雷における戊辰戦争とは? わかりやすく解説

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雷における戊辰戦争(庄内戦争)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 23:28 UTC 版)

雷 (村上市)」の記事における「雷における戊辰戦争(庄内戦争)」の解説

山北繰り広げられ戊辰戦争はほとんど庄内軍と政府軍争いであったため「庄内戦争」と呼ばれていて、庄内戦争において関川口に通ずることから戦乱の舞台となった1868年慶応4年7月下旬から8月上旬にかけて新潟村上陥落し庄内軍の戦線国境現在の新潟県山形県県境)までせまると鼠ヶ関口、小名部口に加えて関川口にも守備隊設けることになり、8月半ばから関川村山中胸壁築いた8月27日斥候を出すと、政府軍兵士山熊田大日峠に胸壁築いていることが分かった。そのため、関川守備隊は翌28日午前2時頃にを後にして川、山を越え三方分かれ襲撃した。この時の様子が、庄内軍の小隊長和田東実践記録戊辰庄内戦争録」に残されており、「焚き火をしていた数名番兵襲撃慌てて武器をうち捨てて胸壁内の小屋逃げ込んだ」と記されている。この襲撃功を奏し政府軍高鍋藩現在の宮崎県)の司令官のほか6つの首を取り多く戦利品得た庄内軍の圧勝であった。しかし、その後政府軍の反撃により激し銃撃戦舞台となった関川口の攻防を含む3つの羽越国境(他中浜小俣)を中心に激し戦い8月下旬から9月初めにかけて繰り広げられたが、庄内軍は孤立していた。米沢仙台藩戦況も不利であったため9月半ばに両藩続いて降伏。そして、庄内藩9月17日降伏し庄内戦争幕を閉じた明治政府地方制度整え新し政治目指し、そのための政策1つとして1873年明治6年)に地租改正法令発布地租改正時間のかかる大事業であったため、山北でも3、4年かけて1877年明治10年)にやっと終えたほどで、耕地少なでも面立ち延べ60日、他の人足作業延べ166駆り出される状態であったまた、指示をする役人出張長期滞在するため食事や宿を用意する必要があり、では役人まかない350にまでのぼった。尚、事務用品測量用具土産などの経費全て村人割り当てられ徴収された。には「地券入費附立帳」「地券人足控帳」「地券ニ付新潟入費割付帳」などの地租改正史料残されている。地租改正には多大な負担強いられたあげく、農民かけられ地租これまでより高いものとなった地租宅地田畑限らずありとあらゆる土地かけられ合計12535となった。これを当時の米に換算すると、約42.6石で江戸時代よりも重い負担であった新潟県全体では以前の税に比べ28増加していた。これに農民激しく抵抗し各地地租改正反対一揆起きたため、1877年明治10年)に政府税率下げることとなった1924年大正13年)に電気引かれる同年秋の夕方、伊藤六助家の前の電柱初め電燈が点くということで、村人集まったでは日露戦争の頃から、政府指導のもと兵役出征兵士留守家族労力奉仕をしていた。当時区長引き継ぎ書類によると、1902年明治35年)から稲作時期村の人々現役軍人留守家族の手伝いをしていたと記録されている。更に、1939年昭和14年)の史料勤労奉仕一覧表」にも同様の記録残されており、毎月4日軍人家族へ勤労奉仕日と定めていて、5月から10月農作業手伝っていたとある。尚、これは1945年昭和20年)の終戦まで続けられていた。

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