黎明期のピンク映画とテレビ時代劇の往復とは? わかりやすく解説

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黎明期のピンク映画とテレビ時代劇の往復

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 14:38 UTC 版)

唐順棋」の記事における「黎明期のピンク映画とテレビ時代劇の往復」の解説

1963年昭和38年)、宣弘社との契約期間満了に伴い、かつて東宝プロデューサーであった本木荘二郎奨められ、成人映画『0の情痴』を監督する。翌1964年昭和39年)には歌舞伎座テレビ室契約を結び、テレビ映画世界戻りつつ、本木荘二郎のシネユニモンドで、『性の爆発』(1965年)、『情痴果て』(同)、『女・三百六十五夜』(1966年)を「唐沢二郎」の名で発表する1968年昭和43年4月には、大井由次(小諸次郎)の青年群像で『女の秘絵図』を早坂 絋清の名で発表同年7月には同じく青年群像で『0の陰獣 日本性犯罪史』を早坂 紘の名で発表以降これが唐の第3の名となる。この時期歌舞伎座テレビ室では助監督務めており、1969年昭和44年4月28日放映開始され連続テレビ映画木石』(原作舟橋聖一)で監督昇進した1970年昭和45年7月4日放映開始され連続テレビ映画日本怪談劇場』では、全13話12話で「監督補」を務め第8話怪談首斬り右衛門』(同年8月22日放映)では監督務めた1970年代前半においては、『蛇姫様』(原作川口松太郎1972年放映)、『怪談』1972年放映)、『ご存知時代劇』(1973年放映)といった連続テレビ映画監督務め1973年昭和48年10月2日放映開始した水滸伝』(製作国際放映)では「時代考証」とクレジットされる等、テレビ映画手がけるかたわら、「唐沢二郎」「早坂紘」を使い分けて多く成人映画発表した。この時代に手がけた成人映画作品は、「コメディ・ピンク」と呼ぶべき「明るく軽妙なタッチ」の作品であったという。『水滸伝』で初めて手がけた「時代考証」については、考証家の林美一高く評価された。 1970年代後半においては1978年昭和53年10月1日放映開始した『西遊記』(製作国際放映)の「時代考証」を手がけた以外は、精力的に成人映画演出取り組んだ同年2月25日公開された『刺青』は、「唐順棋名義クレジットされた最初で最後監督作であり、同作凡天太郎共同監督したほか、凡天とともに出演もしている。1979年昭和54年6月5日公開された『トルコ拷問 激痛』に始まる「トルコ拷問シリーズ」は、シリーズ6作中4作を「早坂紘名義で手がけている。映画監督旦雄二が「早坂紘」に師事したのはこの時代1975年 - 1978年)である。 1980年昭和55年4月9日放映開始した斬り捨て御免!』では、全3シーズン通じて合計16話を監督した1982年昭和57年6月公開された『衝撃マントル 淫室密写』が記録に残る最後劇場用映画である(「早坂紘名義)。テレビ映画も、1983年昭和58年3月16日放映された『眠狂四郎円月殺法第17話美女身代り残忍剣-白須賀の巻-』を監督したのが最後である。満54歳時点作品的には沈黙した東京国立近代美術館フィルムセンターは、唐の監督作のうち、『男と女 ポルノ四十八態』、『痴漢クラブ 熱い肌の誘惑』、『ベッドマナー 男いびり』、『発情 おんな寝物語』の4作の上映用ポジプリントを所蔵している。

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