1969_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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1969 (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 03:55 UTC 版)

1969
由紀さおりピンク・マルティーニスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル EXPRESS/
EMI Music Japan

Heinz Records
チャート最高順位
  • 週間4位オリコン
  • 2011年11月度月間15位(オリコン)
  • 2011年度年間99位(オリコン)
  • 2012年度上半期10位(オリコン)
  • 2012年度年間26位(オリコン)
  • 登場33回(オリコン)
  • 1位iTunesトップアルバムチャート)
  • 1位(iTunesジャズチャート)
  • 1位(iTunesワールドミュージックチャート)
  • 6位IFPIアルバムチャート)
  • 18位HMVインターナショナルチャート)
ゴールドディスク
  • 第53回日本レコード大賞・企画賞
  • 第53回毎日芸術賞・特別賞
  • ビルボード・ジャパン・ミュージック・アワード・米国ビルボード特別賞
  • 第3回岩谷時子賞
  • 第20回スポニチ文化芸術大賞・グランプリ
  • 第62回芸術選奨・文部科学大臣賞
  • 由紀さおりピンク・マルティーニ アルバム 年表
    -1969
    (2011年)
    -
    『1969』収録のシングル
    1. 夕月
      リリース: 2011年4月11日
    2. 「季節の足音」
      リリース: 2011年11月23日
    テンプレートを表示

    1969』(いちきゅうろくきゅう)は、由紀さおりピンク・マルティーニによるコラボレーションアルバム。日本では2011年10月12日EMIミュージック・ジャパン(現・ユニバーサル ミュージック合同会社)から発売された。

    解説

    ジャズオーケストラのピンク・マルティーニのリーダートーマス・M・ローダーデール英語版が、由紀さおりのアルバム『夜明けのスキャット』を聞き、由紀の透明感のある歌声に魅了され、アルバム収録曲「タ・ヤ・タン」を日本語でカヴァーしたことから交流が始まり、本作品の実現に至った[1]

    2011年末「第53回日本レコード大賞」企画賞、芸術選奨文部科学大臣賞大衆芸能部門など数々の賞を受賞。また翌2012年末の「第63回NHK紅白歌合戦」では、本作品のヒットにより、由紀自身ソロ歌手として20年ぶり13回目の返り咲きを決め、同回紅白はアメリカポートランドからの生中継で、ピンク・マルティーニと共演し「夜明けのスキャット」を歌唱披露した[2]

    国内盤、初回盤は紙ジャケット仕様。

    記録

    • 2011年10月28日付のカナダiTunesワールドミュージックチャートで1位を獲得[3]
    • 2011年10月31日付のシンガポールHMVインターナショナルチャートで18位を獲得[3]
    • 2011年11月2日付のアメリカのiTunesジャズチャートで1位を獲得[3]
    • 2011年第43週の、ギリシャIFPIアルバムチャートで6位を獲得[3]
    • 2011年11月11日付の日本のiTunesトップアルバムチャートで総合1位を獲得[3]
    • 2011年11月28日付のオリコンアルバムチャートで週間7位を獲得。由紀の63歳0ヶ月でのオリコンアルバムチャート10位以内の獲得は女性最年長記録となった。また、シングル・アルバム通じてオリコンチャートでのトップ10以内は1971年1月25日付シングルチャートの「生きがい」以来40年10ヶ月ぶりであり、シングル・アルバム通じての史上最長のインターバル記録更新となった[4][5]
    • 2011年12月26日付のオリコンアルバムチャートで週間4位に上昇。由紀のオリコンチャートでのトップ5以内登場は、シングル・アルバムを通じて1970年10月19日付シングルチャートの「手紙」以来41年2ヶ月ぶりである。[6]
    • EMIミュージック・ジャパンの発表によると、2012年6月時点で全世界での売上は36万枚を突破している[7]

    収録曲

    1. ブルー・ライト・ヨコハマ [2:50]
      作詞:橋本淳、作曲:筒美京平
      1968年12月に発売され、1969年の第11回日本レコード大賞で筒美が作曲賞を受賞し一世を風靡した。
    2. 真夜中のボサ・ノバ [3:18]
      作詞:橋本淳、作曲:筒美京平
      1969年8月に発売されたヒデとロザンナのシングル「ローマの奇跡」のB面曲のカバー。
    3. さらば夏の日[3:29]
      作詞:Catherine Desage、作曲:Francis Lay
      1968年に製作され、翌1969年に日本公開された同名映画の主題曲。
    4. パフ [3:29]
      原作詞・作曲:Leonard Lipton, Peter Yarrow、日本語版作詞:野上彰
      由紀は童謡歌手の一面もあるためか、「おかあさんといっしょ」で使用された日本語詞で歌っている。但し日本語詞を書いた野上は1967年に没している。
    5. いいじゃないの幸せならば [3:35]
      作詞:岩谷時子、作曲:いずみたく
      1969年7月に発売され、同年の第11回日本レコード大賞を受賞した佐良直美の大ヒット曲のカバー。
    6. 夕月 [3:20]
      作詞:なかにし礼、作曲:三木たかし
      1968年9月に発売され、翌1969年にかけてロングヒットした黛ジュンの曲のカバー。東日本大震災チャリティーとして、2011年4月11日から2011年6月30日までの期間限定でiTunes Storeでの配信のみで発売された、アルバムからの第一弾シングル。[1]
    7. 夜明けのスキャット [3:17]
      作詞:山上路夫、作曲:いずみたく
      1969年3月10日、由紀さおりとしての再デビュー曲として発売された曲のセルフカバー。
    8. マシュ・ケ・ナダ [2:37]
      原作詞・作曲:Jorge Ben、日本語版作詞:永田文夫
      1966年のセルジオ・メンデス&ブラジル '66のヒット曲。ここでは1969年にアストラッド・ジルベルトが録音した日本語詞をもとに収録している。
    9. イズ・ザット・オール・ゼア・イズ?英語版 [4:13]
      原作詞・作曲:Jerry Leiber, Mike Stoller、日本語版作詞:The Honorable Tadashi Nagai, Rena Conner, Yoshio Kurosaki, Thomas M. Lauderdale, Camellia Nieh, Satomi Sano, Masumi Timson, Stephen Timson, Mas Yatabe
      1969年にペギー・リーが歌い全米11位のヒットとなった曲を、このアルバムのために書き下ろされた日本語詞で収録。
    10. 私もあなたと泣いていい? [3:36]
      作詞・作曲:三沢郷
      1969年8月、当時走れ!歌謡曲のDJとして人気のあった兼田みえ子が発売した曲のカバー。
    11. わすれたいのに [2:55]
      原作詞:Larry Kolber、作曲:Barry Mann、日本語版作詞:奥山侊伸
      元々は1961年のパリス・シスターズのヒット曲。ここでは、1968年のボビー・ヴィントンによるリバイバル・ヒットを受けて1969年にモコ・ビーバー・オリーブが録音した日本語詞で収録。
    12. 季節の足音 [3:46]
      作詞:秋元康、作曲:羽場仁志
      読売テレビ日本テレビ系情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」エンディングテーマ。このアルバムのための書きおろし曲。そのためボーナス・トラック扱いである。2011年11月23日に日本のみでCDマキシシングルで発売された、アルバムからの第二弾シングル[8]。カップリングはアルバムからのリカットである「夜明けのスキャット」とアルバム未収録の「すべて思い出せる」。
    • 全編曲:Stephen Taylor, Robert Taylor, Thomas M. Lauderdale
    • 日本盤以外では「ブルー・ライト・ヨコハマ」と「夕月」が入れ替えられて収録されている。
    • 各曲の英題については英語版記事を参照。

    脚注


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