11月3日の誕生花

実用日本語表現辞典

11月3日の誕生花

11月3日の誕生花はいくつかあるが、代表的なものがカモミールである。カモミールにはいくつか種類があるが、一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールが有名だ。どちらも同じカモミールであるが、まったく別の品種である。多年草であるローマンカモミールは草丈が20cm程度にしか育たないが、一年草のジャーマンカモミールは50cm程度まで成長する。

また、ローマンカモミールには花と葉どちらにも香りがあるが、ジャーマンカモミールには花にしか香りが無いなどの違いがある。

カモミールという名前は、ギリシア語の「chamaimelon」から来ているという説がある。「chamaimelon」には大地のリンゴという意味があり、リンゴのような甘い香りがするカモミールに付けられたと言われている。カモミールには、「仲直り」「友情」「清楚」といった花言葉がある。恋人へのプレゼントとしてはもちろん、知人や友人への贈り物として使われることが多い。

また、カモミールには胃を整える作用や美肌作用があると言われているため、ハーブティーやアロマオイルなどにしてプレゼントされることがある。11月3日の誕生花を紹介11月3日生まれの誕生花は、「カモミール」「キク（菊）」「ブリオニア」「ハツコイソウ」などがある。

11月3日の誕生花の解説

＃カモミール
カモミールは、キク科シカギク属の植物である。地中海沿岸原産のハーブで、カモミーユやカミツレなどと呼ばれることもある。リンゴに似た甘い香りを放つ植物で、乾燥させた花や葉をハーブティーにして使われることが多い。

薬用植物としても知られているカモミールは、古くから薬として利用されてきた歴史がある。鉢植えでも地植えでも育てることができるカモミールは、一般家庭でも多く育てられている。

●カモミールの花言葉
・仲直り
・友情
・清楚
・逆境で生まれる力


＃キク（菊）
キク（菊）は、キク科キク属の植物である。主に秋から冬にかけて花を咲かせる植物で、日本においては文化や美の象徴として多くの人に親しまれてきた。キクにはオレンジやピンク、白など様々な種類があるが、黄色のキクが使われることが多い。

天皇家の御紋としても知られるキクには、高尚や高潔、高貴などの花言葉がある。日本では仏花のイメージが強く、墓前や仏前に備えられる花として有名だ。観賞用だけではなく、食用として使用される品種もある。山形県や新潟県などでは食用菊が栽培され、刺身のつまとしてよく使われている。

●キク（菊）の花言葉
・高尚
・高潔
・高貴
・真の愛


＃ブリオニア
ヨーロッパや北アフリカなどが原産の、ウリ科ブリオニア属の植物である。主に9月から11月にかけて開花する植物で、秋に咲く花として知られている。根茎には薬効があり、古代のエジプトでは治療薬として使用されていた。現代においても下剤などに使われることがある。しかし、有毒性があるため素人が扱う際には細心の注意を払わなければならない。

薄緑色の美しい植物で真っ赤な果実を付けるブリオニアは、観賞用として人気だ。拒絶や断念といったネガティブなイメージの花言葉を持つため、人に贈る際には気をつける必要がある。

●ブリオニアの花言葉
・自制
・拒絶
・断念


＃ハツコイソウ
ハツコイソウは、11月から4月にかけて開花する植物である。クサトベラ科レシュノルティア属の植物で、異なる大きさの花びらを持つ特徴的な見た目をしている。白やピンク、黄色、青など様々な種類がある。オーストラリア原産のハツコイソウは、日本の気候にあまり適していないということで、栽培が難しい花と言われている。

しかし、鉢植えとして一年程度楽しむのには適している花で、蝶が飛んでいるような可愛らしい見た目が人気だ。

●ハツコイソウの花言葉
・秘密
・淡い初恋
・約束を守る

（2022年5月20日更新）