開発経緯など
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「メタルギア ライジング リベンジェンス」の記事における「開発経緯など」の解説
キャッチコピーは「メタルギアが、キレた。」。初めは『メタルギア ソリッド ライジング』として時系列は『メタルギアソリッド2』と『メタルギアソリッド4』の間に位置したものというアイデアだった。 主人公の「雷電(Lightning Bolt)」に合わせ、「ライトニングボルトアクション」というオリジナルのジャンルとなった。敵兵を斬って内部のパーツを奪う「斬奪(ざんだつ)」、そしてどんな角度からも斬れる「自由切断」がセールスポイントになっている。 今作が最初にほのめかされたのは、2009年にサンフランシスコで行われたGDC2009での小島秀夫による基調講演においてであった。講演は、今までのメタルギアシリーズの開発の流れを時代順にたどっていくもので、最後に表示された「The Next MGS」と題された画面上に雷電らしき影が映っていた。 今作の発表前に小島プロダクションは自Webサイト上でカウントダウンを開始。Webサイトは最終的に小島プロダクションのE3特設ページとなり、今作も掲載された。 トレイラー映像は小島秀夫の発表中に流されたが、今作では小島はプロデュースを行うのみと考えられていた。ポッドキャストの「Kojima Productions Report」によると、今作ではまったく新しいゲームエンジン(FOXエンジン)が使用されるという。小島は、プロデューサーとして今作の開発に携わると公式に発表されているが、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』のように完全に携わるものではないという。 開発が予定通り進まず、プロジェクト中止まで小島は考えていた。しかし、2011年にアメリカで開催されたVGA(Video Game Awards)2011においてプラチナゲームズが開発に加わることが発表され、時系列は『メタルギアソリッド4』の数年後の未来で雷電がPMSCs(民間軍事警備会社)に所属し、世界中にサイボーグが普及している時代に変更となった。この時、タイトルも『メタルギア ライジング リベンジェンス』へ変更された。それまでの開発データは放棄し、全て一からの作り直しとなった。PVでは『メタルギアソリッド4』に登場した月光やメタルギアRAYの発展機と思わしきメタルギアが登場している。 E3 2012ではトレーラーが公開され、刀だけでなく槍やミサイルを使用している様子が公開された。また、初のプレイアブルコーナーが開設された。東京ゲームショウ2012ではトレーラーが公開され、停止中の仔月光を操り敵を排除する様子が公開された。 2012年10月発売の『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』のPS3版には本作の体験版のダウンロードコードが付属している。同年12月からはPlayStation Storeにおいて体験版が配信されている。 本作はシリーズで初めてXbox 360向けが発売され、後のシリーズ作品もマルチプラットフォームで開発されるきっかけとなった。 2013年5月17日にはMicrosoft Windows版の発売が発表され、翌年2014年1月9日に発売された。 2013年12月5日には、全ダウンロードコンテンツを収録したスペシャルエディション(事実上の廉価版)が発売された。 日本国内における発売日について 2012年8月30日、メタルギア生誕25周年記念パーティにて日本語版トレーラーとキャストの一部が公開された際、2013年初旬となっていた発売日が同年2月21日に確定した。 同年9月13日、諸事情により日本版 Xbox 360用パッケージの発売中止を正式に発表した。ただし、Xbox 360海外版はマルチランゲージで日本語字幕付き、またリージョンフリーであるため、日本のXbox 360本体でもプレイ可能である。国内版は主に音声と字幕が日本語で、サイボーグのナノペースト(血)や切断面が白の表現となっている。 PS3本体同梱版について 2008年に発売された『メタルギアソリッド4』に続き、今作もPS3本体同梱モデルが数量限定で発売された。 備考 シリーズ恒例のデモシーンの隠し要素(デモシーン中に特定のボタンを押すとズームアップや主観視点になるなど)は廃止されている。 シリーズ恒例のコナミコマンドによる裏技は今作にも存在する。 ボスバトルによっては敵の攻撃を1発食らっただけでゲームオーバーになる展開がある。 3次元コンピュータグラフィックスは英語音声に準拠している。
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