運行開始初期とは? わかりやすく解説

運行開始初期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 02:13 UTC 版)

広九直通列車」の記事における「運行開始初期」の解説

1907年イギリスの植民地であった香港広東省広州を結ぶ九広鉄路建設開始された。九広鉄路建設イギリス側九広鉄路英段)と清国側九広鉄路段)で別々に行われ1910年10月1日香港区間東鉄線)が開通し1911年10月8日には清国区間広深線)も開通して直通運転開始された。開通時広九直通列車は港穂直通車と呼称され、広州市内の沙頭駅(中国語版)から吉山駅中国語版)、石龍駅(中国語版)、常平駅樟木頭駅深圳駅経由して香港九龍駅中国語版)まで運行された。運行距離は178.55kmである。 運行開始当初ダイヤ1日2往復で、九龍広州間の所要時間優等列車が約2時間55分、普通列車7時であった座席等級ファーストクラスとセカンドクラスで、価格それぞれ5.4銀元及び2.7銀元であった1936年から1937年の間には、香港九広鉄路局(中国語版)は豪華直通列車の運行開始した豪華直通列車には、食堂車展望車設置された2輛の気動車用いられそれぞれ広州淑女Canton Belle)号、大埔淑女(Taipo Belle)号と命名され1936年10月14日大埔淑女号は九龍広州間を無停車で2時間15分で走破した日中戦争中の1938年10月日本軍による広東攻略戦結果九広鉄路破壊され広九直通列車運行縮小された。1941年12月には香港の戦い勃発し九広鉄路沿線すべてが日本軍の占領下となり、広九直通列車運行は完全に停止された。その後1945年8月日本降伏するまで、九広鉄路軍用として用いられた。

※この「運行開始初期」の解説は、「広九直通列車」の解説の一部です。
「運行開始初期」を含む「広九直通列車」の記事については、「広九直通列車」の概要を参照ください。

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