月刊ファミ通Wave
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 22:50 UTC 版)
「ファミ通WaveDVD」の記事における「月刊ファミ通Wave」の解説
1998年6月30日、アスペクトより“ファミ通グループ初のCD-ROM付き雑誌”として、毎号プレイステーション(以下PS)用CD-ROMが付属したPS専門月刊誌『月刊ファミ通Wave』(8月号)が創刊された。同誌は1999年5月号(同年3月30日発行)にて一度誌面リニューアルを行ったのち、2000年3月号(同年2月16日発行)をもって「一時休刊」を迎える。最終号の巻末には、「DVDによる映像マガジンとして(3ヶ月もしないうちに)全面リニューアルする」という旨のメッセージが載せられた。
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「ファミ通WaveDVD」の記事における「月刊ファミ通Wave」の解説
誌面の傾向など アスペクトが発行していたPS専門の月刊ゲーム雑誌。定価980円。毎号PS用CD-ROMが付属し、ディスク内には体験版、ムービー(新作のプロモーション、業界のイベントニュース等)、特別なセーブデータなどが収録されていた。ディスクは雑誌綴じ込みのビニールポケット、もしくは厚紙台紙に封入という形をとっていた。 PlayStation 2が発売される前の2000年3月号で休刊となった。 誌面は全体的に当時の『ファミ通』本誌よりも若干上の年齢層、もしくはある程度のゲーマー向けに書かれた記事が多かった。レギュラーコーナーでは、海外ゲーム事情に関するものをはじめ、サブカルテイスト漂う読み物が目立つ一方、ヒットタイトルの売れた理由に迫るコーナーなど、比較的正統派な内容を扱ったものも連載されていた。 当時テレビ東京などで放送されていたファミ通提携番組『GameWave』との連動がうたわれ、1999年1月号からは表紙にも同番組のタイトルロゴが描かれるようになった。番組の誌上総集編や、メインパーソナリティであった伊集院光とアシスタントが案内役を務めるコーナーなども連載されていた。 同時期の競合誌(『HYPERプレイステーションRe-mix』、『電撃PlayStation D』など)と比較した場合、他誌が誌面よりもディスクコンテンツに比重を置いていたのに対し、本誌の場合は誌面のページ数が多め(100ページ前後。他誌は50〜70ページほど)で、ディスクとの比率が半々といったバランスであった。 CD-ROM収録コンテンツ(誌面との連動企画を含む) 付属CD-ROMを立ち上げると、オープニングとしてその号のダイジェストが表示された。撮り下ろしの映像コンテンツは、編集者がタレントさながらに出演するなど、その後の『ファミ通WaveDVD』につながる原型的要素を見て取れる。 体験版などの収録数は他の競合誌に比べるとやや少なめだったが、上述の通り誌面の拡充でこの点をフォローしていた。また、『ファミ通』本誌では誌面紹介のみに留まらざるを得なかった「やり込み企画」の映像が収録されるという点も、大きなセールスポイントであった。 その他、読者のセーブデータを持ち寄るコーナーや、PSソフト『カルドセプト』のオリジナルマップデータ配布などが独自企画としてあった。特定タイトルに注力したものでは、『パネキット』の製品版未収録のオリジナルフィールドがディスクに収録され、これを使用したスコア・タイムアタックが催されるなどもした。 主なレギュラーコーナー・連載 『アーケードゲーマーふぶき』 吉崎観音によるゲームコミック。1999年6月号においてページ順がバラバラの状態で掲載されるというミスがあり、翌7月号で「お詫び」が載せられた。7月号では当月分のエピソードに加え、正しいページ構成に修正された先月分のエピソードも再掲載された。 詳細は「アーケードゲーマーふぶき」を参照 おーいスーさんめし!! / ウェーブ伝言板(バラエティーWave / お便り波) 読者のネタ投稿および編集者との交流コーナー。『ファミ通』本誌における「町内会」、「LETTERS伝言板」に近い雰囲気を持つが、掲載時の報酬はガバスではなくオモチャ券だった。創刊時は「おーいスーさんめし!!」「ウェーブ伝言板」といったコーナ名だったが、のちの誌面リニューアルでそれぞれ「バラエティーWave」「お便り波」へ差し代わり、若干構成が変化した。 おしえてWave研究所 読者からのゲームに関わる技術の質問に対して、タレントの伊集院光扮する「所長」とアシスタントが誌面トーク(という体裁。実際はひとりのライターの手によるものだと思われる)で答えるコーナー。ファミ通の提携番組『GameWave』との連動企画であり、アシスタント役の女性は番組で代替が起こるごとに変わっていった。 補足 本誌創刊直前の1998年4月にも、同社からはPS用CD-ROM付きムック『スクウェアマニアックス'98』が発売されている。こちらの製作も「月刊ファミ通Wave」スタッフらの手によるものであり、表紙には「ファミ通Wave アスペクトムック」と冠されていた。発行時期的に、『月刊ファミ通Wave』の“プレ創刊号”といった趣の誌面である。 遡れば、『月刊ファミ通Wave』以前にもアスキー(※アスペクトではない)発行のPS用CD-ROM付き雑誌として、『テックプレイステーション』が存在した。本誌創刊時には既に廃刊していたが、関連企業(当時)発行ということもあり、誌面の雰囲気には互いに共通する部分もある。ただし、あくまで『月刊ファミ通Wave』は『ファミ通』の、『テックプレイステーション』は『TECH Win』の流れを汲んだ雑誌であり、基本的に両者に内容面での繋がりはなかった。
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