U-RU1H/1F/2F/3F系とは? わかりやすく解説

U-RU1H/1F/2F/3F系

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:56 UTC 版)

日野・セレガ」の記事における「U-RU1H/1F/2F/3F系」の解説

セレガFDU-RU3FTBB 名阪近鉄バス 初代セレガ1990年7月ブルーリボンRU60/63B系の後継モデルとして登場した。「セレガ」とは新しい車種のデザイン方針である「Sexy & ELEGAntセクシーで、なおかつ優雅に)」をそのまま車種名とし、従来モデル比べてフラッシュサーフェス化と柔らかな前面造形与えられ車体架装されている。スケルトンRS以来フルモデルチェンジとなり、車体外観一新されたが、構造面ではブルーリボンRU60/63B系と共通の部分が多い。キャッチコピーは「ドラマチック・メディア」で、バスとしては異例テレビCM放送した車種構成はほぼブルーリボンRU60-63B系を踏襲して次のとおりとなったセレガFシリーズ他社ハイデッカーに相当)FM高床III(ミドルデッカ、車軸懸架式) - 車高3165mm FS高床II(スーパーミドルデッカ) - 車高3235mm FD高床I(フルデッカ) - 3330mm FC(9m車) - 日野・セレガFC参照セレガFMU-RU1FRAA昭和自動車 セレガFSU-RU2FTAB日ノ丸ハイヤー セレガFSU-RU2FTAB阿寒バス セレガFSU-RU2FNABシノヤマ観光自動車 セレガFDU-RU2FRAB中鉄バス セレガFDU-RU2FTABミヤコーバス セレガFDU-RU2FSAB京阪バス セレガGシリーズ他社スーパーハイデッカーに相当) - いずれも車高3630mmGD・超高床前面1枚スーパーハイデッカGJ・超高床前面2枚窓低運転席スーパーハイデッカGT傾斜床シアターシート) セレガGDU-RU3FSAB九州産交バス セレガGJU-RU3FTAB東日本急行 セレガGJ 2扉車U-RU3FTAB千歳相互観光バス セレガGTU-RU2FTAB改三洋観光バス セレガGTU-RU3FTAB改 銀嶺バス 型式エンジンホイールベースによって決まり、以下のようになる。 WB5,480mm(全長10,990mm)WB5,980mm(全長11,490mm)WB6,480mm(全長11,990mm)F17D型 (310ps)U-RU1FNAB U-RU1FRAB U-RU1FTAB F17E型 (340ps)U-RU2FNAB U-RU2FRAB U-RU2FTAB F20C型 (370ps)設定なし U-RU3FRAB(FDのみ) U-RU3FTAB エンジンは、平成元年排出ガス規制適合識別記号:U-)した、F17D型 (310ps)、F17E (340ps)、F20C型 (370ps) の3種類が設定されている。各車種におけるエンジン設定は、FMは低出力F17D型のみ、FSは低出力F17D型標準出力F17E型FDGDGJGT標準出力F17E型高出力F20C型設定である。なお1992年にはF20C型エンジン出力が380psに引き上げられ高出力11.5m車の設定なくなった高出力エンジンシャーシ3F標準出力シャーシ2F、低出力エンジンシャーシ1Fとなり、これにホイルベース長さ3種類(T、R、N)に分かれている。サスペンションは、FM除き前輪独立懸架FM車軸懸架アルファベットAAになる。)・後輪車軸懸架方式エアサスペンションで、電子制御フレキシブルショックアブソーバーがオプション設定されている。型式はエアオーバーブレーキ(空気油圧複合式)車がU-RU3FTAB、フルエアブレーキ車はU-RU3FTBBとなる(いずれもホイルベース6,480mm、F20C型エンジンの場合。他のエンジン・ホイールベースの場合数字がそれにあわせて変化するFM設定なし)。トランスミッションは、6速マニュアルロッドパワーシフトと、FFシフト用意されている。エンジンワンキー操作標準設定された。 前モデルのブルーリボングランデッカのエンジンスーパーハイデッカとしては330psと出力不足だったこともあり、当時路線開設相次いだ夜行高速バスでのシェアが355psのエンジン搭載したエアロクィーンMに対して劣勢だった。そのためセレガにおいては当時の2軸観光バスとしては最高出力である370psのエンジン搭載した。これが後に、他のメーカーとの間で観光バスのパワーウォーズを引き起こし数年後には400psを超えるエンジン搭載するバス各社発売することになる。 内装従来モデルには見られなかった豪華仕様となったエアコン室内の4カ所できめ細かい温度風量設定変えられる仕様としたほか、スピーカー音質向上を図るとともに見栄え良くするためだけにダミースピーカー配置された。 特に、1990年発売直後に、GD/GJには夜行高速専用として「インターシティ」が追加された。これは3列独立座席床下トイレ仮眠室などの装備一通り揃えたもので、従来ではシートピッチなどで座席により当たり外れ大きかった夜行バス居住性改善し事業者にとって購入しやすい仕様として提案された。同年秋から近畿日本鉄道西東京バスなどを皮切りに採用された。なお、GJインターシティ仕様導入中央観光バス(現・ジパング)に導入された「ジパング・プライオリティ」が唯一例である。 1994年1月にはマイナーチェンジ実施された。12m車は定員増に対応するため軸重配分見直しとそれに伴うホイールベース短縮フロントオーバーハング延長当初GDGJFD実施、後にFSでも実施)、フルトラスフレームの採用、など車体構造大幅に変更された。従来車体ブルーリボンRU60/63B系の外観変えただけに近かったに対して大幅に手が入れられた。外観ホイールベース変更以外に大きな変化は無い。 型式エンジンホイールベースによって決まり、以下のようになる。 WB5,480mm(全長10,990mm)WB5,980mm(全長11,490mm)WB6,480mm(全長11,990mm)WB6,200mm(全長11,990mm)F17D型 (310ps)U-RU1FNAB U-RU1FRAB U-RU1FTAB 設定なし F17E型 (340ps)U-RU2FNAB U-RU2FRAB U-RU2FTAB U-RU2FSAB F20C型 (400ps)設定なし 設定なし 設定なし U-RU3FSAB エンジンF20C型出力が400psまでにアップされ前年モデルチェンジしたニューエアロバス・エアロクィーンと肩を並べた。なおFMにおいてはホイールベース短縮行われず外観変化少ない。また、GDGJ標準出力F17E型エンジン搭載車廃止となっており、エンジン高出力F20C型統一されている。シアターシートのGTはこのマイナーチェンジ廃止された。 なお日野車体のほか、富士重/西工ボディでも製造された。 セレガFD富士重7HDU-RU2FTAB新常磐交通 セレガFS西工SD-I(58MC)U-RU2FTAB改亀の井バス セレガFS西工C-II(58MC)U-RU2FTAB西日本鉄道 セレガFS西工C-II(92MC)U-RU2FTABシモデンツアーサービス セレガFS西工S(90MC)U-RU2FTAB亀の井バス セレガFM西工E(90MC)U-RU1FTAA西日本鉄道

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