ホットスポット
ホット‐スポット【hot spot】
読み方:ほっとすぽっと
1 紛争地域。また、危険な場所。犯罪の多発地帯。「空き巣の—」
2 人気のある場所。現在、注目されている施設や場所。流行の盛り場。
3 マントル内部の特別な高温部。マグマを発生し続け、その上で火山活動が起きていると考えられる場所。ハワイ島はその典型。
4 原子力発電所の爆発事故の際に、点状に生じる放射能汚染の激しい地域。
7 (hotspot)生物多様性が高いにもかかわらず、生態系破壊の危機に瀕(ひん)している地域。1988年に英国の生物学者ノーマン=マイヤーズが提唱。生態系保全活動に取り組む国際NPOのコンサベーションインターナショナルにより、熱帯アンデス、東南アジアのスンダランド、イランのアナトリア高原、アフリカの角、日本列島などが指定されている。
HotSpot
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 01:18 UTC 版)
開発元 | オラクル、サン・マイクロシステムズ、Longview Technologies, LLC |
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最新版 |
1.6
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プログラミング 言語 | C++[1], アセンブリ |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | Java仮想マシン |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | http://java.sun.com/products/hotspot/[リンク切れ] |
HotSpot(ホットスポット)はオラクル(旧サン・マイクロシステムズ)が提供しているJava仮想マシンで使われている高速化のための技術の名称。デスクトップ向け・サーバ向け・組み込み環境向け (Java ME[2]) がある。性能を改善するためにジャストインタイムコンパイル方式、適応的最適化 (adaptive optimization) などの技術を使っている。
歴史
HotSpotは、1999年4月27日に最初にリリースされ、1994年に設立された小さな新興企業Animorphicの名前で事業経営中だった有限会社 Longview Technologies によって独自に開発された。1997年には有限会社 Lonview Technologies(Animorphicの名前で事業経営中)はサンに買収された。当初Java 1.2でアドオンとして利用可能だったHotSpotはJava 1.3からサンの標準のJava仮想マシンとなった[3][4]。
その名前はJavaバイトコードを実行する際の挙動に由来する。HotSpotは頻繁に繰り返し実行されるコード領域すなわち「ホットスポット」[注釈 1]を絶えず解析する。これらは、性能に重大な影響を与えるコードを標的として最適化を重点的に行い、その他のコードには最小限の最適化で済ませることでオーバーヘッドを小さくし、高性能な実行を実現する。HotSpotはJava仮想マシンの中でも最高性能が得られると極めて高い評価を得ている。実際にはまれだが、理論上はJava仮想マシンの adaptive optimization がC++あるいはアセンブリ言語を用いた手動最適化に勝る場合もある[5]。
設計
サンのJREによれば、HotSpotはクライアント版およびサーバ版と呼ばれる二つの互換実装からなる。クライアント版は必要不可欠なクラスやメソッドのみを素速くロードしコンパイルするようチューニングする。サーバ版は、よりゆっくりロードを行うが、より高性能な高度に最適化されたJITコンパイル結果を産出することに、より尽力する。
ライセンス
2006年11月13日にはサンのJava仮想マシンとJDKはGPLライセンスの下で利用できるようになった。
脚注
注釈
出典
- ^ Bjarne Stroustrup. “C++ Applications”. 2019年6月14日閲覧。
- ^ Java ME テクノロジー - CDC
- ^ “SUN MICROSYSTEMS RELEASES FASTEST CLIENT-SIDE JAVA PLATFORM TO DATE”. Sun Microsystems. 2008年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年3月7日閲覧。
- ^ Java HotSpot(TM) Client Virtual Machine および Java HotSpot(TM) Server Virtual Machine
- ^ “Performance of Java versus C++”. 2019年6月14日閲覧。
関連項目
- Java仮想マシンの一覧 (en:List of Java virtual machines)
外部リンク
- Java SE HotSpot at a Glance - Oracle
- Java HotSpot VM Options - Oracle
- Java HotSpot VM オプション - Java 2 SDK 開発ガイド (Solaris 編)(注意: 2010年作成) - Oracle
- HotSpot VM FAQ - Oracle
- The History of the Strongtalk Project
- SUN ANNOUNCES AVAILABILITY OF THE JAVA HOTSPOT PERFORMANCE ENGINE - ウェイバックマシン(2006年12月18日アーカイブ分)
- Java仮想マシン(JVM)のチューニング - Oracle (Oracle 12cリリース1用)
ホットスポット
ホットスポット(英: hot spotあるいは英: hotspot)
語句
局地的に何らかの値が高かったり、局地的に(何らかの活動が)活発であったりする地点・場所・地域のことを指さすための用語で、具体的には以下のような場所を指す。
- ホットスポット (犯罪) - 犯罪が多発する地区、犯罪率が高い地区。
- ホットスポット (紛争地域) - 政治的、軍事的、内政的に不安定な地域で、通常は危険とみなされる。
- ホットスポット (汚染物質) - 汚染物質が大気や海洋などに流出したときに、気象や海流の状態によって生じるとりわけ汚染物質の残留が多くなる地帯のこと。汚染物質の種類や流出理由は問わない。
- ホットスポット (地学) - 地球内部のマントル対流の上昇部にあたるマグマを発生させていて、その上で火山が活動している地点[1][2]。
- ホットスポット (光) - 非等方な光の反射モデルにおいて、反射率が最大になる箇所もしくは角度。
- ホットスポット (水循環) - 水循環システム中で自然浄化機能を有する場所。干潟や湿地など。
- ホットスポット (火薬学) - 火薬類の内部で外部エネルギーが局所的に集中して温度が他の部分よりも高くなった場所。
- ホットスポット (生物多様性) - 生物学者ノーマン・マイヤーズが提唱した生物多様性にかかわる生物学上の概念
- 公衆無線LANが利用可能な場所のこと。
- ホットスポット (NTT) - NTTコミュニケーションズの公衆無線LANサービスの日本における商標。
- コンピュータプログラム中で多くの実行時間を費やすコード領域[3]
- HotSpot - オラクル(旧サン・マイクロシステムズ)によるJava仮想マシンの実装[4]およびそれが持つ最適化技術の名称
作品名
- ホット・スポット (映画) - 1990年のアメリカ映画。
- ホット・スポット 最後の楽園 - NHKで放送されている、絶滅に瀕する生物や大自然のドラマを壮大なスケールで描く大型自然ドキュメンタリー番組。
- ほっとスポット - かつて放送されていた福島テレビの番宣番組。
- ホットスポット (ペット・ショップ・ボーイズのアルバム)
- ホットスポット (テレビドラマ) - 日本テレビの「日曜ドラマ」で放送されたテレビドラマ。
キャラクター
- 防衛指揮官ホットスポット - 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場する架空の救助部隊のリーダー。プロテクトボット#メンバーを参照。
脚注
- ^ デジタル大辞泉
- ^ goo辞書【ホットスポット】
- ^ CPU 利用率問題のホットスポット解析
- ^ Java(TM) 仮想マシン
「hot spot」の例文・使い方・用例・文例
- ‘hot' は ‘cold' の反意語である.
- ハイフン付きの[でつないだ]語 《red‐hot など》.
- “Photo”は“Photograph”の略だ
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- motelはmotorとhotelを混合して作られた2つを合わせたものである
- バチカン市国から承認なしでコンスタンティノープルの家長になったPhotiusを非難した、その結果、東の、そして、西の教会の間の分離を沈殿させた869における協議会
固有名詞の分類
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