革命未明編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:03 UTC 版)
「とある科学の超電磁砲」の記事における「革命未明編」の解説
フェブリ 声 - 野水伊織 公園の花壇で寝ているところを美琴たちに保護された少女。金髪で、アホ毛が2本ある。唯一の所持品であるポーチには、強烈な味をした大量の棒付きキャンディが入っている。人懐っこく、佐天と初春には特に懐いているが、一方で美琴にはなかなか懐かなかった。面識がないはずの美琴の名前を最初から知っていたが、それは「スタディ」から逃がされる際に、布束から彼女を頼るようにと聞かされていたため。美琴から半ば強引にもらった、ピンク色のゲコ太指人形がお気に入り。 その正体は「スタディ」によって作られた人造人間「ケミカロイド」の予備個体。キャンディは体内で生成されている毒素の中和剤で、それがなくなると生命が維持できなくなる。 「革命」の日を前にキャンディの残数が尽きかけるという事態になり、学級会の会場で「風紀委員」たちが「スタディ」と戦っている間に、美琴に連れられて「スタディ」の本拠地へ突入した。有冨から聞き出した情報を元に佐天が回収したキャンディで体調を回復させ、ポッドで眠り続ける姉を目覚めさせるために声をかけ続けた。事件の後は布束に連れられて、調整のために学園都市を離れた。 ジャーニー (Janie) 声 - 野水伊織 フェブリの姉にあたる「ケミカロイド」。容姿はフェブリと同じだが、唯一の違いはアホ毛が1本であること。「スタディ」の計画の要で、能力使用に必要なコンピュータ言語のみをインストールされた状態でポッドの中で眠らされている。 「革命」では外部からの干渉を受けない状態で暴走させられ、学究会の会場に運び込まれた2万体を超える駆動鎧を操る。しかし、フェブリによる呼びかけと19090号の協力によって覚醒した。その後は調整のために学園都市を離れる。 能力は「幽体拡散(ディフュージョンゴースト)」。自身の毛髪を媒介に、それが存在する空間にAIM拡散力場を仮想物質化して封入、充填することにより遠隔操作を行う。仮想物質化した力場に事前に簡単な命令をプログラムしておくことで、一度に数万体の「駆動鎧(パワードスーツ)」を自立型のロボットのように操作することが可能。また、能力使用中はフェブリと感応し、互いの居場所を感じることができる。 有冨 春樹(ありとみ はるき) 声 - 間島淳司 暗部組織「スタディ」のリーダーで、企業「スタディコーポレーション」の取締役。眼鏡をかけた青年。「学究会」上位入賞の常連で、2年前には次世代技術部門と先端理論部門で最優秀賞を受賞している学園都市でも指折りの秀才だが、高位の能力者ではない「ただの秀才」なので知名度は低い。 ケミカロイドの理論を幻生に「夏休みの工作」と馬鹿にされたことがきっかけで、能力よりも知性が勝ることを示すべく、現行の方式とは全く違う完全に新規のアプローチで、より安定し均一の品質で使い潰しても惜しくない能力者を作り出す「ケミカロイド計画」を実施、ジャーニーを利用して学究会当日に「革命」と称したテロ行為を画策する。しかし、美琴たちに加え、「風紀委員」など彼女の助けに応じ集った人々の助勢、自分たちが計画のためのデータ収集に利用した「アイテム」からの報復により失敗に終わり、フェブリを伴いアジトに侵入してきた美琴に追い詰められる。最後のあがきとしてジャーニーを暴走させ、最終フェーズを発動して学園都市そのものの壊滅を図り自殺しようとするが、美琴に取り押さえられた。その後は観念して、素直にケミカロイド用の中和剤キャンディも保管場所を白状している。 小佐古 俊一(こさこ - )、関村 弘忠(せきむら - )、桜井 純(さくらい - )、斑目 健治(まだらめ - ) 声 - 小林裕介(小佐古)、 比上孝浩(関村)、持月玲依(桜井)、古川慎(斑目) 「スタディ」のメンバー。桜井のみ女性で、他は男性。いずれも眼鏡をかけている。 「革命」の時には、小佐古と斑目は直接ロボットを操縦して学究会の会場を襲撃したが、初春と佐天が操縦する「エカテリーナ二世号改」に敗北する。関村と桜井は有冨と共に本拠地で指示を出していたが、美琴によって拘束された。
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