homologation
「homologation」の意味・「homologation」とは
「homologation」は、製品やシステムが特定の基準や規格を満たしていることを公式に認めるプロセスを指す英語の専門用語である。このプロセスは、製品の安全性や品質を保証するために行われ、特に自動車や電子機器などの製品において重要な役割を果たす。例えば、自動車の場合、ホモロゲーションは排ガス規制や安全基準などを満たしていることを証明するために行われる。「homologation」の発音・読み方
「homologation」の発音は、IPA表記では /ˌhɒmələˈɡeɪʃn/ となる。IPAのカタカナ読みでは「ホモラゲイション」、日本人が発音するカタカナ英語の読み方では「ホモロゲーション」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「homologation」の定義を英語で解説
「homologation」は、"The process of certifying or approving something to indicate that it meets regulatory standards and specifications"と定義される。これは、ある製品やシステムが規定された基準や仕様を満たしていることを証明または認定するプロセスを指す。「homologation」の類語
「homologation」の類語としては、「certification」、「approval」、「accreditation」などがある。これらの単語も、特定の基準や規格を満たしていることを公式に認めるプロセスを指す。「homologation」に関連する用語・表現
「homologation」に関連する用語としては、「standard」、「regulation」、「compliance」などがある。「standard」は基準や規格を、「regulation」は規制を、「compliance」はその基準や規制に準拠していることを指す。「homologation」の例文
1. The car has passed homologation.(その車はホモロゲーションを通過した。)2. Homologation is a necessary process for product safety.(ホモロゲーションは製品の安全性を確保するための必要なプロセスである。)
3. The company is seeking homologation for its new device.(その会社は新しいデバイスのホモロゲーションを求めている。)
4. The product failed to meet the homologation standards.(その製品はホモロゲーションの基準を満たせなかった。)
5. The homologation process can be lengthy and complex.(ホモロゲーションのプロセスは長く複雑なものであることがある。)
6. The homologation certificate is a proof of the product's quality.(ホモロゲーションの証明書は製品の品質の証明である。)
7. Without homologation, the product cannot be sold in the market.(ホモロゲーションがなければ、その製品は市場で販売することはできない。)
8. The new model is undergoing homologation.(新型はホモロゲーションの過程にある。)
9. Homologation ensures that the product meets the required standards.(ホモロゲーションは製品が必要な基準を満たしていることを保証する。)
10. The homologation process involves rigorous testing.(ホモロゲーションのプロセスには厳格なテストが含まれる。)
ホモロゲーション
FIAの公認レースに出場するために必要な、自動車の型式認定のこと。一定期間内に生産された台数、エンジンの排気量、車両の諸元、および改造の内容や交換パーツなどを届け出る。これらの申請作業は専ら自動車製造者のみで、例えばパーツメーカーが、自社のエアロパーツを公認取得して使用するといったことは許されていない。
ホモロゲーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 18:30 UTC 版)
ホモロゲーション(フランス語: Homologation、英語: Homologation、ギリシア語: ὁμολογέω)とは、ギリシャ語のhomologeoから得られた専門用語で「承認」、「認証」という意味である。一般的には「公認」と訳される。
モータースポーツ
動力輸送機[注釈 1]の競技団体が規定する使用可能な機材の承認である。競技者が搭乗する輸送機の承認の意で用いられることが多いが、取り付ける安全装置や競技者の装身具などもその対象である。
自動車では、国際自動車連盟 (Fédération Internationale de l'Automobile = FIA) が競技に使用できる車両を個別に承認する。フォーミュラカーやプロトタイプレーシングカーのようなレース専用車の場合は、規則と合致しているか、一定の安全基準を満たしているかで公認の可否が決まるが、量産車両[注釈 2]を用いる競技の場合はそれらに加え、最低生産数が設定されている。これは量産車・量産部品と呼べる資格のあるものであることを確認するためのものである。同一車種・部品が一定期間内に一定数以上生産されたことを製造者が申請する必要がある。そしてホモロゲーションを取得した後、仕様変更により承認書記載内容に合致しなくなる場合は変型 (variant) の追加承認を得なければ、変更後の車両を競技に使用することはできない。また製造者が改造部品を用意してこれが追加承認されれば、進化型 (evolution) として自由に使用できるようになる。承認の効力は、規則にもよるが量産終了したと判断される日から7〜8年が限度である[注釈 3]。これが過ぎた車両は参加できなくなるか、もしくは特定のエントリー枠でしか出場できなくなる[注釈 4]。
フォーミュラ1(F1)では、2014年から2016年にかけて、パワーユニット(エンジンとエネルギー回生ユニットをまとめた総称)の開発に一時「トークンシステム」を採用していた。ホモロゲーションを取得したパワーユニットに対し、仕様変更可能な部位と変更可能な回数に上限が定められ(変更のたびにトークンを消費する)、そのためパワーユニットの基本設計次第では、数年後までの優劣を決定してしまう場合もあった。
脚注
注釈
- ^ 自動車、自動二輪車、動力艇、飛行機など。
- ^ ツーリングカー、グランドツーリングカー、クロスカントリーカー、まれにスポーツカーも対象になることがある。その場合は最低生産台数の不要なスポーツカーを競技車両カテゴリーにプロトタイプ・スポーツカーとして分離設定される。
- ^ 1997年までは5年後、1974年までは4年後であった。1965年以前は明文化された失効規定がなかった。
- ^ グループT2車両の場合、ホモロゲーションが切れた場合は上位クラスのグループT1クラスでエントリーする。国際ラリーでは各国のASN枠でのみエントリーが可能となる。
出典
関連項目
ホモロゲーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:56 UTC 版)
車両の構造物・部品の多くは、運営からホモロゲーション(公認)を得た物でなければ使用できない。構造物・部品を新規に開発する場合は、そのたびに公認を取得する必要がある。ただし現代においては公認取得の回数は制限されている場合が多い。これは規模の大きいチームが資金力に物を言わせて開発を続々と進め、他の資金力で劣るチームたちがついていけなくなるような状況を避けるためであり、ひいては参戦コストを下げてチームの新規参入や継続的参戦を促すためである。この回数を制限されているホモロゲーションの取得の権利は、カテゴリによっては「ジョーカー」などと呼ばれている。一年間に複数回取得できるならまだいい方で、構造物や部位によっては、1回ホモロゲーションを取得したら数年に渡って使用しなければならない場合もある。トップカテゴリでは特にホモロゲーションの取得回数制限が厳しい傾向があり、基本設計のミス次第では以降数年間の優劣を決定してしまうこともある。 技術的に規則に合致していることはもちろんであるが、ツーリングカーやラリーのように市販車との関連性を重視する競技では、市場で最低数百ないし数千レベルで生産・販売されていることがホモロゲーション取得条件に設定されている。一見すると不利に見えるような市販車をベースにしているケースの多くは、この最低生産台数が理由である。
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