改造の内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 00:34 UTC 版)
「国鉄コキ60000形貨車」の記事における「改造の内容」の解説
最高速度 85 km/h ・12 ft コンテナ4個積のコキ5500形に対し、最高速度の向上(85 → 95 km/h)積載能力の増強(4個 → 5個)を施し、コキ50000形との互換性を最小限の改造で極力具備させる方針が採られた。改造に供されたコキ5500形は1967年(昭和42年) - 1970年(昭和45年)製の、台枠がコキ10000形と同一の仕様に改良されたグループ(コキ7000 - コキ8539)である。 台枠は台車より車端側の枕梁 - 端梁間を一旦切断し、予め製作した延長部材を挿入・溶接した。車体長は 2,100 mm 延伸され、コキ50000形と同一の 19,600 mm とされた。コンテナ緊締装置は 5 t (12 ft) 用のものを1組増設し、 12 ft コンテナを5個積載できる。車体塗色は赤3号(レンガ色)で、コキ5500形・コキ50000形と同一である。 ブレーキ装置は、コキ50000形と同様の3圧式 CL 方式(応荷重装置付自動空気ブレーキ)に変更された。配管やブレーキシリンダなど、ブレーキ系統の諸装置は新規製作品に交換され、最高速度 95 km/h での走行が可能となった。台車は種車の TR63F 形を整備して再用している。
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