求刑超え判決の例
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1996年11月 - 交通死亡事故で京都地方裁判所の懲役3年実刑判決(求刑懲役2年6か月) 2001年2月27日 - 山陽道死亡事故で大阪地方裁判所の懲役1年10か月実刑(求刑禁固1年6か月) 2005年9月9日 - JR阪和線置石事件で大阪地裁の懲役3年実刑判決(求刑懲役2年) 2007年7月27日 - ペッパーランチ事件で大阪地裁の懲役12年判決(求刑懲役10年) 2007年10月2日 - 外山恒一道路交通法違反事件で鹿児島地方裁判所の罰金12万円判決(求刑罰金1万5000円) 2010年5月19日 - さいたま市強制わいせつ致傷事件でさいたま地方裁判所の懲役8年(求刑懲役7年) 2010年7月14日 - 暴力団員による殺人事件の共犯少年の裁判員裁判でさいたま地方裁判所の懲役10年の定期刑(求刑懲役5年以上10年以下の不定期刑) 2010年9月14日 - 秦野市模型店主殺害事件の裁判員裁判で横浜地方裁判所の懲役20年(求刑懲役18年) 2011年4月28日 - 大阪府警警部補脅迫事件で大阪地裁の罰金30万円(求刑罰金20万円) 2012年1月27日 - 岩手県雫石町の立てこもり事件で盛岡地裁の懲役14年(求刑懲役13年) 2012年3月21日 - 寝屋川1歳女児虐待死事件の大阪地裁裁判員裁判で、傷害致死罪に問われた両親に対し、凄惨な暴行や児童虐待の社会問題化を重視して、求刑の1.5倍の懲役15年判決(求刑懲役10年)。控訴審も両親の控訴を棄却。2014年7月14日、最高裁は一・二審判決を破棄し、父親に懲役10年、母親に懲役8年の判決を言い渡した。この判決では過去の量刑との公平性を重視し、「従来の傾向を変えるような場合には、具体的に説得力をもって理由が示される必要がある」としている。これ以降、裁判員裁判での求刑超え判決は減少傾向にある。 2012年7月30日 - 大阪市平野区で発達障害者(アスペルガー症候群)が姉を殺害した事件(平野区市営住宅殺人事件)で、大阪地裁の懲役20年(求刑懲役16年)。控訴審では懲役14年に減刑。最高裁で確定 2012年8月7日 - ストーカー男性による、元同僚女性宅への放火・殺人未遂事件の裁判員裁判で、大阪地裁の懲役19年(求刑懲役18年) 2012年11月8日 - 2011年11月に兵庫県伊丹市で発生した交通死傷事故の裁判で、神戸地裁の懲役16年(求刑懲役15年) 2013年7月19日 - タレント・江頭2:50の全裸事件(公然わいせつ罪)で、東京簡易裁判所の罰金20万円の略式命令(求刑罰金10万円) 2015年6月5日 - 4歳の娘を虐待し、傷害罪に問われた母親の裁判で、福岡地方裁判所小倉支部の懲役8月・保護観察付き執行猶予2年(求刑罰金20万円)。罰金刑の求刑に対し、懲役刑が言い渡されたケース。 2016年1月25日 - 青森県平内町で兄を殺害した男(事件当時66歳)に対する裁判員裁判で、青森地方裁判所の懲役12年判決(求刑懲役11年)。同年6月2日、控訴棄却。上告せず確定 2016年3月18日 - 静岡県湖西市で放火して母親を殺害した男に対する裁判員裁判で、静岡地方裁判所浜松支部の懲役10年判決(求刑懲役9年)。検察・弁護側双方が心神耗弱を争わなかったが、判決ではこれを退け、完全責任能力を認めた。同年10月18日、控訴棄却。2017年2月15日、上告棄却、確定 2018年12月25日 - 滋賀県近江八幡市で男性を監禁し、衰弱の上殺害した事件の被告人のうち1人の裁判員裁判で、大津地方裁判所は懲役20年判決(求刑懲役18年)。2019年8月23日、控訴棄却判決。2020年6月12日、上告棄却、確定 2019年6月12日 - 千葉県柏市で銀行員の男が妻を殺害した事件で、犯行を手助けしたとして殺人幇助の罪に問われた銀行員の母親の裁判員裁判で、千葉地方裁判所は懲役7年判決(求刑懲役6年)。同年12月10日、東京高裁で求刑どおり懲役6年に減軽判決 2021年5月28日 - 兵庫県姫路市の県営住宅で男が交際相手を殺害した事件で、殺人罪に問われた男の裁判員裁判で、神戸地方裁判所姫路支部は懲役22年判決(求刑20年)。 2021年7月29日 - 出会い系サイトで知り合った女性7名を脅して、福岡県福岡市の山中で手足を縛って性的暴行を加えるなどした事件で、強盗・強制性交等、強制わいせつ致傷などの罪に問われた男の裁判員裁判で、福岡地方裁判所は懲役16年と懲役25年を合わせた懲役41年判決(求刑40年)。 2021年8月5日 - 千葉県浦安市で軽乗用車を飲酒運転し、大学生の乗るバイクに衝突した後、大学生を約1.4キロ引きずり殺害した事件の加害者の男の裁判員裁判で、千葉地方裁判所は殺人罪の成立を認めた上で懲役16年判決(求刑15年)。
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