1960年代後半・日本での量産開始とNゲージの普及とは? わかりやすく解説

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1960年代後半・日本での量産開始とNゲージの普及

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:52 UTC 版)

Nゲージ」の記事における「1960年代後半・日本での量産開始とNゲージの普及」の解説

海外9mmゲージ登場してから程なく日本でもこの規格鉄道模型製品化ようとするメーカー現れた。 1964年頃玩具メーカートミー(TOMY:現タカラトミー)が「高級電気玩具 OOO(スリーオー)ゲージ 新幹線 夢の超特急セット」を発売した新幹線3両編成線路パワーパック加えたセットで、ロンスターの「Treble-O-Lectricシリーズ参考にした電気玩具だったが、それ以上の展開はなかった。。 1964年8月には音響/通信機メーカーソニー鉄道模型専門の子会社マイクロトレーン設立しエレクトロニクス技術生かした鉄道模型量産計画したマイクロトレーン社はソニーマイクロトレーンブランド名で、線路パワーパック開発しサンプル関係者配布された。しかし計画中止となり、マイクロトレーン社は1965年10月末に解散した1965年からは「関水金属彫工舎」(現関水金属KATO)が国鉄C50形蒸気機関車国鉄オハ31形客車線路順次発売した採用され縮尺1/150は、機芸出版社山崎喜陽によって提案されたもので、後に参入したメーカーは、関水金属規格倣って日本型製品設計したため、9mmゲージ1/150日本におけるNゲージ事実上の標準規格となった日本メーカー9mmゲージ製品本格的に市場流通したのは、関水金属製品初めてであり、1965年は、日本におけるNゲージ創始として語られることが多い。 当時日本では、0番ゲージに代わってHOゲージとも呼ばれる16番ゲージが、ようやく鉄道模型主流となった状況であり、さらに小形9mmゲージ登場特異なものとして迎えられた。加藤は、「C50」をグリコのおまけ (キャラメルのおまけ)じゃないか揶揄され、がっかりした当時振り返っている。その一方アメリカで評価高く、「C50」も海外向けのほうが多く売れた。そのため関水金属は、1968年出荷されALCO PA-1と貨車最初としてアメリカNゲージ製造開始し当時外国メーカー同様に北米大陸市場求めNゲージ事業継続した1966年イタリアリマLima)が「ミクロモデルMicroModel)」 のブランド名参入し1968年にはイタリアリバロッシRivarossi)と、アメリカバックマン(Bachmann)が参入したアメリカでNゲージローンスターラピード200アメリカ型車両販売によって始まり以降アメリカ輸入業者独自ブランド販売するケース含めてヨーロッパ中心としたアメリカ国外メーカーによるアメリカ型車輛製品化もあり普及進んだ参入メーカー増加に伴いメーカーによって異なっている連結器カプラー)を統一する動き発生し1968年に、ニュルンベルクトリックス本社関水金属など日米各国のNゲージメーカー、バイヤー集まり協議行った結果、Nゲージカプラーの標準アーノルトカプラー統一することが決定された。これ以降メーカー連結器順次アーノルトカプラー統一された。 1969年フライシュマン(Fleischmann)も「ピッコロPiccolo)」 のブランド名参入した1970年代初めイギリスグラハム・ファリッシュGraham Farish)が縮尺1/148を採用して参入した1973年にはスペインのイベルトレン(IBERTREN)が参入した。イベルトレン製品は、電気方式直流三線式採用しているのが特徴で、1985年までこの方式の製品供給されていた。

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「1960年代後半・日本での量産開始とNゲージの普及」を含む「Nゲージ」の記事については、「Nゲージ」の概要を参照ください。

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