答申と新たな建設計画、反対署名運動とは? わかりやすく解説

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答申と新たな建設計画、反対署名運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:23 UTC 版)

小牧市立図書館」の記事における「答申と新たな建設計画、反対署名運動」の解説

再開後も小牧図書館考える会は市民意見を聞くよう求めたが、市民意見を聞く事は行われないまま審議終了争点となっていた建設地運営方針に関して意見集約できないまま、中間とりまとめ経て答申作成された。答申では意見集約ができなかったこれらの点に関して全ての意見並列表記する形式となった建設地に関しては「小牧駅新設良いという委員意見多数だった」とする一方で現図書館改修修繕」や、えほん図書館がある「ラピオへの移転」を求め意見もあったと記された。運営方針に関しては「市の主体的運営」が挙げられる一方「市直営業務委託活用意見や「指定管理者制度否定すべきでない」などといった意見併記された。答申2017年2月9日小牧市教育委員会提出。なお答申に関して内野会長は「読んでこうすべきだという内容はなっていない。答申答申に基づく見直し案、議事録3つをみれば、行政新し図書館考えることができるはずだ」「審議終わったが、図書館づくりはこれから。車のラリー例えれば、どんな悪路天候環境待ち構えているかわからない。沿道市民応援支援不可欠。」などと述べた。また山下市長は「答申重く受け止めよりよい図書館早期建設取り組みたい」と述べた。そして審議委員務めた小牧図書館考える会の渡辺共同代表は「建設場所問題など十分議論されとはいえなかった。今後市民アンケート行い市民意見聞いて建設進めるよう見守りたい」と述べた審議会答申受けて山下市長同年4月27日市議会文教委員会で「市街地のまちづくり利用者利便性シンボル性を総合的に判断した」として市直営小牧駅前に新設する新たな方針発表建設費35億40億円、延べ床面積6000平方メートル蔵書目標50万点TSUTAYA図書館計画とほぼ同規模となった。これに対し委員からは「規模の縮小求めた答申精神生かされたのか」と疑問投げられた他、「分館整備同時進行進めてほしい」という意見出された。また「建設地に関して市民の声聴くべきでは」という意見に対しては「建設場所A街区良いという意見多数であった審議会意見尊重する」として、建設地関し市民意見聞かないとした。同年6月29日市議会ではこの計画に関する補正予算賛成多数可決。これを受けて同年7月9月にかけて公募型プロポーザル実施され基本設計社は株式会社新居千秋都市建築設計決定された。その後同年8月市は18歳上の3000人の市内在住者対象とした新図書館設計に関するアンケート実施(有効回収数1150件、有効回収率38.3%)。このアンケートでは建設地に関する設問はなかったが、小牧駅建設反対する意見ラピオ移転を望む意見図書館建設そのもの反対する意見住民投票結果無視しているという非難の声も寄せられた。その後同年8月29日選抜され中学生10月20日選抜され高校生とともにグループミーティングが実施された。さらに同年12月10日と翌2018年2月4日に市が選んだ80名の市民によるワークショップ実施された。同年4月23日小牧市新たな建設計画発表小牧山イメージした外観地下1階地上4階延べ8684m2。建設費概算で約43億4千万円と建設費問題となったTSUTAYA図書館よりも高い費用となった。また2018年度中に実施設計完了し、翌2019年から工事着工し2020年度末の供用開始目指すとした。 これに対し小牧図書館考える会は「答申では広く市民の声聴きながらすすめるようにとも示されている」「今ある施設活用して新図書館建設すれば費用抑えられるし、早く建設できるし、分館充実にも予算組める」として、小牧駅新設反対改め山下市長対し市民意見を聞くよう求め署名運動2017年5月21日開始した同年6月27日には市民3000分の賛同署名を市に提出同年9月1日には累計6000人分、12月28日には累計9000分の署名提出最終的に2018年3月までで10,185分の署名を市に提出した。そして同年3月16日市議会文教建設委員会建設計画再考するよう求め請願書提出したが、市議らは「住民投票小牧駅建設否定されていない」「審議会では丁寧な議論なされた」「現在の計画答申受理して進められてる」「住民投票マスコミ影響大きかった」「早く作って欲しと言う人もいる」として、反対多数請願を不採択とした。

※この「答申と新たな建設計画、反対署名運動」の解説は、「小牧市立図書館」の解説の一部です。
「答申と新たな建設計画、反対署名運動」を含む「小牧市立図書館」の記事については、「小牧市立図書館」の概要を参照ください。

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