7月下旬のソロモン諸島方面輸送作戦とは? わかりやすく解説

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7月下旬のソロモン諸島方面輸送作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 15:58 UTC 版)

ベラ湾夜戦」の記事における「7月下旬のソロモン諸島方面輸送作戦」の解説

コロンバンガラ島沖海戦#海戦の後」も参照 6月30日アメリカ軍レンドバ島上陸し7月5日にはニュージョージア島上陸した。その過程の中で、7月5日夜にクラ湾夜戦7月12日夜にコロンバンガラ島沖海戦二つの海戦が生起した。この二つの海戦において、日本海軍秋月型駆逐艦新月クラ湾夜戦第三水雷戦隊司令官秋山輝男少将戦死)と軽巡洋艦神通コロンバンガラ島沖海戦第二水雷戦隊司令官伊崎俊二少将戦死)を失いアメリカ海軍軽巡洋艦レナ (USS Helena, CL-50) を失った他、他の軽巡洋艦多大なる損害受けた二度海戦日本艦隊戦い交えた第36.1任務群(ヴォールデン・L・エインスワース少将)は戦力著しく衰退しソロモン方面活動続けていたもう一つ有力な水上部隊である第36.9任務群(アーロン・S・メリル少将)は、日本艦隊会敵する事なくエスピリトゥサント近海行動していた。日本海軍はこの好機乗じて重巡洋艦3隻(熊野鈴谷鳥海)と水雷戦隊繰り出してアメリカ艦隊対決しようとした空振り終わり夜間爆撃受けて重巡熊野第七戦隊司令官西村祥治少将大破駆逐艦2隻(初春型駆逐艦夕暮夕雲型駆逐艦清波)沈没という損害受けてしまった。昼夜分かたぬ航空攻撃避けるため、日本海軍はこれ以降コロンバンガラ島への輸送作戦使用するルートベラ湾ブラケット水道経由切り替える事を余儀なくされた。 7月21日には、水上機母艦日進陽炎型駆逐艦3隻(第4駆逐隊萩風、嵐〉、第17駆逐隊磯風〉)が南海第四守備隊軍需物資戦車重砲弾薬)を満載してラバウル出撃したが、ブイン到着直前7月22日正午頃大規模空襲受けて日進撃沈された。ラバウル帰投後、第十戦隊所属の第4駆逐隊駆逐隊司令杉浦嘉十大佐)は外南洋部隊指揮官鮫島具重第八艦隊司令長官隷下外南洋部隊増援部隊指揮官伊集院松治第三水雷戦隊司令官)に編入され駆逐艦2隻(萩風、嵐)はソロモン諸島残ったこの頃日本軍上級部隊大本営陸軍部海軍部、連合艦隊第八方面軍南東方面艦隊)は、遅くて九月中旬ころには中部ソロモンから撤退するという方針固めていた。 一方アメリカ軍レンドバ島占領すると、同島に魚雷艇基地設営して4個魚雷艇隊計52隻と整備兵などを進出させた。魚雷艇隊は一隊あたり15隻で編成されコロンバンガラ島周囲で「東京急行鼠輸送)」に対す哨戒任務にあたっていた。ルート変更後の日本海軍コロンバンガラ島輸送作戦7月23日から再開され駆逐艦3隻(陽炎型〈雪風浜風〉、睦月型三日月〉)が第三十八師団影佐禎昭中将)の陸兵782名と物件56トンなどを搭載してラバウル出撃する魚雷艇襲撃夜間触接機の照明弾投下遭いながらも輸送任務完了してラバウル帰投した。この時のルートベララベラ島とその南方ラノンガ島間のウィルソン海峡およびギゾ海峡通過してブラケット水道面したコロンバンガラ島南西部アリエルに至るものであった続いてサンタイサベル島レカタの陸軍部隊ブイン輸送する作戦駆逐艦3隻(萩風、嵐、時雨)により7月25日から7月27日にかけて行われたラバウルからは人員60名と物件77トン輸送帰路陸軍部隊840名をブイン輸送するという内容である。基地航空部隊掩護もあり、被害なく作戦終えた

※この「7月下旬のソロモン諸島方面輸送作戦」の解説は、「ベラ湾夜戦」の解説の一部です。
「7月下旬のソロモン諸島方面輸送作戦」を含む「ベラ湾夜戦」の記事については、「ベラ湾夜戦」の概要を参照ください。

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