第25期生
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坊屋 春道(ぼうや はるみち)(声:宇垣秀成 / 草尾毅) 本作の主人公。髪型は金髪のオールバックで、常にスカジャンを身に着けている。スケベで明るいお調子者な性格。中学生の時のある事件をきっかけに徒党を組むことを嫌い一匹狼を自称するようになった。ただしその態度自体が「周りの人間を巻き込みたくない」という優しさの表れであり、一旦仲間として認めたもののためならば自分の身を危険に晒すことも厭わない。しかし照れ屋な面があり、そういった部分は他人に見せたがらない。自身では不良ではないと言い基本的には平和主義者、しかしケンカを売られた場合には、降りかかる火の粉は払うというポリシーを持っている。 ケンカの腕は非常に強く数々の激闘を繰り広げながらも敗北はリンダマンとの二回目のタイマンのみ(リンダマンとの一度目のタイマンは双方共に己の敗北と思い込んでいた変則の引き分け)。やがて、武装戦線の九能龍信、黒焚連合のブル、鳳仙学園の美藤竜也と並び『四天王』の一人に数えられるようになるが、事実上は街で最強の男として認められている。3年生の時には『日本不良界最強の男』九頭神竜男(くずがみたつお)をタイマンで倒し、全国にその名が知れ渡るようになった。 鈴蘭や他校の同期生が卒業していく中、ただ一人3年生を留年をしている。その後ヤスに「学校を辞める」と告げ、そのまま街から姿を消した。 桐島 ヒロミ(きりしま ヒロミ)(声:森川智之、俳優:大東俊介) 海老塚中学出身。ポン・マコの兄弟分で、3人のリーダー格にあたる。知的で冷静な性格。両親は離婚している。 中3の時に鈴蘭の生徒と揉めた際、桂木源次郎に仲裁に入ってもらったことがきっかけで鈴蘭に入学。その直後から当時最大派閥である阪東一派と抗争を繰り広げていた。2年生の時に転校してきた春道の助けを借りる形で阪東一派を壊滅に追い込み、その後はポン・マコらと共に春道と行動を共にするようになる。 阪東とはかつては険悪な仲だったが、美藤竜也とのタイマンで何度倒されても勇敢に向かっていった姿に心を打たれ、阪東の卒業を機に和解。その後、卒業間近の時期に阪東からボーカルとして誘われ、卒業後は上京しバンドを組んだ。阪東らと共に全国ツアーに出発しようとするシーンが『QP』で描かれている。 阪東がボーカルに誘ったり、ヤスがヒロミに歌が上手いと言う場面はあっても、ヒロミの歌唱力の高さが窺える場面はないので、阪東がヒロミを自身のバンドにボーカルとして勧誘した理由は、クローズ最大の謎である。 ポン / 本城 俊明(ほんじょう としあき)(声:辻谷耕史、俳優:橋爪遼) 海老塚中学出身。ヒロミ・マコとは中学時代から付き合いがある兄弟分。明るく調子の良い性格で春道と馬が合っていた。リーゼントヘアとマスクがトレードマークだったが、3年に進級した時に女にモテようとマスクを外し、髪型も変え、ロングヘアにした。卒業後は地元のバイク屋に就職し、続編『WORST』に端役として登場したことがある。 マコ / 杉原 誠(すぎはら まこと)(声:小杉十郎太、俳優:小柳友) 海老塚中学出身。ヒロミ・ポンとは中学時代から付き合いがある兄弟分。三人の中では最も喧嘩が強く、キーコや真弓鉄次に匹敵する実力を持つと春道に言われている。常にサングラスをつけている。元々は寡黙で無表情な性格だったが、春道と出会い、泉という彼女ができて以来、明るくお喋りな性格になる。 大工である泉の父の仕事を手伝っているうち大工の職業に憧れるようになり、3年の途中で学校を中退し大工になった。大の映画好き。 亜久津 太(あくつ ふとし)(声:菅原正志、俳優:沖原一生) 元阪東一派の幹部。転校してきた春道に一発で倒され、ヤスを介して春道グループに入る。長いものに巻かれるお調子者タイプで、喧嘩の腕前は、「中学の時には1つの学校を仕切ってた。」(本人談)だが実際は、仕切ってたとは思えないほど弱い。後半は、いつまでたっても春道に名前を覚えてもらえないなどギャグキャラとして扱われていた。卒業が近づいた時期に就職が決まらないことを悩んでいたが、その後どうなったかは明らかになっていない。 金次という3歳下の弟がおり、入れ替わりで鈴蘭に入学している。
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