ビオラ【(イタリア)viola】
ビオラ【(ラテン)Viola】
ヴィオラ【(イタリア)viola】
ビオラ[viola]
調弦は、バイオリンより1オクターブと5度低く、バイオリン族の中で最も広い音域をもつ。左指で弦を押さえ、右手で弓を用いて奏するのはバイオリンと同じだが、バイオリンの2倍の胴の長さを有するので、奏者は椅子に腰を掛け楽器を床上に立て、棹を左肩のほうに位置させて奏する。音質は深くつやがあり、男性的で、音量は豊か。独奏、合奏の両面で、バイオリンに次いで重要な楽器であり、合奏では全体の土台としての低音楽器の役割と、旋律を歌う役割とを兼ねる。基本的な奏法やそこから得られる効果はバイオリンと同じだが、楽器の大きさの関係で、左の各指で半音を取るのが容易であるため、バイオリンより半音を自然に奏することができる。また弦が長く張力が強いため、余韻がよく残り、ピチカートやポルタメント、またピチカートのポルタメントなどの奏法で、独特の効果が得られる。
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