羅刹七人衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 03:43 UTC 版)
「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の記事における「羅刹七人衆」の解説
鷹麻呂(たかまろ) 左近が最初に戦った羅刹。鷹を自在に操る。大阪城で左近と豊臣秀頼との面会時に秀頼の命を狙って襲撃を掛けてきた。何もない所から突如、腕を現し秀頼を殺害しようとしたが左近の剣に防がれる。剣技・幻術を駆使し、左近と戦う。去り際に左近の斬撃を受けたが自身は幻と思っており、他の羅刹が待つ場所へ帰還する。体が癒えていない左近は敵ではないという趣旨の発言をしたが、直後、体が真っ二つに折れ、絶命。猿羅曰く、半時前に死んでいた。なお、彼の発言から息子がいるようだが、劇中には登場していない。 猿羅(ましら) 背は低く、猿に似ている風貌をしている羅刹。風魔と戦闘中、片目を失うが、それをものともしない程、戦闘のセンスが高い。その後、六郎と戦うが彼の燐を仕込んだ血飛沫が顔にかかり発火。悶えている所を、首を斬られた。 幻霧斎(げんむさい) 長髪で優しそうな風貌をしているが、恐るべき剣技「羅刹円月斬」を使う羅刹。いかなる場所でも太陽を背に、自身の太刀筋を隠す「羅刹円月斬」で多くの風魔の手練れを葬る。六郎との戦闘では万全ではない彼を瀕死の重傷に追い込むが、渾身の「風魔不動雷電」で体を動かすことができないほどのダメージを受ける。この自分の状態を恥辱と感じ、六郎をこの手で斬らなければ済まないと撤退。その際、傷が癒えたとき再戦を約す。そして、風魔の里侵入時、六郎と再戦。二刀での「円月斬」で六郎の左腕を両断、追い込むも、両腕からの「不動雷電」に破れる。その後、紅と共に旅に出た六郎の代わりの護衛となる。 烏丸(からすま) 無数の烏を操ることの出来る羅刹。容貌は小柄な醜男で、顔立ちの良い幻霧斎とは馬が合わないと思われる。戦闘は主に操る烏に爆弾や刃物をつけて攻撃させ自身は烏に指令を出すにとどまる。駿府付近の貧農の村で左近を襲撃した。その時、助太刀に出た五郎ェ門を殺害したことから左近が激怒、爆薬を纏った烏の大群による特攻も不意に現れた風魔が左近を手助けし回避され、左近の斬撃を受け真っ二つになり、「大」の字ならぬ「北」の字で地面に墜落する。 月羆(つきひぐま) 羅刹一の巨躯を誇る。長年の修行で気を溜め込み自在に調節できる力を会得した。駿府で左近、六郎らと対峙。彼らを羅刹破山蓋世で吹っ飛ばすが、その際のちょっとした油断が仇となり、柳生兵庫助にバラバラに斬られてしまった。 紅時之丞(くれないときのじょう) マントを纏っている羅刹。容姿は幻霧斎にも引けを取らない美形。彼の術は披露されていないが、他の羅刹と同様、恐るべきものであると思われる。瀕死とはいえ六郎の背後を一瞬で取り、彼の首に刀をつけたなど動きは速い。柳生七郎左衛門から敵を操る術を伝授され風魔の里に容易に侵入する。武人・左近をかつての主君、山中鹿之介と同様の存在と感じる。左近の義、武に対して妖術や幻術で戦うのは紅自身が許せるはずもなく、彼も剣術で左近の相手をした。その後、幻霧斎と共に旅に出た六郎の代わりに護衛を務める。 天鬼坊(てんきぼう) 左近が二番目に倒した羅刹。坊主の風体をしているが袈裟を取ると短髪で精悍な顔をしている。廃寺にいた左近らを急襲した。カラクリのついた六角棒を使い深手の左近を苦しめる。触れると大木さえも貫く数珠での攻撃「宝珠散華舞」を弾き返されたが、自分の武器でやられるはずもないと容易に数珠を掴むが、同時に投げられた左近の刀には反応が遅れ体を貫かれた。彼もまた死に場所を探していたため、満足げな笑みを浮かべて息を引き取った。
※この「羅刹七人衆」の解説は、「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の解説の一部です。
「羅刹七人衆」を含む「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の記事については、「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の概要を参照ください。
- 羅刹七人衆のページへのリンク