COVID-19流行に伴う特別ルールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > COVID-19流行に伴う特別ルールの意味・解説 

COVID-19流行に伴う特別ルール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 06:30 UTC 版)

2020年のワールドシリーズ」の記事における「COVID-19流行に伴う特別ルール」の解説

アメリカ合衆国における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」および「2019年コロナウイルス感染症によるスポーツへの影響」も参照 2019年中華人民共和国湖北省武漢市新型コロナウイルス "SARSコロナウイルス2" の発生確認された。ウイルス世界中拡散し感染症COVID-19)を罹患する人が増え続けていった。アメリカ合衆国では、2020年1月下旬ワシントン州スノホミッシュ郡で初の感染者確認され、2か月後の3月下旬には感染者数発生源中国抜いて世界最多となった。これを受けてMLBは、レギュラーシーズン開幕3月26日から7月23日延期し試合数を1球団あたり162試合から60試合削減したほか、様々な別ルール設けたワールドシリーズ適用され主な競技ルール運営要項以下の通りロースターの拡大 シリーズ出場選手登録ロースター人数は、前年までは25人だった。今シリーズでは、それが28人に拡大したロースターは元々、COVID-19と関係なく拡大する予定だった。当初の予定では、25人・ポジション制限なしから26人・投手上限13人になるはずだった。開幕延期後に機構選手会とが協議した結果レギュラーシーズン開幕時のロースター30人とし、そこから2週間ごとに28人→26人と段階的に減らしていくこととなった。しかし開幕後複数球団COVID-19クラスター発生したことから、感染者隔離選手足りなくなって試合中という事態を避けるため、ワールドシリーズ終了までロースター28人のままで通すよう改められた。 ユニバーサルDH 指名打者DH制度1973年以降アメリカンリーグでのみ採用されていた。2020年ナショナルリーグでも導入されこれに伴いシリーズでも全試合DH制ありで行われることになった。これにより、投手打撃・走塁故障することを防ぎロースター拡大増えた選手にも出番与えることができる。 ワールドシリーズでのDH制の採用過程は、3段階に分かれる第1期1973年1975年):一切採用せず 第2期1976年1985年):偶数年は全試合採用奇数年は全試合不採用 第3期1986年2019年):毎年アメリカンリーグ球団本拠地開催される試合では採用ナショナルリーグ球団本拠地開催される試合では不採用たがって全試合DH制ありで開催されるシリーズ1984年以来36年ぶりとなる。 中立地開催シリーズ前年までのように出場球団本拠地行き来するではなく関係者隔離して中立地で開催する "バブル" 形式実施することとなった開催地には、テキサス州アーリントンにあるテキサス・レンジャーズ本拠地球場グローブライフ・フィールド選ばれた。ワールドシリーズ中立地開催史上初、1球場のみでの開催1944年以来76年ぶり4度目である。 グローブライフ・フィールド開閉式の屋根有している。COVID-19拡大防止一環として換気促すため、今シリーズでは基本的に屋根開けた状態で試合を行うが、など気象条件によっては屋根閉められるまた、フィールドには人工芝採用されているため、今シリーズ全試合人工芝の上行われる。これは1993年以来27年ぶりである。 観客の入場制限 MLBこの年レギュラーシーズン開幕からポストシーズン途中まで無観客試合続けていた。グローブライフ・フィールド開催されるナショナルリーグ優勝決定戦ワールドシリーズでは、球場収容人員40,518人の約28%にあたる11,500人まで入場認めることとなった。これは、テキサス州知事グレッグ・アボット外出制限解除スポーツイベントへの観客動員容認など、経済活動再開前向きなことが大きな要因である。 座席は横に連続して並ぶ4席をひとつの "ポッド" という単位として販売し、各ポッド市松模様のように配置して最低6フィート(約1.83m)の間隔空けるほか、フィールドダグアウトおよびブルペンから20フィート(約6.1m)以内にはポッド置かないなど、社会距離拡大戦略配慮している。 これらの特別ルール採用され一方でレギュラーシーズン導入されながらポストシーズンでの採用見送られたり、ポストシーズンの他シリーズ導入されながらワールドシリーズでの採用見送られたりしたものもある。そのひとつが、延長戦では無死二塁からイニング始める "タイブレーク" である。これは、レギュラーシーズン67日間60試合を行う過密日程だったことから、延長戦早く決着させて選手負担を減らす目的導入されたものであり、ポストシーズンでは延長戦通常通り無死走者から始まる。また、7戦4勝制のシリーズこれまで設けられていた第2戦と第5戦の翌日休養日(移動日)が、シーズンを長引かせいためにこの年の両リーグ優勝決定戦では廃止されたが、ワールドシリーズでは変わらず設けられている。

※この「COVID-19流行に伴う特別ルール」の解説は、「2020年のワールドシリーズ」の解説の一部です。
「COVID-19流行に伴う特別ルール」を含む「2020年のワールドシリーズ」の記事については、「2020年のワールドシリーズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「COVID-19流行に伴う特別ルール」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「COVID-19流行に伴う特別ルール」の関連用語

COVID-19流行に伴う特別ルールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



COVID-19流行に伴う特別ルールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの2020年のワールドシリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS