椽とは? わかりやすく解説

たる‐き【垂木/×棰/×椽/×榱/架】

読み方:たるき

屋根支えるため、棟から軒先に渡す長い木材。はえき。たりき。


えん【縁】

読み方:えん

《(梵)pratyayaの訳》仏語結果生じ直接的な原因に対して間接的な原因原因助成し結果生じさせる条件事情。「前世からの—」

そのようになるめぐりあわせ。「一緒に仕事をするのも、何かの—だろう」

関係を作るきっかけ。「同宿したのが—で友人になる」

血縁的、家族的つながり親子夫婦などの関係。「兄弟の—を切る」

人と人とのかかわりあい。また、物事とのかかわりあい。関係。「金の切れ目が—の切れ目」「遊びとは—のない生活」

(「椽」とも書く)和風住宅で、座敷外部面した側に設け板敷き部分雨戸ガラス戸などの内側設けるものを縁側外側設けるものを濡れ縁ということが多い。


読み方:ツルバミ(tsurubami)

クヌギ古名


基肄(椽)城跡

名称: 基肄(椽)城跡
ふりがな きいじょうあと
種別 特別史跡
種別2:
都道府県 2県以上
市区町村 筑紫野市三養基郡基山町
管理団体 基山町(昭13・323)
指定年月日 1937.12.21(昭和12.12.21)
指定基準 史2
特別指定年月日 昭和29.03.20
追加指定年月日 平成20.07.28
解説文: 天智天皇制四年、大野城ト共ニ太宰府防備ノ爲メ南北相對シテ築カレタルモノナリ。城阯ハ基山中心トシテ佐賀福岡縣下ニ跨リ、展望所、塹濠、土壘水門礎石、門阯等ヲ存シ山城トシテ規模頗ル雄大ナリ
天智天皇4年大野城と共に太宰府防備のため南北相対して築かれたものである。城は基山中心とした佐賀福岡県下に跨り、土塁城門水門建物礎石等が遺存し、規模雄大上代における山城として、城郭史上価値極めて高い。
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垂木

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:17 UTC 版)

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木造軸組構造。bが「垂木」
垂木鼻隠軒桁などが確認できる

垂木(たるき)は木造鉄骨構造などの建築における小屋組構造材である。棰(木へんに垂)とも書かれる。

軒桁-母屋-棟木の上に等間隔に渡される。垂木の上に野地板や構造用合板などを張り、屋根下地とすることが多い。

概要

多くは軒天井・鼻隠等をして隠してしまうが、構造上の垂木の下に勾配をゆるくして化粧材で作った垂木を並べて造られることもある。この場合、表に出ない垂木の事を野垂木(のだるき)、表に出された垂木のことを化粧垂木(けしょうだるき)という。萱葺や藁葺の屋根の場合は、竹が用いられる(垂木竹(たるきたけ))。ほかに、社寺建築では、斗栱と共に付けられている「尾垂木(おだるき)」や二軒(ふたのき)という垂木が2段、3段に配置されているもの(建物奥の「地垂木(じだるき)」と、手前の「飛えん垂木(ひえんだるき)」)のように装飾的な垂木もある。

配置

一般の木造建築では、流れ方向に平行に一定の間隔で配置することが多い。寄棟造などの隅木がある場合には、配付け垂木と呼ばれる隅木に影響されて長さの異なる垂木を隅木のある流れに配置する。

垂木を一定の間隔に配置することを垂木割り(たるきわり)という。垂木割りは、垂木の寸法上の中心線(以降、「芯(しん)」という)を基準とする「真納め打ち」と柱芯を基準とした「手ばさみ打ち」とがある。 一般の木造建築では、幅が約36ミリメートルに成[1]が約66ミリメートルの角材を、軒桁から母屋・棟木に約300ミリメートル間隔で渡されることがある。このような垂木割りを「踈割り(まばらわり)」という。社寺建築や古建築では、前述のものの他に、垂木の木口の幅と成の大きさの合計の分、内法(うちのり・内側の大きさ)で垂木の配置間隔をあけた「半繁割り(はんしげわり)」、成の分だけ配置間隔をあけた「本繁割り(ほんしげわり)」などの割り方がある。古来中国にみられる建築文化の影響圏にある古い木造建築や日本国内の寺院建築等では、棟から放射線状に配置された「扇垂木(おうぎだるき)」というものもある[2]

接合

垂木は、棟木、母屋、軒桁といった主要な構造材に接し、それらの構造材にビスなどによって固定されている。また、垂木が長くなる場合は、継ぎ手が生じる。以下は、その接合に関することである。

棟木との接合
棟木と垂木の接合部には、棟木の上に垂木を渡し、互いの木口を重力方向へ垂直に加工して接合する「拝み合わせ」、垂木の接合されるところを垂木の形に掘り、接合する「垂木彫り」、棟木に、垂木が接合される面を加工し棟木上のどこでも接合できるようにした「面欠き」などがある。
継ぎ手
梁間の大きい屋根を造る場合は、一般的に垂木材(約4メートル)として売られている材木では長さが足らなくなることもあるので、その場合は継ぎ足して延長する。継ぎ方には、継ぎたい材料の先端同士を突き合わせるように継ぐ「突付継ぎ(つきつけつぎ)」や、同じ角度で斜めに加工し、あわせて継ぐ「そぎ継ぎ」などが用いられる。いずれも、釘やビスなどで固定する。このとき継ぎ手は母屋等の固定できる部材の上とされる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 長方形の材の木口から見て、材を使用したときの縦の長さ
  2. ^ 近藤豊著『古建築の細部意匠』大河出版 1972年

関連項目

参考文献


出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 04:04 UTC 版)

発音(?)


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