配備後の事故とは? わかりやすく解説

配備後の事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 09:39 UTC 版)

V-22の事故」の記事における「配備後の事故」の解説

量産決定後の2006年-2011年の間に米空軍および海兵隊では、大小合わせて58件の事故起こっている。そのうちクラスA重大事故)は計4件、クラスB中規模事故)は計12件。残るクラスC小規模事故)は、「整備士整備中に作業台から転落して負傷」といった、V-22性能とは直接関係のない事故多数含まれている。 2009年5月27日 第204海兵中型ティルトローター訓練飛行隊所属MV-22が、米国ノースカロライナ州低空飛行訓練中、燃料切れ国立保護地区緊急着陸し、その給油中にエンジン排気熱で草地燃えだし、機体外壁損傷した同日発表され海兵隊声明によると、火事直ち鎮火されたが、機体外壁高熱による損傷残された。声明では損傷度合い明らかにされなかったが、同機は翌28日の昼には所属ニューリバー基地へと帰還した(→詳細)。 2010年4月8日 空軍特殊作戦軍所属CV-22が、アフガニスタン南部夜間着陸失敗し横転した。この機体は、2009年初期作戦能力取得した後に2回目ローテーションとして2010年アフガニスタン送られ内の1機であり、CV-22としては通算12号機にあたる。搭乗していた全20名のうち乗員2名と陸軍レンジャー兵士1名、民間人1名の計4名が死亡し、他の搭乗者負傷した事故起きたのは、暗視ゴーグル使った夜間の砂漠への着陸最中だったため、ダウンウォッシュ(垂直揚力による下降気流)によって巻き上げられ砂塵視界遮られるブラウンアウト」が発生しパイロット空間識失調起こしたではないかという推測がある。 2012年4月11日 海兵隊MV-22、1機がモロッコ南方海上強襲揚陸艦イオー・ジマ」での訓練中、離艦後に墜落した。全搭乗員4名中、2名死亡、2名重傷となった3月29日ノースカロライナ州から派遣されて来た、第24海兵遠征隊(24th. MEU)揮下の第261海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM-261)に所属していた当該機は、モロッコ演習地海兵隊員降ろした後の、現地時間4時頃に事故起こした2012年6月13日 空軍CV-22が、フロリダ州南部訓練中に森林墜落し乗員5人が負傷した編隊飛行中に前方機体ローター気流巻き込まれた事が原因とされている。 2014年6月26日 宮崎県小林市市街地上空で、山口県岩国基地離陸して沖縄県普天間基地向かっていたMV-22落雷機体普天間着陸し乗員3名も無事だったが、プロペラ二枚破損していた。 2015年5月18日ハワイ州オアフ島ベローズ空軍基地訓練中の海兵隊所属MV-22着陸失敗し炎上隊員1人死亡した事故機に22人が乗っており、残る21人も病院搬送された。その後病院収容されたうちの1人死亡した2016年12月13日 夜9時30分頃、沖縄本島東海上で空中給油訓練行っていた海兵隊MV-22B名護市安部近く浅瀬着水機体大破し乗員5名のうち2名が負傷した米軍説明によると給油機ホース事故機のローター当たってブレード破損し普天間基地からキャンプシュワブ目的地変更して飛行していたが、機体不安定になったので飛行断念して不時着したという。沖縄県ではこの事故を、機体大破している事を理由に「墜落」として扱っているが、大破墜落根拠とはならないという専門家指摘もある。 また同日浅瀬大破した機体とは別のオスプレイ降着装置不具合起こして普天間基地胴体着陸した。 2017年1月29日 イエメン中部バイダー県海兵隊MV22ハードランディングし、3名の負傷者出した海兵隊の手によって事故機はその場破壊された。 2017年8月5日 オーストラリアクイーンズランド州ロックハンプトン英語版)沖で、米豪軍事演習「タリスマン・セーバー」に参加していた普天間飛行場所属第31海兵遠征隊(31MEU)の第265海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM-265)所属MV-22強襲揚陸艦USSボノム・リシャール(LHD-6)から離陸し輸送揚陸艦USSグリーン・ベイ(LPD-20)に着陸する際、船尾機体接触して墜落乗員26人のうち23人は救助されたが、3人が行不明になったが、後に国防総省は3人全員死亡宣告した海兵隊ダウンウォッシュ原因だとする調査報告書公表している。 2017年9月29日 シリアイスラム過激派組織ISIL掃討作戦支援任務に就いていた海兵隊MV-22シリア国内米軍軍事拠点墜落し乗組員2人負傷した機体大破炎上したが、米軍は「ハードランディングだった」と主張している。 2022年3月18日 ノルウェー北部ボド北大西洋条約機構演習「コールド・レスポンス」に参加していたMV-22B墜落し乗員4人が死亡した

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