最終話(第39話)と仮面ライダーシリーズ終了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 01:13 UTC 版)
「仮面ライダーストロンガー」の記事における「最終話(第39話)と仮面ライダーシリーズ終了」の解説
本作品は当初、全52話(4クール)での終了を予定していた。だが、初回視聴率が振るわなかった上に数字は下降を続け、それまでとは逆に関西の視聴率が関東を下回るまでに至った。これは放送時間が30分早まったため、日没の遅い関西で子供たちの帰宅時間と合致しなくなったからである。 視聴率最高最低平均関東 15.7% 13.0% 14.7% 関西 13.5% 10.0% 12.7% 毎日放送は6月から「番組強化キャンペーン」を展開したものの、結局本作品をもって仮面ライダーシリーズの終了を決定した。これは、毎日放送の左近洋一らの、「人気のある内に終わらせよう」との意向によるものである。 「有終の美を飾りたい」との毎日放送側の計らいによって、最終話(第39話)は藤岡弘以下、歴代の仮面ライダーが素顔で全員客演し、原作者の石森章太郎も山田稔と共同で監督を務めるという布陣となっている。各俳優のスケジュール調整には相当な無理があったらしく、揃っての撮影は1日のみであった。7人の仮面ライダー全員が素顔で揃ったのはこれが最初で最後であった。予告では「仮面ライダー最終回」とアナウンスされ、シリーズの最終回を強調されていた。本作品の撮影終了後、仮面ライダーシリーズ終了記念パーティーが開催された。 終了後も土曜19時台では引き続きMBS制作によるテレビ番組の放送が継続され、NET系時代末期に穴埋めとして放送された後、視聴者から再開要望が多く寄せられていた『まんが日本昔ばなし』が本作品の後番組に充てられ、『クイズダービー』『8時だョ!全員集合』とともに、1970年代後半から1980年代前半におけるTBS系土曜ゴールデンタイムの看板番組として定着することになる。毎日放送・東映・石ノ森章太郎による特撮ヒーロー路線は、金曜19時台の『宇宙鉄人キョーダイン』に引き継がれた。
※この「最終話(第39話)と仮面ライダーシリーズ終了」の解説は、「仮面ライダーストロンガー」の解説の一部です。
「最終話(第39話)と仮面ライダーシリーズ終了」を含む「仮面ライダーストロンガー」の記事については、「仮面ライダーストロンガー」の概要を参照ください。
- 最終話と仮面ライダーシリーズ終了のページへのリンク