2010年シンガポールグランプリとは? わかりやすく解説

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2010年シンガポールグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 01:52 UTC 版)

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 2010年シンガポールグランプリ
レース詳細
日程 2010年シーズン第15戦
決勝開催日 9月26日
開催地 シンガポール市街地コース
シンガポール マリーナ・ベイ
コース長 5.073km
レース距離 61周(309.453km)
決勝日天候 晴れ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'45.390
ファステストラップ
ドライバー フェルナンド・アロンソ
タイム 1'47.976(Lap 58)
決勝順位
優勝
2位
3位

2010年シンガポールグランプリは、2010年F1世界選手権第15戦として、2010年9月26日シンガポール市街地コースで開催された。正式名称は2010 FORMULA 1 SingTel Singapore Grand Prix

コース改修

非常にバンピーな路面を一部再舗装し、ターン10のシケインを改善した。

予選

結果

順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3 Grid
1 8 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1'46.541 1'45.809 1'45.390 1
2 5 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 1'46.960 1'45.561 1'45.457 2
3 2 ルイス・ハミルトン マクラーレンメルセデス 1'48.296 1'46.042 1'45.571 3
4 1 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 1'48.032 1'46.490 1'45.944 4
5 6 マーク・ウェバー レッドブルルノー 1'47.088 1'45.908 1'45.977 5
6 9 ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズコスワース 1'48.183 1'47.019 1'46.236 6
7 4 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1'48.554 1'46.783 1'46.443 7
8 11 ロバート・クビサ ルノー 1'47.657 1'46.949 1'46.593 8
9 3 ミハエル・シューマッハ メルセデス 1'48.425 1'47.160 1'46.702 9
10 23 小林可夢偉 BMWザウバーフェラーリ 1'48.908 1'47.599 1'47.884 10
11 17 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソフェラーリ 1'48.127 1'47.666 11
12 12 ヴィタリー・ペトロフ ルノー 1'48.906 1'48.165 12
13 16 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソフェラーリ 1'49.063 1'48.502 13
14 22 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーフェラーリ 1'48.696 1'48.557 14
15 14 エイドリアン・スーティル フォースインディアメルセデス 1'48.496 1'48.961 15
16 15 ヴィタントニオ・リウッツィ フォースインディアメルセデス 1'48.998 1'48.961 16
17 10 ニコ・ヒュルケンベルグ ウィリアムズコスワース 1'47.984 1'47.674 17
18 24 ティモ・グロック ヴァージンコスワース 1'50.721 18
19 19 ヘイキ・コバライネン ロータスコスワース 1'50.915 19
20 25 ルーカス・ディ・グラッシ ヴァージンコスワース 1'51.107 20
21 18 ヤルノ・トゥルーリ ロータスコスワース 1'51.641 21
22 20 クリスチャン・クリエン HRTコスワース 1'52.946 22
23 21 ブルーノ・セナ HRTコスワース 1'54.174 23
24 7 フェリペ・マッサ フェラーリ Notime 24
  • No.10はギアボックスを交換により5グリッド降格

決勝

気温30℃、路面温度31℃。ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)は、ギアボックス交換のために5グリッド降格処分を受ける。また前日の予選で最後尾となっていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、9基目のエンジンを投入し、ギアボックスの交換も行った。ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)は、ピットスタートをした。

スタートでは、ポールポジションのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を抑えて首位をキープ。上位陣に大きな変化は無く、アロンソ、ベッテル、ハミルトン、バトン、ウェーバーと予選通りの順位で1周目を終える。 3周目に、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)がコース上にマシンを止め、セーフティカーが入る。

M.ウェバー(レッドブル)は序盤のピットストップが好走し、29週目以降にピットストップを行った他の上位陣のうち、ハミルトン、バトンのマクラーレン勢の前に出た。

32周目に小林可夢偉(ザウバー)が自身のミスにより、タイヤをパンクさせウォールにヒットしレースを終え、直後にブルーノ・セナ(ヒスパニアレーシング)も、小林に追突しかけてコース上にマシンを止めたため、2度目のセーフティカーが入った。

36周目にレースは再開される。 周回遅れのバージンのマシンを抜きあぐねたウェバーを、ハミルトンが抜きにかかった所、2台は接触する。ウェバーは走り続けたが、2009年に同グランプリを制したハミルトンは、無念のリタイアとなる。

この時点でポイント争いを繰り広げる上位陣は、アロンソ、ベッテル、ウェーバー、バトンの順となり、レースはそのままの順位でフィニッシュとなる。

レース終盤、ベッテルはアロンソに猛追し0.2秒差まで迫ったが、抜くことはできず、アロンソが3年目の同グランプリで、2年ぶり2度目、今季4勝目を飾った。

2位はベッテル、3位はウェバーのレッドブル勢、4位バトン、5位ニコ・ロズベルグ、6位バリチェロ、7位クビサ、8位スーティル、9位N.ヒュルケンベルグ、10位マッサがそれぞれポイントを獲得した。

ちなみにこのアロンソの優勝は、2004年ミハエル・シューマッハ以来6年ぶりのグランドスラム達成であった。

結果

順位 No ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 8 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 61 1:57'53.579 1 25
2 5 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 61 +0.293 2 18
3 6 マーク・ウェバー レッドブルルノー 61 +29.141 5 15
4 1 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 61 +30.384 4 12
5 4 ニコ・ロズベルグ メルセデス 61 +49.394 7 10
6 9 ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズコスワース 61 +56.101 6 8
7 11 ロバート・クビサ ルノー 61 +1'26.559 8 6
8 7 フェリペ・マッサ フェラーリ 61 +1'53.297 24 4
9 14 エイドリアン・スーティル フォースインディアメルセデス 61 +2'12.416 15 2
10 10 ニコ・ヒュルケンベルグ ウィリアムズコスワース 61 +2'12.791 17 1
11 12 ヴィタリー・ペトロフ ルノー 60 +1 Lap 12
12 17 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソフェラーリ 60 +1 Lap 11
13 3 ミハエル・シューマッハ メルセデス 60 +1 Lap 9
14 16 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソフェラーリ 60 +1 Lap 13
15 25 ルーカス・ディ・グラッシ ヴァージンコスワース 59 +2 Laps 20
16 19 ヘイキ・コバライネン ロータスコスワース 58 エンジン 19
Ret 24 ティモ・グロック ヴァージンコスワース 49 ハイドロリック 18
Ret 22 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーフェラーリ 36 接触 14
Ret 2 ルイス・ハミルトン マクラーレンメルセデス 35 接触 3
Ret 20 クリスチャン・クリエン HRTコスワース 31 ハイドロリック 22
Ret 23 小林可夢偉 BMWザウバーフェラーリ 30 クラッシュ 10
Ret 21 ブルーノ・セナ HRTコスワース 29 クラッシュ 23
Ret 18 ヤルノ・トゥルーリ ロータスコスワース 27 ハイドロリック 21
Ret 15 ヴィタントニオ・リウッツィ フォースインディアメルセデス 1 接触 16
  • No.14,No.10はシケインをショートカットし不当なアドバンテージを得たとして20秒加算のペナルティ

脚注

[脚注の使い方]


前戦
2010年イタリアグランプリ
FIA F1世界選手権
2010年シーズン
次戦
2010年日本グランプリ
前回開催
2009年シンガポールグランプリ
シンガポールグランプリ 次回開催
2011年シンガポールグランプリ



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