インターネットの時代
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「全英シングルチャート」の記事における「インターネットの時代」の解説
2005年、ウェス・バターズが司会を務めるUK Top 40が最終回を迎えた。チャート番組は4月16日締めのチャート週をもって根本的に新しくなった。この週のチャートからシングルチャートは物理媒体による売上と合法的なダウンロード数を足したものになった。数回のテストを経て、公式なダウンロード・セールス・チャートは2004年に発行された。だがこのオフィシャル・シングル・チャート内での組み合わせは時代の変化を映し出していた。物理媒体でのシングル売り上げが減少していたからだ。2005年4月17日、ホストのJK、JoelがBBCラジオ1の番組内で述べたところによると、ダウンロード・セールスを組み合わせたことが、結果としてシングル・セールスを倍増させたという。 初め、レコード販売店協会はダウンロード販売の一般化は街中でのビジネスを難しくすると恐れていた。協会はデータとしてのみ使用できるシングルを含めることは消費者に混乱を招き、店舗のセールスラックとのギャップを生むと主張した。しかし協会は店舗での売り上げがある時にのみデジタルセールスをシングルセールスに含められるというルールに同意した。最小売り上げ枚数を設定していなかったために、ゴリラズは300枚限定のシングルレコード「Feel Good Inc.」を2005年4月12日に発売した。この発売は一般発売よりも一ヶ月早かった。このことでチャート初登場22位を達成し(最終的に最高2位になった)、そしてトップ40に長いこと在籍した。 音楽業界の様々な方面から圧力を受け、2006年に2回目の妥協に至った。現在ではシングルが物理媒体をリリースする前にダウンロードだけでチャートに載せられるようになった。ブラック・アイド・ピーズやニーヨは結果としてチャートに早く載るようになった。2006年4月2日にはナールズ・バークレーの「Crazy」がダウンロードのみで1位になった最初の曲となった。修正されたルールによって、シングルは物理媒体が消えてから2週後にチャートから消えるようになった。「Crazy」は11週後に5位から圏外となり、ネリー・ファータドの「Maneater」は10位から圏外になった。
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