最終話・コンフィデンスマン編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:08 UTC 版)
「コンフィデンスマンJP」の記事における「最終話・コンフィデンスマン編」の解説
★は主要ゲスト・「オサカナ」 鉢巻秀男(はちまき ひでお)★ 演 - 佐藤隆太 例によってコンフィデンスマンから足を洗い引っ越し会社の主任として働くボクちゃんが出会った男。ボクちゃんに対し過去に母の遺産を結婚詐欺で全て奪われ、その詐欺師はダー子とリチャードではないかと話す。憤慨したボクちゃんは秀男をダー子が居住するスィートルームに招くが、その際、秀男は屈強な部下を引き入れ部屋に押し入り、コンフィデンスマン達を拘束する。 正体は中国系マフィア組織「新・新宿金虎幇」のボスであり、別名孫秀男(そん ひでお)。中国系マフィアの父と離れ母親と香港でレンタカー屋を経営していたが、父の死により5年前に来日、「新・新宿金虎幇」を立ち上げ15億を稼いだ上で、父を騙し死へと追いやった詐欺師「子犬」への復讐を企み、マフィアネットワークの情報や五十嵐による裏切りで子犬がコンフィデンスマン達ではないかと突き止める。一方で父からは愛されず追い出されたことからファザコン気味の性格となってしまっている。 コンフィデンスマン達の素性も全て調べ上げており、ダー子は「孤児院出身の『藤沢日奈子』」、ボクちゃんは「詐欺師だった母の跡を継いで腐れ縁を続けている『西崎直人』」、リチャードは「元・セールスマンの『鎌田清』」と正体を明かし、「子犬」が誰であるか吐かそうとするもリチャードとボクちゃんは子犬は自分だと告白。また、コンフィデンスマン達に、3人の持ち金合わせて15億を自身の口座に振り込めば命だけは助けると告げるが、その約束を反故にし、リチャードが密かに呼んだ警察が近づく中、銃で3人を撃って撤収する。 しかし、実は秀男自身がかねてからダー子達のターゲットにされており、撤収中のリムジン内で見た「名探偵 海老河原の冒険」で自分が見つけ出した3人の本名だと思っていた名前が登場人物のものと一致していることに驚愕。そして、自分が撃った銃が、実は秀男に寝返ったふりをしていた五十嵐によってすり替えられた発砲すると血のりがでるニセモノの銃であり、また3人の本名や経歴も全て嘘と、上記全てがトラップだったことが判明。さらにダー子達の計略により、3人によって振り込まれた15億に加え、自身の15億円の計30億を、現場から去った隙に口座から移されて奪われる。急いでホテルに戻り、本物の警察(武装済み)もダー子達が仕込ませた偽物と踏んで襲い掛かるが返り討ちとなり、部下もろとも捕縛される。 なお、このエピソードの次に第1話の矢作久美子・石崎社長だましが行われており、時系列的には「エピソードゼロ」に当たる。 劇場版の「ロマンス編」にも登場しており、出所した彼は改心し、再び母とレンタカー屋を営むも、そのレンタカー屋をランに潰され、彼女へのデモに参加していた。 孫秀波(そん しゅうは) 演 - 麿赤兒 鉢巻秀男の父。かつて新宿一帯を根城にしていた中国系マフィア「新宿金虎幇」のボス。 主に「薬品」を扱い巨額の利益を上げていたが、5年前にブローカー「子犬(ダー子)」から持ち掛けられた新規開拓ルートに15億円を支払ったものの全て片栗粉に替えられるという詐欺にあってしまう。そこから組織は急激に力を失い、事実上消滅。失意のまま孤独に死ぬ。 秀男と妻に対しては暴言を吐いて追い出していたが、あくまで自分と同じ裏世界に入らぬよう距離を置いており、死の直前にも「子犬」の事を追いかけぬよう言っていたが、皮肉にも自身の死が秀男を復讐に走らせるきっかけとなった。 「子犬」に対してはかつて妻が作ってくれた「手作りのイチジク入りエッグタルト」を渡してくれたおかげで全幅の信頼を置き、口座の暗証番号を二重にしたうえで「自らのルーツ」として「母親の誕生日」と「生まれた家の番地」にすべきと言っており、秀男は父の言うことを守って同様の暗証番号を使っていた。 海老河原幸吉(えびがわら こうきち) 演 - 袴田吉彦 鉢巻が来る前にダー子とリチャードが見ていたDVD「名探偵 海老河原の冒険」の主人公。 コンフィデンスマン達が撃たれる直前にダー子が「死ぬ前に犯人を見ておきたかった」と言ったことから餞別代わりに鉢巻がDVDを奪って撤収後にリムジン内で視聴するが、トリックおよび犯人の名前こそが今回の詐欺そのものであるという鉢巻に対してのネタバラシを兼ねていた。 ひろみ先生役 演 - 上地春奈 ダー子が用意した「子猫ちゃん」の1人。藤沢日奈子(ダー子)が育った孤児院の先生に扮する。 ボクちゃんの母役 演 - 戸田菜穂 ダー子が用意した「子猫ちゃん」の1人。西崎直人(ボクちゃん)の母・信江に扮する。 「息子の直人に詐欺まがいのことをさせていたが、逮捕・実刑をくう。出所後は札幌でスナックを一人で切り盛りしており、幼い頃の藤沢日奈子とも面識があった」という設定。 孫秀波の部下 演 - 野間口徹 3人が示し合わせていた「子犬」のイメージとして登場した架空人物。 「40代男性で、地味で眼鏡だが、4ヶ国語を操る天才で、仔犬のモノマネが得意」という設定。 子供 演 - 網本育夢、鈴木元治、戸井田竜空、浜岡結生、細井鼓太、向中野咲奈、湯川颯、渡邊詩
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