2014年アブダビグランプリとは? わかりやすく解説

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2014年アブダビグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:50 UTC 版)

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 2014年アブダビグランプリ
レース詳細
日程 2014年シーズン第19戦
決勝開催日 11月23日
開催地 ヤス・マリーナ・サーキット
アブダビ ヤス島
コース長 5.554km
レース距離 55周(305.470km)
決勝日天候 晴れ
ポールポジション
ドライバー
タイム 1:40.480
ファステストラップ
ドライバー ダニエル・リチャルド
タイム 1:44.496(Lap 50)
決勝順位
優勝
2位
3位

2014年アブダビグランプリは、2014年のF1世界選手権第19戦として、2014年11月23日ヤス・マリーナ・サーキットで開催された。

予選

展開

ニコ・ロズベルグがシーズン11回目のポールポジション。ハミルトンが2番手。ボッタス、マッサのウィリアムズ勢が2列目。なお、5、6番手のタイムを出していたレッドブルの2台はフロントウィングに違反があり、予選結果から除外された[1]

結果

Pos. No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3 Grid
1 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:41.308 1:41.459 1:40.480 1
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:41.207 1:40.920 1:40.866 2
3 77 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズメルセデス 1:42.346 1:41.376 1:41.025 3
4 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズメルセデス 1:41.475 1:41.144 1:41.119 4
5 26 ダニール・クビアト トロロッソルノー 1:42.302 1:42.082 1:41.908 5
6 22 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 1:42.137 1:41.875 1:41.964 6
7 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:42.439 1:42.168 1:42.236 7
8 14 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:42.467 1:41.940 1:42.866 8
9 20 ケビン・マグヌッセン マクラーレンメルセデス 1:42.104 1:42.198 9
10 25 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソルノー 1:42.413 1:42.207 10
11 11 セルジオ・ペレス フォースインディアメルセデス 1:42.654 1:42.239 11
12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディアメルセデス 1:42.444 1:42.384 12
13 99 エイドリアン・スーティル ザウバーフェラーリ 1:42.746 1:43.074 13
14 8 ロマン・グロージャン ロータスルノー 1:42.768 18
15 21 エステバン・グティエレス ザウバーフェラーリ 1:42.819 14
16 13 パストール・マルドナド ロータスルノー 1:42.860 15
17 10 小林可夢偉 ケータハムルノー 1:44.540 16
18 46 ウィル・スティーブンス ケータハムルノー 1:45.095 17
失格 3 ダニエル・リチャルド レッドブルルノー 1:42.204 1:41.692 1:41.267 PIT
失格 1 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 1:42.495 1:42.147 1:41.893 PIT

[2]

  • R.グロージャンは6機目のICE(内燃機関)使用により、10グリッド降格。さらにターボチャージャー、MGU-Hのふたつのコンポーネント新たに使用し、それぞれ5グリッドずつ降格[3]
  • S.ベッテルとD.リカルドはテクニカルレギュレーション違反により、予選除外。スチュワードの判断により、決勝出走を許可。フロントウイングを交換したため、ピットレーンスタート[3]

決勝

展開

決勝レースは気温26度、路面温度は32度のコンディションの下スタートが切られた。ポールシッターのロズベルグはスタートに失敗。それとは対照的にハミルトンは抜群のスタートでトップを奪った。その後、トップを奪われたロズベルグはハミルトンの前になすすべもなく、さらにはブレーキングミスからERSにトラブルが発生し、モーターによるパワーアシストを失ったロズベルグは次々と後続にかわされたが、ロズベルグは走行を続け、14位で終えた。一方のハミルトンも同様のトラブルを警戒し、ペースを落とす。これをチャンスとみたマッサは猛然と追い上げ、最大20秒近くあったその差を残り5周で5秒まで詰めたものの、ハミルトンもペースを上げて応戦。トップでチェッカーを受け、チャンピオン獲得に花を添えた。2位には終盤スーパーソフトタイヤで追い上げたマッサ、3位にはスタートで後退したボッタスが入り、ウィリアムズはダブル表彰台を獲得して、コンストラクターズランキング3位となり、昨年9位からの大躍進を果たした。ピットレーンからスタートしたリカルドは、終始安定したペースで、しかも鮮やかなオーバーテイクを繰り返して4位でフィニッシュし、躍進を象徴する走りでシーズンを締めくくった。5位はマクラーレンのバトンで、6、7位にはヒュルケンベルグ、ペレスのフォースインディア勢が入り、8位にはリカルド同様ピットスタートのベッテル。フェラーリの2台は9、10位で終え来年への課題を残した。またザウバー勢は15位と16位に終わり入賞を果たせなかったことで、参戦以来初めてノーポイントでシーズンを終えることとなった[1]

結果

Pos. No. ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア Grid Pts.
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 55 1:39:02.619 2 50
2 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズメルセデス 55 +2.576 4 36
3 77 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズメルセデス 55 +28.880 3 30
4 3 ダニエル・リチャルド レッドブルルノー 55 +37.237 PIT 24
5 22 ジェンソン・バトン マクラーレンメルセデス 55 +1:00.334 6 20
6 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディアメルセデス 55 +1:02.148 12 16
7 11 セルジオ・ペレス フォースインディアメルセデス 55 +1:11.060 11 12
8 1 セバスチャン・ベッテル レッドブルルノー 55 +1:12.045 PIT 8
9 14 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 55 +1:25.813 8 4
10 7 キミ・ライコネン フェラーリ 55 +1:27.820 7 2
11 20 ケビン・マグヌッセン マクラーレンメルセデス 55 +1:30.376 9
12 25 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソルノー 55 +1:31.947 10
13 8 ロマン・グロージャン ロータスルノー 54 +1 Laps 18
14 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 54 +1 Lap 1
15 21 エステバン・グティエレス ザウバーフェラーリ 54 +1 Lap 14
16 99 エイドリアン・スーティル ザウバーフェラーリ 54 +1 Lap 13
17 46 ウィル・スティーブンス ケータハムルノー 54 +1 Lap 17
Ret 10 小林可夢偉 ケータハムルノー 42 ブレーキ 16
Ret 13 パストール・マルドナド ロータスルノー 26 エンジン火災 15
Ret 26 ダニール・クビアト トロロッソルノー 14 電気系統 5

[3]

  • NO.27ヒュルケンベルグは決勝レース中に他車(NO.20マグヌッセン)をコース外に押しやったため5秒加算(ピットストップ時に消化)
  • NO.8グロージャンはプラクティス1以降、6機目のパワーユニットを使用したためグリッド20位分降格。消化しきれない16位分降格はレース開始3周以内のドライブスルーにより消化とみなす。グリッド・ペナルティ

このレースでは最終戦のダブルポイント制が適用され、得られるポイント数が通常の2倍となっている。なお2015年以降は最終戦でのダブルポイント制が廃止されたため最終戦のダブルポイント制が適用されたのはこのレースのみであった。

第19戦終了時点でのランキング

[4]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 鈴木賢志、高橋浩司「F1速報 2014年総集編」『F1速報』第26巻第1号、株式会社三栄書房、2015年2月5日、 166,168,192。
  2. ^ 【結果】F1第19戦アブダビGP予選/2014年11月22日(土)”. topnews.jp. 2018年12月16日閲覧。
  3. ^ a b c 【結果】F1第19戦アブダビGP決勝レース/2014年11月23日(日)”. topnews.jp. 2018年12月16日閲覧。
  4. ^ F1世界選手権 2014 / ランキング”. espnf1.com. 2018年12月16日閲覧。

関連項目


前戦
{{{前戦のグランプリ名}}}
FIA F1世界選手権
2014年シーズン
次戦
{{{次戦のグランプリ名}}}
前回開催
{{{前回のグランプリ名}}}
{{{開催グランプリ名}}} 次回開催
{{{次回のグランプリ名}}}



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