第3回 「空耳アビーロード」
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「桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜」の記事における「第3回 「空耳アビーロード」」の解説
2009年5月4日放送 ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録された楽曲に日本語の空耳歌詞を当てて、メドレー形式で演奏するという企画。歌詞は2009年当時の日本の政治・経済を桑田なりのユーモアを交えて風刺したものとなっている。アルバム名は『アベー・ロード』。 この回から番組タイトルロゴの右上に「あいなめ」の文字が付け加えられた。書体は「あいのり」のタイトルロゴに似せたものを使用している。また、DVDでは権利上の問題により収録されておらず、『100ページブックレット「音楽寅の巻」』に歌詞が収録された。 後年「第65回NHK紅白歌合戦」でのパフォーマンスが論争になった際は、再びこの企画の事が話題になり、紅白で歌った「ピースとハイライト」がこの企画と同一視される事を危惧する意見や、英語の歌詞に後述する内容の日本語の歌詞を取り入れた桑田の才能を再評価する声、「本来ロッカーとは体制を茶化すスタンス」「そこに類い稀な言語感覚で日本語と英語を合わせた風刺が凄いと楽しむくらいのもの」「ガチの運動歌ではなく桑田の芸の一つ」と桑田の芸風に理解を示す意見などが寄せられた。 演奏曲と空耳歌詞の内容 公明党BROTHER - (Come Together) - 麻生太郎、自公連立政権、定額給付金など さみしい… - (Something) - 日本共産党、志位和夫、不破哲三 舛添居ず知らぬ間データ - (Maxwell's Silver Hammer) - 年金問題、舛添要一 親だ〜れ!? - (Oh! Darling) - 小泉チルドレン、郵政造反組復党問題、DAIGO 僕当選さす票田 - (Octopus's Garden) - 選挙運動 iPhone中 - (I Want You (She's So Heavy)) - 円相場、世界金融危機 爪噛むおじさん - (Here Comes The Sun) - 麻生太郎、鴻池祥肇、中川昭一 民主党 - (Because) - 小沢一郎、西松建設事件 油田は危機を招き - (You Never Give Me Your Money) - 環境問題、ガザ紛争 国際危惧!! - (Sun King) - 北朝鮮によるさまざまな問題(日本人拉致問題、ミサイル発射実験、主体思想、万景峰号、日朝関係など) 民意無視して増した・・・!! - (Mean Mr. Mustard) - 税金 、天下り、田母神論文問題、在日米軍、防衛省問題 オレ審判!? - (Polythene Pam) - 裁判員制度 「死刑」にするも「罰する」も非道!? - (She Came In Through The Bathroom Window) - 12に続き裁判員制度 公然知らんばい(Bye)!? - (Golden Slumbers) - 閣僚の辞任 借金(かり)が増え!!(Carry That Weight) - 日本国債、世界金融危機 次年度 - (The End) - 第1次安倍内閣 - ザ・ニュースペーパーの福本ヒデが安倍晋三に扮して出演している。 バンドメンバーは、桑田(ボーカル・ギター)、斎藤誠(ギター)、角田俊介(ベース)、小田原豊(ドラムス)、片山敦夫(キーボード)、角谷仁宣(マニピュレーター)。 「The End」の次曲「Her Majesty」については演奏されていないが、「次年度」終了後にさりげなくSEとして流されている。また、最後はユースケの「日本を支える先生方、これからも頑張ってください」という発言で締められた。
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