最終話の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:37 UTC 版)
シーズン1 最終話では、人工的に地震を起こしてグレイズ地区を壊滅させようとする「事業」(The Undertaking) の首謀者であるダーク・アーチャーことマルコム・マーリンをオリバーが倒す。地震発生装置はフードの男を信じることにしたランス刑事とフェリシティによって解除されるも、代わりにマルコムが隠していた予備の装置が起動し、グレイズ地区を大地震が襲う。グレイズ地区の法律事務所に居残っていたローレルは燃えるビルの中で身動きが取れなくなるが、トミー・マーリンに救われる。しかし、トミー自身は逃げ遅れ、駆けつけたオリバーに看取られながら英雄的な最期を迎える。 トミーの死は多くの視聴者を驚かせた。マルコムの息子であるトミーはシーズン1の中盤から親友のオリバーと仲違いしており、シーズン2ではサム・ライミ版『スパイダーマン』のハリー・オズボーンのように父の後を継いでダーク・アーチャーになると予想されていたからである。 トミー役のコリン・ドネルが自身の演じるキャラクターの死について知ったのは2013年2月のことで、マーク・グッゲンハイムとアンドリュー・クライスバーグからミーティングで直接伝えられた。ドネルの次に知らされたスティーヴン・アメルはドネルと2人でコーヒーを飲みに行った際、言葉に詰まったという。しかし、ドネル自身は物語上必要な措置だったと割り切り、2013年夏以降はニューヨークで舞台を中心に活動している。 マーク・グッゲンハイムはトミーの死について、「今のインターネットの時代に観客を驚かせることはなかなか出来ないので反響に満足している」としつつ、この作劇に至った理由を「シーズン1をオリバーが挫折と敗北を味わう形で終わらせたかった」「死ぬことによって一番大きなインパクトを与えるキャラクターは誰かと考えた時、トミーが候補に挙がった」「キャラクターを殺すのは簡単なことではない。生かしておくよりも大きな利が得られなければならない」と述べた。 トミーの死はシーズン2以降、登場人物たちにとって大きな意味を持つことになる。
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