第7話・家族編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:08 UTC 版)
「コンフィデンスマンJP」の記事における「第7話・家族編」の解説
★は主要ゲスト・「オサカナ」 与論要造(よろん ようぞう)★ 演 - 竜雷太 神奈川県の鎌倉に住む資産家。病で余命いくばくもない状態であり、今でこそ好々爺なおじいちゃんだが、若いころは違法スレスレの株式操作で莫大な利益を築き上げた経済ヤクザ。愛人を多数作るなど、金と女にしか興味のない人物で家族を顧みず、18年前に与論家に引き取られていた愛人との子・理花が家出、その1年後に正妻と、正妻との間に生まれた祐弥・弥栄が家を出る。 理花に扮したダー子が与論家に潜入し、その真意を質した要造は理花が口にした「造り酒屋の跡取り息子との結婚が破談になった」を信じ、破断相手である坂口圭一(ボクちゃん)を呼び出す。そしてその場で要造と坂口は親子盃を交わし、理花・坂口・祐弥・弥栄の5人と暮らすことになる。 「心残りが娘2人の花嫁姿を見られなかったこと」と言ったことで、自宅にて理花と坂口は挙式。式の場で弥栄は理花に要造とのDNA鑑定を行うよう求め、その場から逃げようとする理花と坂口に祐弥と弥栄が罵るのを見て、兄弟が自分の遺産目当てで尽くしていることを知りつつも、「遺産が欲しければせめて最後まで家族らしく振る舞え!」と激昂、その後倒れてしまう。なんとか一命はとりとめたが、その後は4人に本当の家族のように尽くされる。 ダー子による「本当は遺産など無く借金だらけ」「大金庫(実際は五十嵐によってすり替えられたもの)には愛人の写真だらけ」という仕掛けで愛想を尽くしたダー子・キンタ・ギンコが家を去る中、「1人になってしまうのはかわいそう」とボクちゃんだけが残る。その3週間後、最期はボクちゃんに看取られる中、金庫の暗証番号を伝えて息を引き取った。その暗証番号によって本当の大金庫に収められていた証券10億円分は、遺産を相続されたボクちゃんの権限によって配分された。 亡くなる直前、葬儀で棺に入れる写真を決める際には、過去に実子達などと撮影した写真ではなく、あえて、遺産目的で近付いた理花・坂口・祐弥・弥栄の4人と撮影した(要造いわく、「本当の家族」)写真を選んだ。毎年鎌倉の花火大会を楽しみにしており、亡くなった今年は位牌で見ることとなったが、本当の家族が出ていった中で、偽りといえど大勢の家族と共に一緒に見ることができた。 その後、SPドラマでは「旧与論邸」として屋敷をコンフィデンスマン達に利用されるが、隕石が直撃し大破してしまった。 与論祐弥(よろん ゆうみ)(キンタ) 演 - 岡田義徳 与論祐弥とはまったく別人の詐欺師。通称:巣鴨のキンタ。本名は成田太郎(なりた たろう)。養護施設出身でギンコと組んで年寄り相手にお金を騙し取っている。 半年前から要造の息子・祐弥に扮して遺産目的で要造の屋敷に忍び込む。バツイチの設定。いきなり戻ってきた理花(ダー子)を遺産目的と警戒し、弥栄とともに知り合いの医学博士(五十嵐)にDNA鑑定を依頼するが、実の親子であるとの捏造された結果が出る。 理花と坂口の挙式ではきちんしたDNA鑑定を行うためにダー子に詰め寄るが、要造からの叱責後は本当の家族らしく振る舞うようになる。しかし、ダー子の仕掛けによって遺産が無いことを知り、要造を見切って家を出ていく。 要造の死後はボクちゃんの計らいでギンコとともに遺産の一部を受け取り、一緒に花火大会も見物した。 劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、ギンコと共に遊園地で家族連れから財布を盗むところをボクちゃんに見つかり咎められる。その際、赤星が3人への復讐するために詐欺師を探していることを教えるなど、仲は良いようである。 与論弥栄(よろん やえ)(ギンコ) 演 - 桜井ユキ 与論弥栄とはまったく別人の詐欺師。通称:巣鴨のギンコ。本名は蟹江花子(かにえ はなこ)。キンタ同様養護施設出身。 半年前から要造の娘・弥栄に扮して遺産目的で要造の豪邸に忍び込む。祐弥とともに遺産目的で戻ってきたであろう理花(ダー子)を怪しむ。 キンタ同様ダー子の仕掛けによって遺産が無いことを知り、要造を見切って家を出ていく。 キンタ同様ボクちゃんから遺産の一部を受け取り、花火大会も見物した。 劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、キンタと共に遊園地で家族連れから財布を盗むところをボクちゃんに見つかり咎められる。 矢島理花(やじま りか)〈28〉 演 - 佐津川愛美 要造と愛人の子であり、幼少時に与論家に引き取られるが、継母と異母兄妹である祐弥・弥栄との仲が悪く10歳で要蔵の元を離れて実母の元に戻る。が、次から次に恋人を作る実母に愛想を尽かし17歳で母の元も出奔、以降、夜の仕事を転々として生きていくようになる。 その後、スリなどの窃盗に手を染めるようになり、1年前にバーでリチャードの財布をすった際、逆に財布を取られた上に電車のICカードなどが入っているカードケースまですられる返り討ちにあうが、それをきっかけとして、そのバーでリチャードとたまに会う仲になる。リチャードからは真っ当に生きるよう諭されていたもののスリを止めることができず、結果警察に捕まり刑務所で服役中。その間の家財道具をリチャードが預かっており、その中からダー子が見つけた要造からの手紙を見て今回の計画が進行する。 計画は理花には知らせなかったものの、ダー子やリチャードとの面会でヒントなどを提供。要造の死後はリチャードから遺産の一部を渡されたが、金よりもコンフィデンスマンの一味に入りたいという希望をリチャードに伝え「要造の娘だねぇ」と評される。 劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、沖縄のリゾートホテルでリチャードに詐欺の指導を懇願する。 須間聡子(すま さとこ) 演 - 阿南敦子 与論家の家政婦。実は要造の晩年の愛人であり、要造を最後まで看取り、ダー子達が手に入れた以上の遺産をもらったことを明かしている。 与論淳也(よろん じゅんや) 演 - 鳥越壮真 横沢ゆうで活躍している子役。キンタの依頼を受けて祐弥の息子に扮する。 与論弥栄の偽者(鈴木さん) 演 - 前田敦子 ダー子が用意した「子猫ちゃん」の1人。「本物の与論弥栄」に扮する。「子猫ちゃん」として複数回加担している。 劇場版の「ロマンス編」「プリンセス編」にも子猫ちゃんとして登場している。 与論祐弥の偽者 演 - 中尾明慶 ダー子が用意した「子猫ちゃん」の1人。「本物の与論祐弥」に扮し、キンタとギンコに「要造の遺産はない」ことを伝え、偽りの大金庫の暗証番号を教えた。
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