11月1日の誕生花
11月1日の誕生花一覧
11月1日の誕生花には、「西洋カリン」「ガーベラ」「スプレー菊」がある。■西洋カリン
西洋カリンはバラ科に属する植物で、背の高い木にピンク色の花を咲かせる。カリンと呼ばれることもあるが、木瓜の別名がカリンであり、マメ科にもカリンと呼ばれる植物があるため、区別のために西洋カリンと呼ぶ。そして、黄色い楕円形の実を付ける植物としても知られている。花自体は4月から5月にかけての春に咲き、10月から11月に実が熟す。花と共に実も観賞用として重宝されることがあり、熟した実は甘い香りを放つため、目だけでなく嗅覚でも楽しむことができる。また、実は酸味が強いため食すことはできないが、ホワイトリカーに漬け込むとカリン酒となる。
#西洋カリンの花言葉
西洋カリンの花言葉は、「優麗」あるいは「唯一の恋」である。上品で美しいことという意味の「優麗」は、西洋カリンの花の見た目が由来となっている。そして、西洋カリンは、ギリシャ神話やローマ神話に登場する、美の女神アフロディーテの花とされている。アフロディーテは、鍛冶の神であるヘパイストスが夫だが、ヘパイストス以外の男性とも関係を築く。しかし、それはヘパイストスの嫉妬心を煽るためであり、アフロディーテの気持ちは最初からヘパイストスに向けられたものだった。その逸話から、アプロディーテの花である西洋カリンの花言葉が、「唯一の恋」となっている。
■ガーベラ
ガーベラは、春から秋にかけての暖かい季節に開花する、キク科に属する花である。ピンクを始めとして、白やオレンジなど数多くの色の花が咲く。そして、耐久性が高く、切り花にしてもある程度は美しい状態を保つことができる。そのため、フラワーアレンジメントなど、観賞用として使用されることが多い。また、花の色だけでなく、品種の数が多いのが特徴で、数千単位の種類がある上に、毎年新しい品種が開発されている。その品種によって花のシルエットも異なり、花弁が放射状に広がっている一重咲きや、細かな花弁が折り重なっている八重咲などがある。
#ガーベラの花言葉
ガーベラは緑の中で鮮やかな色の花を咲かせることから、「希望」「前進」「前向き」というような明るい意味の花言葉が多い。特に形が歪むことのない真っすぐな花弁である上に、その色が赤や黄色に近い、見た人に暖かみを与える暖色であるため、「希望」という良い意味の花言葉が定着している。また、大きく開いた花のシルエットは、臆することない様子を表すということで、「前進」や「前向き」という花言葉の元となっている。
■スプレー菊
スプレー菊は、ガーベラと同様にキク科の植物であるが、ひとつの茎がいくつも枝分かれし、それぞれの茎の先に花が付くという特徴がある。スプレーマムという名前でも知られていて、秋の花として非常に有名だ。キク科の花であり、白や黄色の種類が多いため、菊と同じように仏花として使用されることが多い。ただ、ピンクや赤といった鮮やかな色の花もあるので、フラワーアレンジメントや結婚式のブーケに用いられることもある。つまり、冠婚葬祭の幅広い場面で使用することができる花である。
#スプレー菊の花言葉
スプレー菊の代表的な花言葉は、「高潔」であるが、これは日本の皇族が、菊の紋章を使用していることが由来となっている。そして、菊は全般的に、古くから邪気を払う花として使用されてきた。菊が仏花として使用される理由には、邪気払いの意味も含まれている。そのことが、悪いものを寄せ付けないという意味合いで「高潔」になったとも考えられる。また、スプレー菊の花は、特に複雑な模様は入っておらず、一色で統一されている。その見た目から、淀みのない「清らかな恋」という花言葉も付けられている。
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