1960年代後半-1970年代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 00:33 UTC 版)
「プログラミング言語年表」の記事における「1960年代後半-1970年代」の解説
この頃に登場したC言語とその派生言語は2000年代に入った現在でも広く使用されている。オブジェクト指向プログラミングの概念が登場し、のちにSimula (C++) 系統とSmalltalk系統に分かれることになる。 1966年 ケンブリッジ大学のマーティン・リチャーズがBCPLを開発。フロントエンドとバックエンドの分離、中間言語形式の生成など、現在のコンパイラ技術の基礎はここで確立した。後にB言語に影響を与え、C言語へと発展した。 1967年 ノルウェー計算センターのクリステン・ニガードとオルヨハン・ダールがSimulaを開発する。オブジェクトの概念をもつ言語としては最古の言語である。 1968年 チャールズ・ムーアがForthを発表。逐次型の手続き型言語として組み込み向けによく使われる。 1969年 スイス、チューリッヒ大学のニクラウス・ヴィルトがPascalを設計。中期の代表的な構造化言語の1つ。構文にALGOLの影響が強く見られる。その後、教育用言語として1980年代頃から広く普及した。のちのObject PascalやDelphiもPascalから派生した言語および処理系である。 1970年頃 ベル研究所のケン・トンプソンらがB言語を開発。中間コードを生成し、インタプリタで実行する。yaccの初期バージョンはB言語用であった。その後、C言語へと発展した。 1972年 デニス・リッチーらがC言語を開発。C言語はプログラム開発の中心的な言語となり、2010年代でも改訂が続けられながら広く使用されている。また、1980年代にはオブジェクト指向の考え方を取り入れたC++へと発展した。 1972年 アラン・カルメラウアーとフィリップ・ルーセルがPrologを開発。人工知能研究とエキスパートシステムの実現のための主要言語として広く採用された。 1970年代前半 XEROXがSmalltalkを開発。パロアルト研究所で開発が進められた。オブジェクト指向を導入した黎明期の言語の1つであり、「オブジェクト指向」という言葉を最初に定義した言語でもある。後のオブジェクト指向型言語に多大な影響を与えた。 1974年 エディンバラ大学でMLが開発される。型推論の機能を持つ関数型言語。後に方言としてObjective Camlが派生。 1977年 テキスト編集ツールとしてawkが開発される。この名前は3人の開発者の頭文字からとられた。後に機能が強化され、テキスト処理に優れた言語としてスクリプト言語のはしりとなる。 1977年エドガー・F・コッドとIBMによって関係モデルデータベースを管理するための言語であるSQLが開発された。SQLは非手続き型言語であったが、後にOracleのPL/SQLやWindows ServerのTransact-SQLなど手続き型言語に拡張された言語が生み出された。 1979年 Ada。アメリカ国防総省主導で開発した。ジェネリックプログラミング(総称、汎化)、例外処理など先進的な考え方も取り入れていた。
※この「1960年代後半-1970年代」の解説は、「プログラミング言語年表」の解説の一部です。
「1960年代後半-1970年代」を含む「プログラミング言語年表」の記事については、「プログラミング言語年表」の概要を参照ください。
1960年代後半~1970年代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:15 UTC 版)
「ジャニー喜多川」の記事における「1960年代後半~1970年代」の解説
日本の芸能プロの草分けともいえる渡辺晋とほぼ同世代であるが、活動の開始は大きく出遅れたこともあり、先行する大手プロダクション群を凌駕し始めたのは1980年代に突入してからである。ジャニーズ事務所の始まりは、事務所黎明期である1967年デビューの「フォーリーブス」、1971年デビューの「郷ひろみ」らに始まる。
※この「1960年代後半~1970年代」の解説は、「ジャニー喜多川」の解説の一部です。
「1960年代後半~1970年代」を含む「ジャニー喜多川」の記事については、「ジャニー喜多川」の概要を参照ください。
- 1960年代後半 - 1970年代のページへのリンク