11月11日の誕生花
11月11日の誕生花一覧
11月11日生まれの誕生花は、「からすうり」「白いつばき」「ビオラ」「アジアンタム」である。#からすうり
からすうりウリ科の植物。中国や日本を原産地とし、日本では本州から四国や九州に自生している。林などで他の草木に絡みつきながら成長する。開花時期は夏で、夜にだけ咲くという特徴を持つ。花の外見も特徴的で、白い花びらのふちが細いひも状に裂けていて、レースのようになっている。秋になると朱色の実をつける。この実をカラスが好むことから、からすうりの名がついた。
●からすうりの花言葉
・よき便り
・男ぎらい
・誠実
・二面性
「よき便り」は、種が結び文の形に似ていることからきている。結び文とは細く巻いて端を折りたたんだ書状のことをいい、主に恋文に使われた。果実からつけられた花言葉とする説もある。熟した実の内に入った種に、からすうりのレース状の花がまきつく姿が結ぶ文にみえることを由来とする。
「男ぎらい」は、日が暮れてから花を咲かせ、日の出前にしぼんでしまうことからきている。
「誠実」は、花が夜になると咲くことから、夜を待つさまが誠実さを連想させ花言葉となった。
#白いつばき
ツバキ科の常緑樹で、日本を原産とし北海道から沖縄まで日本各地に自生している。国外では中国や台湾、朝鮮半島南部で見られる。成長は遅いが寿命が長い。葉は光沢のある緑色で厚みがあり、周囲に細かな鋸歯がある。開花時期は冬から春にかけてで、赤や白、ピンクの花が咲く。古くから品種改良が行われ、現在にいたるまで様々な品種が作り出されている。そのため花の色や形、大きさなど種類が豊富である。
●白いつばきの花言葉
・完全なる美しさ
・至上の愛らしさ
・申し分のない魅力
「完全」「至上」「申し分のない」といった完璧さを表す言葉が並ぶ。白という何の色も混じらない高潔さからくる花言葉である。
#ビオラ
スミレ科の植物で、ヨーロッパや西アジアを原産とする。パンジーと似ており、花の直径が5センチ以上のものをパンジー、4センチ以下のものをビオラということが多いが、定義はあいまいである。開花時期が11月から6月と長く、育てやすいため園芸によく用いられる。別名は「花壇の女王」。花の色は青や紫、オレンジ、黄色、白と豊富で、単色もあれば二色のものやグラデーションをもつものもある。
●ビオラの花言葉
・少女の恋
・私のことを思ってください
・物思い
・忠実
・誠実
・信頼
「少女の恋」「私のことを思ってください」は、花びらが下向きに咲くさまが少女のうつむく姿に見えることからきている。
「物思い」も花の様子からきており、人が考え事をして首を傾けている姿と重ねてつけられた。
●色別の花言葉
・紫
誠実、真摯、忠実、思慮深い、揺るがない魂
・白
純真、慎み、律儀
・青
誠実な愛、真摯な愛、純愛
・赤
思い出、物思い
・ピンク
信頼、信用、少女の恋
・オレンジ
純粋無垢、天真爛漫
・黄
つつましい幸せ、田舎の喜び
#アジアンタム
観葉植物として人気のある、イノモトソウ科のシダ植物。温帯から亜熱帯で見られ、日本でも温かい地域では自生している。明るい黄緑色の薄い小さな葉が特徴で、葉のふちには細かな切れ込みがある。葉が薄いので、乾燥や寒さに弱い。シダ植物であるため花は咲かないものの、小さな葉が生い茂るさまが花のようであることから、花言葉が存在する。
●アジアンタムの花言葉
・繊細
・天真爛漫
・無垢
・無邪気
・上機嫌
「繊細」は、小さな薄い葉が密集している姿からきている。「天真爛漫」は、アジアンタムが英語でMaiden hair fern(乙女の髪のシダ)と呼ばれることが由来。また、花をつけず飾り気のない自然な様子が「無垢」「無邪気」につながる。
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