答志島と神島の設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:47 UTC 版)
「中部電力パワーグリッド」の記事における「答志島と神島の設備」の解説
答志島と神島は、三重県鳥羽市に属する有人離島である。 答志島は、本土の堅神変電所(鳥羽市)から6.6 kVで電気の供給を受けている。 神島は、従来、本土の系統と連系しておらず、神島発電所のディーゼル発電機で発電し、400 Vの配電線で島内に電気を供給していたが、発電機の煤煙・騒音が問題となっていた。中部電力は、1991年(平成3年)に答志島から海底ケーブルを引く計画を立てたが、工事費が高額であることから実施を見送った。しかしながら、神島発電所の設備の老朽化が進んだことから、2005年(平成17年)、ついに答志島と神島との間を結ぶ約8 kmの海底ケーブルが敷設された。現在では、答志島から6.6 kVで送った電気を神島発電所に設置した変圧器で440 Vに降圧して島内各所に送り、柱上変圧器でさらに100 V・200 Vに降圧し、島内の需要家に供給している。神島発電所は、海底ケーブルの敷設後も非常用として存続している。
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