最終話の放送休止
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「School Days (アニメ)」の記事における「最終話の放送休止」の解説
最終話(第12話)は公式な発表こそ行われなかったものの、最速局のtvkでの放送日である2007年9月18日深夜(9月19日未明)の前日に当たる9月18日未明に発生した京田辺警察官殺害事件の影響により地上波の全局で放送が休止され、そのまま実質上の打ち切りとなった。その際、マスコミにも大きく取り上げられたため、その内容が話題となった。 tvkでは最終話の差し替え番組として紀行番組が放送されたが、その中でソグネ・フィヨルドを航行していたフェリーのキャプチャ画像が英語圏の匿名掲示板「4chan」へ投稿されて「Nice boat.」というコメントが付いたことが話題となり、Yahoo! JAPANの時事ワードランキング(2007年9月13日 - 9月23日)で第10位に、未来検索ブラジルの『ネット流行語大賞 2007』(2007年12月14日)で第5位にそれぞれランキングされた。これを受け、オーバーフローは2007年冬のコミックマーケット(以後、「コミケ」と表記)73で、「Nice boat.」を自社ブース名として使用している。なお、その際には自社ブースでごとうじゅんじによる18禁同人誌『無料配布Days』が商品購入者へ先着順で無料配布された。詳細はSchool Days#備考を参照。 地上波の1週間遅れで放送中だったAT-Xでは、朝帯や昼帯の放送分は第11話の再放送へ差し替えられたうえ、夜間帯のみの放送となった。また、同日には秋葉原UDXでオーバーフロー主催の試写会も行われた。これには当初、「未開封の『School Days』か『Summer Days』を持参する」という参加条件が告知されていたが、参加希望者やファンから批判の声が相次いだため、「開封済商品持参でも参加可能」と変更された。 こういった話題が生まれた最終話について、言葉の担当声優の岡嶋妙は「こんな結末ですけど、やってて楽しかった」、世界の担当声優の河原木志穂は「平川さん(主人公・伊藤誠役)の死にっぷりが素敵で、そのおかげでテンションがすごく上がった」とそれぞれ述べている。 この事例を分析した、社会学の学術研究も存在する。また、月刊アフタヌーン2011年5月号の漫画『げんしけん』では登場人物が本作のコスプレを行う上、「Nice boat.」がセリフに登場する[要ページ番号]。 その後は目立った動きはなかったが、2011年12月27日には『ニコニコ生放送』でネット配信イベント『【R-18】ニコニコアニメスペシャル DVD版「School Days」一挙放送』が行われた。DVD版マスターを用いてのネット配信や全12話完全放送、そして18禁指定は、今回が初である。そういった要素に加え、運営も上記の「Nice boat.」やそのアスキーアートをコメントに用いたことから大反響を呼び、来場者数は25万人超、コメント数は1,041,936を記録した。イベント終了後には『SHINY DAYS』の宣伝生放送が行われ、メイザーズぬまきちが出演した。
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