運行開始に合わせた駅改修・新築工事による乗降駅変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 06:50 UTC 版)
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の記事における「運行開始に合わせた駅改修・新築工事による乗降駅変更」の解説
運行開始に合わせ、宮島口駅と東萩駅を改修する計画となっている。また、立ち寄り駅でもある岩国駅(山陽コース・下り2日目)に関しては、運行開始当時は駅橋上化工事を実施している都合上、乗客の円滑な観光地案内のために2018年(平成30年)春の工事終了まで「南岩国駅」で乗降となる運行であったが、2018年10月10日に旧跨線橋の解体・撤去工事は完了しており、2018年12月2日より岩国駅乗降扱いとなっている。また、尾道駅南口駅舎も観光周遊での「尾道のまちへの玄関口」「せとうちエリアへの玄関口」として建て替えた上で、2018年(平成30年)夏頃に開業計画していたが、2018年度末に完成を計画先延ばしとなり、2019年3月10日に新駅舎開業となった。更には宍道駅・城崎温泉駅でも改修計画が決定。城崎温泉駅は2016年11月5日に改修完成し、宍道駅は2017年5月18日に改修完了した。東浜駅についても2017年4月12日に駅改修完成した。 以下の通りの駅改修・建て替えを行う計画(一部の駅は改修完了済み)である。また、当列車を利用者以外の訪問者である乗客も意識したものとなっている。 宮島口駅:専用入り口を設置。駅は宮島を印象付ける色合いとし、ガラスでの美装化を実施した上で、駅構内に使用する木材は廿日市市産のものを使用する。そして、訪日外国人の利用が多い事に対応するために、駅構内だった土産物店を駅構外に移転し「おみやげ街道」を新築する。また大きな荷物対応のために手荷物預り所の機能を強化する。また、外国語対応も可能な係員を配置する。運行開始までに駅改修は完了している。 東萩駅:専用入り口を設置。駅外観は萩城下町・風景のイメージである「格子」や「なまこ壁」の装飾したものへと改装[要出典]。 尾道駅:尾道水道や駅前広場側である南口駅舎を開放的な吹き抜けのある空間とし、観光周遊に安全性・利便性を高めたトイレ・コンコースの改修と専用出入口の設置。初代尾道駅舎(1891年(明治24年)当時)の雰囲気を復刻させ、2019年3月10日にリニューアル駅舎の開業が行われた。 宍道駅:内部ホールの壁面をガラス化、外観壁の白化、床材は来待石で格子・腰壁は木材を活用した改修をする。また、専用入り口の設置。2017年5月18日に改修完了した。 城崎温泉駅:街並みを重視からの調和した外観とし、2016年8月時点で駅舎が建設からの約90年間も継承してきた、アール・デコ調のデザインのままとする。内装も「街並みとの調和」を重視し、床面には「大谿川(おおたにがわ)」・「玄武岩」・「柳」をモチーフのデザインで施工する。地元風景を題材に地元作家の伝統的な工芸品を設置し、一方で床面デザインの「大谿川」の対岸ではデジタルサイネージでの情報発信での施工をし、乗客には城崎温泉の魅力を伝える事を目的としている。待合室では「再生の歴史」・ラウンジでは「自然との共生」を紹介する。また、専用入り口も設置する予定で2016年8月末に着工され、同年11月5日に完成した。 東浜駅:周りの風景に溶け込むことを狙った、ステンレス鏡面仕上げの天井や待合室の全面透明ガラス窓を特徴として、駅前広場やトイレの整備も実施されることになった。また、近くの旧保育所施設を改修してレストラン「AL MARE」(アル・マーレ、イタリア語で海辺の意)とすることになり、浦富海岸の眺望するために遊歩道・東屋を新設。2017年4月12日に新駅舎が完成した。
※この「運行開始に合わせた駅改修・新築工事による乗降駅変更」の解説は、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の解説の一部です。
「運行開始に合わせた駅改修・新築工事による乗降駅変更」を含む「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の記事については、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の概要を参照ください。
- 運行開始に合わせた駅改修・新築工事による乗降駅変更のページへのリンク