シャルリー・ゴールとは? わかりやすく解説

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シャルリー・ゴール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/14 06:24 UTC 版)

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ゴール、1959年

シャルリー・ゴール(Charly Gaul、1932年12月8日 - 2005年12月6日)は、ルクセンブルク・ファフェンタル出身の名自転車競技選手。悪天候への耐性が異常なまでに強く、「山岳の天使」(Angelo della Montage:伊)の異名をとったロードレース史上屈指の山岳王。

経歴

自転車競技選手のキャリアは1949年からスタート。1953年から1965年までプロ選手として活躍。1954年世界自転車選手権プロ・ロードで3位に入り、翌1955年ツール・ド・フランスでも総合3位と健闘した。

1956年ジロ・デ・イタリアにおいて、猛吹雪で40人以上がリタイアした第21ステージで14位から一気にトップに立ち、最終的には総合2位のフィオレンツォ・マーニに3分27秒の差をつけて総合優勝を果たす。また、山岳賞も受賞した。

1958年のツール・ド・フランス。終盤の第21ステージ・個人タイムトライアルを制し、総合でも前ステージまでトップだったイタリアのヴィト・ファヴェロを交わしてトップに立つ。最後はファヴェロに3分10秒の差をつけて総合優勝を果たした。

1959年のジロでは、ジャック・アンクティルと序盤から激しく競り合ったが、終盤の第21ステージでアンクティルからマリアローザを奪い、最後はアンクティルに6分12秒の差をつけて2度目の総合優勝を果たし、また山岳賞も併せて受賞した。

この他、ルクセンブルク国内選手権6回制覇(1956年1957年1959年1962年)を果たし、1954年に創設された、ルクセンブルク スポーツマンオブザイヤーの初代受賞者である他、都合4回同賞を受賞した。また、ジロでは上記の通り2度の山岳賞受賞を果たしているが、ツールでも2回(1955年、1956年)の山岳賞を受賞している。

主な戦績

獲得メダル
ルクセンブルク
男子 自転車競技
世界選手権自転車競技大会
1954 ゾーリンゲン プロ・個人ロード
1954年
  • 世界自転車選手権プロ・個人ロードレース 3位
  • ルクセンブルク スポーツマンオブザイヤー
1955年
1956年
1957年
  • ルクセンブルク国内選手権 優勝
  • ジロ・デ・イタリア 総合4位
1958年
  • ツール・ド・フランス 総合優勝
  • ジロ・デ・イタリア 総合3位
  • ルクセンブルク スポーツマンオブザイヤー
1959年
  • ジロ・デ・イタリア 総合優勝。山岳賞
  • ツール・ド・ルクセンブルク 総合優勝
  • ルクセンブルク国内選手権 優勝
1960年
  • ルクセンブルク国内選手権 優勝
  • ジロ・デ・イタリア 総合3位
1961年
  • ツール・ド・ルクセンブルク 総合優勝
  • ルクセンブルク国内選手権 優勝
  • ツール・ド・フランス 総合3位
  • ジロ・デ・イタリア 総合4位
1962年
  • ルクセンブルク国内選手権 優勝

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