編集工学研究所
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株式会社編集工学研究所は、文化人松岡正剛と編集工学を軸にイベントやカルチャースクールなどを企画運営している、丸善 (旧丸善株式会社・子会社現丸善雄松堂)の親会社丸善CHIホールディングス傘下の孫会社である。 社員 70〜80年代初頭に松岡正剛が起こした出版社工作舎で松岡の部下となり、その後も編集工学研究所で松岡とともにイベント広告業に従事。ISIS編集学校には創立から参画しているほぼ60〜70歳の側近。編集実務経験者は松岡側近の年配者のみ。 高橋秀元(編集工学研究所主任研究員、早稲田大学中退、1945年生まれ) 大川雅生(編集工学研究所所属以前より編集経験ありとのことだが詳細は一切非公開、ISIS編集学校頭取、導匠、評匠、90年代より参画、1958年生まれ) 木村久美子(工作舎の元デザイナー、専門学校卒) リクルートの映像関連子会社や一般企業OLを経て編集工学研究所で松岡の部下となり、編集工学を修得後、ISIS編集学校では編集コーチ養成コースなどを取りしきっている40〜50台の女性。 太田香保(松岡正剛の秘書) 佐々木千佳(事務局長、リクルート映像元社員) 田中晶子 原淳子 実績 平城遷都1300年祭の集大成として「平城京レポート」が作成された。レポート作成につき、奈良県と随意契約をしたのは松岡正剛事務所と編集工学研究所、評論家寺島実朗率いる財団法人日本総合研究所だが、レポート執筆にはISIS編集学校の生徒、師範、師範代、編集コーチ養成コースのコーチが二十数名ほど参加していた。その中には、コーチ資格を持たない一生徒であり、大手広告代理店電通に勤務する者もいた。1300年祭終了後、レポート284ページ中に170ヵ所の誤記・間違い・要確認箇所があることが判明し、その杜撰な編集ぶりが報道された。[要出典] 当初1.9億円の予算で4冊の書籍を公刊する予定だった(第3冊が平城京レポート)が、2冊を公刊後、平城京レポートの致命的欠陥が発覚したところで、弥勒プロジェクトは事実上取りやめになっている。既刊の2冊『Narasiaの潮流これナラ本』『Narasiaいまナラ本』の双方にも師範、師範代が十数名ずつ参加していた。 2014年度に京都外国語大学で大学生対象に「ライティング編集術ワークショップ」が開催された。その時、平城京レポート等の公刊予定は宙吊り状態であったが、ワークショップには平城京レポート執筆を担当した師範が参加していた。 平城遷都1300年祭「弥勒プロジェクト」の一プロジェクトで奈良県が七千万円をかけて製作したwebサイト「NARAcom」「NARApedia」が公表されず一般に知られることもないまま閉鎖されていたことが判明した。このサイトは「日本と東アジアの未来を考える会」(松岡正剛幹事長)が東アジアの未来のための知のアーカイブとして構築していたはずだった。奈良県からサイトの構築運用を請け負っていたのは、松岡正剛事務所、編集工学研究所、財団法人日本総合研究所のJV(共同企業体)。このwebサイト関連プロジェクトにも、師範が参加していた。弥勒プロジェクトに関わる不祥事が発覚してから現時点(2016年)までに、松岡正剛事務所、編集工学研究所、ISIS編集学校から未だ弁明も謝罪もされていない。
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