FORMULA 1 (2019-07-24), Mark Webber's Dramatic Debut Win | 2009 German Grand Prix, https://www.youtube.com/watch?v=MRQsiM2a71A 2019年7月25日閲覧。 
  3. ^ また、ウェバーにとってはF1で初の連勝となった。
  4. ^ レッドブルの順位固定のチームオーダーの暗号
  5. ^ Watkins, Gary (2014年1月23日). “Webber to share Porsche 919 with Bernhard and Hartley”. オートスポーツ. Haymarket Press. 2014年2月3日閲覧。
  6. ^ インタビュアーとして活躍したOBドライバーたち Motorz 2017年9月19日、2018年11月13日閲覧。
  7. ^ 人物データオスカー・ピアストリ / Oscar Piastri FORMULA1-data.com 2023年1月21日
  8. ^ ウェーバー師匠の指導の下、F3王者に成長。豪州期待のピアストリをリカルドが称賛 Motorsport.com 2020年10月15日
  9. ^ Mark Webber Red Bull Racing Formula 1 Driver - Yahoo! Eurosport UK
  10. ^ a b 優勝レース数”. f1-data.jp. 2020年12月26日閲覧。
  11. ^ PPレース数”. f1-data.jp. 2020年12月26日閲覧。
  12. ^ Mark Webber on the spot Thursday, 28 August 2008 12:43


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