ジャック・アンクティルとは? わかりやすく解説

ジャック・アンクティル

(Jacques-Anquetil から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/21 02:06 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ジャック・アンクティル
Jacques Anquetil
個人情報
本名 ジャック・アンクティル
Jacques Anquetil
愛称 メートル・ジャック
生年月日 1934年1月8日
没年月日 (1987-11-18) 1987年11月18日(53歳没)
国籍 フランス
チーム情報
分野 ロードレース&トラックレース
役割 選手
特徴 オールランダー
アマ所属チーム
1950-1952
AC・ソットヴィレ
プロ所属チーム
1953-1955
1956-1958
1959-1960
1961-1964
1965-1966
1967-1969
ラ・ペルル
エイレット
ACBB・ルルー
サン・ラファエル
フォード・ジタン
Bic
グランツール最高成績
主要レース勝利
ツール・ド・フランス 1957,1961-1964
ジロ・デ・イタリア1960,1964
ブエルタ・ア・エスパーニャ 1963
グランプリ・デ・ナシオン 1953-1958,1961,1965,1966
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 1966
スーパープレスティージュ 1961,1963,1965,1966
アワーレコード 1956
 
獲得メダル
フランス
男子 ロードレース
夏季オリンピック
1952 ヘルシンキ 団体ロードレース
最終更新日
2008年2月2日

ジャック・アンクティル(Jacques Anquetil、1934年1月8日-1987年11月18日)はフランスの自転車プロロードレースの選手。最初にツール・ド・フランスで5回(1957年1961年1962年1963年1964年)、総合優勝を成し遂げた事で知られている。 

「メートルジャック」と呼ばれ、空気抵抗の少ないフォームでタイムトライアルを得意とした。山岳ステージではなるべくロスを避け最小限のタイム差でゴールし、タイムトライアルでライバルと圧倒的な差をつけレースに勝利するという現代グランツールでの勝ち方はアンクティルからはじまったとも言われている。またアンクティル自身、ツール・ド・フランスの総合優勝のほかジロ・デ・イタリアでも1960年・1964年と2回の総合優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャにも1963年に総合優勝している。 

1987年に胃癌で死去。結婚はしていたが実子はいなかった。

ツール・ド・フランス5勝の軌跡

ツール・ド・フランス5勝は平坦な道のりではなく、数々の試練の連続であった。 

  • 1957年 総合優勝  
    • ツール・ド・フランス初出場。4つの区間優勝で総合優勝にも輝く。 
  • 1958年 途中棄権 
    • レースの途中で気管支肺炎を患い喀血し途中棄権 
  • 1959年 総合3位 
    • チームメートのロジェ・リヴィエールとトラブルを起こしレースに集中できずにいた。リヴィエールに勝たせるぐらいなら他の誰が勝ってもいいと考えていたとも。 
  • 1960年 不参加
    • ジロ・デ・イタリアに参加した為、休養をとり参加せず。 
  • 1961年~1964年 総合優勝 
    • ツール・ド・フランス史上初めて4連覇を達成。 
  • 1965年 不参加 
    • アンクティルの勝ち方等からマスコミやフランス国民からバッシングを受けるようになる。この頃は自転車に乗る事さえ苦痛だったとも。 
  • 1966年 途中棄権 
    • レース序盤は優勝を狙えるほどのパフォーマンスをみせていたが、開催中にひいた風邪から気管支炎を患う。1958年の経験から棄権してしまう。アンクティルが棄権を決め自転車を降りたときカメラマンのフラッシュのなかクシを取り出し髪をとかしたという。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジャック・アンクティル」の関連用語

ジャック・アンクティルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジャック・アンクティルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジャック・アンクティル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS