ホット‐スポット【hot spot】
読み方:ほっとすぽっと
1 紛争地域。また、危険な場所。犯罪の多発地帯。「空き巣の—」
2 人気のある場所。現在、注目されている施設や場所。流行の盛り場。
3 マントル内部の特別な高温部。マグマを発生し続け、その上で火山活動が起きていると考えられる場所。ハワイ島はその典型。
4 原子力発電所の爆発事故の際に、点状に生じる放射能汚染の激しい地域。
7 (hotspot)生物多様性が高いにもかかわらず、生態系破壊の危機に瀕(ひん)している地域。1988年に英国の生物学者ノーマン=マイヤーズが提唱。生態系保全活動に取り組む国際NPOのコンサベーションインターナショナルにより、熱帯アンデス、東南アジアのスンダランド、イランのアナトリア高原、アフリカの角、日本列島などが指定されている。
ホット・スポット(ほっと・すぽっと)
ノートパソコンなどの端末を持ち込むと、無線LANでインターネットに接続できるようになる場所を指す。あらかじめ利用登録をしておけば、所定の場所でいつでも利用できる。
ホット・スポットは、コンビニやファーストフード店、駅の構内などビジネスパーソンが気軽に立ち寄れるところが中心となりそうだ。現在、携帯電話やPHSを使ってプロバイダに電話回線で接続する方法はあるが、ホット・スポットでは無線(電波)で直接やりとりする点が大きな特徴。いつどこにいてもノートパソコンやPDAなどを持ち歩いてインターネットに接続する環境が整いつつある。
もともと無線LANは、家庭や会社のオフィスなどでケーブルの混線を解決する手段として普及していたが、最近では、街中でも使えるようになってきた。
モバイルインターネットサービス社は、この4月から、無線によるインターネット接続の商用サービスを開始した。利用者は、東京都内に設置されたホット・スポットにおいて、ノートパソコンなどでインターネット環境を利用できるようになる。
このほか、NTTコミュニケーションズなど他社も商用サービスの提供に向けた実験を進めている。これらのことから、近い将来、都市部を中心に本格的に普及していくことが予想されている。
(2002.04.19更新)
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