魔法の呪物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:41 UTC 版)
「ベルセルク (漫画)」の記事における「魔法の呪物」の解説
魔術士が製作する、精霊の力が宿った道具。魔術士でなくとも使うことができる物もある。 ゴーレム 泥人形。核となっている小さな人形を、泥が覆うように包み込んで人の形を象っている。人形を抜き取られたり破壊されたりしない限り、地面から泥を注ぎ足して何度でも再生する。魔術師の使役として用いられる。 シルフェの剣・フード 風の元素霊・シルフェの加護を授かった魔法の呪物。剣は、大鷲の羽で作られた刃と、森で一番高い枝に生えた宿木で作られた柄からなり、見た目は「大きな羽ぼうき」。旋風を巻き起こし離れた敵を切り裂くことができる。フードは、周囲に風を起こして着用者の身を守るほか、風に乗って大きく跳躍することもできる。霊樹の館でセルピコに授けられた。 サラマンデルの短剣 火の元素霊・サラマンデルの加護を授かった短剣。超高温の溶岩を魔術で短剣にしたもので、切り口が激しく燃焼する。火種の代わりは当然として明かりにも使用可能。サラマンデルの気性が激しいため、制御はやや困難である。霊樹の館でイシドロに授けられた。 念話の指輪 指輪をしている者同士の意思を双方向で伝達する。魔術を会得していない者でも使用できる。シールケが自身の髪の毛から製作したもので、ガッツ一行は全員装着している。 棘の蛇 肉体を持った怪物対策にシールケの作った使い魔。棘の蔓の先端に袋が括りつけられた形をしており、敵を捕縛する。蛇と対になった棘の指環を持つ者の命令で動く。シールケ曰く「有り合わせの代物」だが、結構強力でファルネーゼが使用。 狂戦士の甲冑 鉱精(ドワーフ)が製作した呪いの甲冑。着用した者の深層に眠っていた怨念を引きずり出して激情を起こさせ、その怒りから全身の痛覚を麻痺させて肉体の持つ力を限界まで引き出し、使徒を一方的に殺戮するほどの超人的な力を発揮させる。 その一方で着用者の心身にはとてつもない負荷が襲いかかり、肉体は著しく損傷する。また、甲冑の力に自我が飲み込まれた場合、敵味方関係なく周囲を殲滅するか、着用者が絶命するまで戦いを止めない。着用者の肉体が戦闘中に骨折などで損傷した場合は、甲冑の内側から鋼の棘が食い込んで粉砕した肉体を外部から整復・固定し、戦闘を継続させる。劇中ではその強烈な力の反動で、白髪化、指の震え、色覚異常、味覚障害、視野狭窄などの症状がガッツの肉体に現れた。髑髏の騎士によれば、使い続ければ症状は進行していくという。 サイズや形状は、着用者に合わせて変化する。普段は兜と篭手の部分は存在しないが、甲冑の力を発動させると具現化し、それぞれ頭と前腕を覆う。篭手はガッツの義手とも一体化し、生身のころと遜色ないレベルで動かせる他、義手の大砲も使用できる。兜は元々髑髏のようなデザインだったが、ガッツが着用してからは、劇中にたびたび登場するガッツの激情・怨念が具現化した獣の頭部のような形に変化している。 かつて髑髏の騎士が着用していたもので、フローラの手により霊樹の館の宝物庫に厳重に封印されていた。新生鷹の団のグルンベルドが館を襲撃した時にガッツに譲り渡され、以来ガッツの新たな鎧となる。
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