特徴・名勝負などとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 特徴・名勝負などの意味・解説 

特徴・名勝負など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 05:35 UTC 版)

ボストン・ガーデン」の記事における「特徴・名勝負など」の解説

このアリーナ有名にしたのは何といってボストン・セルティックス1960年代にNBA8連覇達成したこと、そして1980年代マジック・ジョンソン率いロサンゼルス・レイカーズラリー・バード率いボストン・セルティックスとの対決舞台となったことであろう1928年建てられたこのアリーナ1970年代から既にNBA最古アリーナであったが、セルティックス選手達とその元コーチでありその後ゼネラル・マネージャー就任していたレッド・アワーバック本拠地のその古さ逆に地の利」として生かす戦術をとった。寄木細工フロア痛み激しく木材の厚みが均一でないためイレギュラー・バウンド非常に多いばかりかコートの端にはドリブル突いてボール跳ね返ってこない場所も何カ所かあった。セルティックス選手たちはそうした場所に相手誘い込んでターンノーバー誘発させることをよくやったという。また、ロッカールーム狭くて汚いことでも有名で、エアコンシャワー壊れていることも多かったそのような地の利」によってセルティックスホームでの勝率は常に良く、1985-86シーズンにはホームコートでは40勝1敗という記録打ち立てたこともある。(NBA最高勝率2015-16シーズンゴールデンステート・ウォリアーズ(73勝9敗)でさえもホーム39勝2敗だった) また、フロア以外でも予想外事態相手チームを襲うこともあった。1983-84シーズンNBAファイナル第5戦、当日はいつもは寒冷なボストン市異常気象見舞われ5月にもかかわらず最高気温36度にもなった。老朽化著しく空調設備万全でなかったガーデン内は42度以上の猛暑になり、暑さ倒れ観客続出する事態になった。この事態を全く予想できていなかったロサンゼルス・レイカーズコーチ陣選手たち暑さのために明らかに精彩欠き、この試合落としてしまったことで第7戦までもつれたあげくにシリーズ敗退してしまう。 こうしたいくつもの事実事件はやがて伝説化していき、「ボストン・ガーデン魔物」と恐れられるようにまでなってきた。絶対に勝てると思っていた試合ここ一番になるとなぜか奇跡的なプレー起こりセルティックス勝利を収めるケース何度も起こったからだ。セルティックスプレーオフでもボストン・ガーデン行われた7戦シリーズ最終戦敗れたことは2度しかなく、NBAファイナルの第7戦で敗れたことはガーデン時代には一度もなかった。 この伝説に挑戦したのがマジック・ジョンソン率いロサンゼルス・レイカーズである。1983-84シーズン最初対決では試合中乱闘による集中力欠いた戦いぶり猛暑影響もあって勝て戦いだったと言われながら第7戦まで持ち込まれ結局敗退してしまうという屈辱を味わう。しかし、その翌年には同一カード再戦となり、マジック・ジョンソン大活躍もあって6戦でシリーズ勝利しロサンゼルス・レイカーズボストン・ガーデンではNBA史上初め敵地優勝決めたチームとなったその後セルティックスは1985-86シーズンには優勝を飾るが、これがセルティックスボストン・ガーデン最後優勝となった。1986-87シーズンにはNBAファイナル進出するロサンゼルス・レイカーズ敗退しその後伝説的な選手だったラリー・バード故障で満足に出場できなくなったこともあり、ボストン・セルティックス成績次第低迷していく。 「ボストン・ガーデン魔物」も打ち破られ建物老朽化限界達し空調照明放送各種表示装置などの設備明らかに他のアリーナ比べて見劣りしていたボストン・ガーデンはついに1995年NBAプレーオフ試合最後に取り壊され、新アリーナに引き継がれることとなった。だが、現在のアリーナもそうだが、NBA最多17回の優勝を誇るボストン・セルティックス本拠地天井部分NBA優勝カンファレンス優勝永久欠番などのバナーひしめき合い、飾るスペースがなくなるほどの壮観さを見せていた。現在のアリーナでは21人もの永久欠番選手たちバナーを他のチームのように天井から一枚ずつ下げて飾る場所がなくなり3枚バナーに各選手たち背番号だけをまとめて書き込んだ簡略バナー飾っている。 開催イベントテナント先代:マシューズ・アリーナ ボストン・ブルーインズ本拠地1928–1995 次代TDガーデン 先代:マシューズ・アリーナ ボストン・セルティックス本拠地1955–1996 次代TDガーデン 先代:マシューズ・アリーナ ニューイングランド・ホエーラーズの本拠地19731974 次代XLセンター 先代パラウ・ブラウグラナ ザ・マスターズ会場1973 次代:クーヨン・スタジアム

※この「特徴・名勝負など」の解説は、「ボストン・ガーデン」の解説の一部です。
「特徴・名勝負など」を含む「ボストン・ガーデン」の記事については、「ボストン・ガーデン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「特徴・名勝負など」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「特徴・名勝負など」の関連用語

特徴・名勝負などのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



特徴・名勝負などのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのボストン・ガーデン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS