最終調査報告書・裁判
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2011年1月20日になってようやくマッターホルン・ゴッタルド鉄道は事故の最終調査報告書を発表した。(ドイツ語)(Archive)事故調査委員会によれば、事故の原因は制限時速35km/hの区間を56km/hで走行した運転手の過失に他ならないとしており、委員会からは安全管理システムの敷設・徹底化と運行記録のデジタル化についての指導を受けている。但し、経営陣の進退問題や運転手に関しての処遇対応などは2011年1月31日の段階で明らかにされておらず、また事故発生直後も原因が明確化されないままに通常運行がなされ以前と同様の動員集客・広報を行ないツアー等を継続していた同社の対応については幹線鉄道ではなく観光鉄道であるという面から考慮しても、一抹の不安と多くの疑問を抱かざるを得ない。2011年3月、ヴァリス州の裁判所は運転士の過失を認定、執行猶予の付いた罰金刑の判決を出した。
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